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商品を売りたいのに商品を売っちゃダメ?!WEEK8

家族が自宅自粛で早朝しかゆっくり自分の勉強時間が取れなくなってしまって早3ヶ月弱…この生活もペースつかむのになかなか試行錯誤しましたよ(笑)学校再開も連絡がきて、自分のペースで勉強も仕事も出来る時間が少しは増やせそうなので、いつでもガッと加速させられるように勉強の習慣やスピードは手を緩めずにコツコツ積み重ねていこう!と改めて感じた昨日。頑張りましょう!

こんなに大事なブランディング

WEEK8はブランディングの話。何だかすっごく大事そうですよね。ブランディングってそもそもどんな役割って話から。

マーケティング… TO→特定の人 「好きです」と言う
広告… TO→特定の人 「好きです」「好きです」「好きです」と言う
PR… TO→特定の人 「あなたのことが好きみたいよ」と言う
ブランディング… FROM←特定の人 TO→自分 「あなたのことが好き」と言わせる

なのでブランディングは百発百中のものなので、ブランディングをしっかりせずに広告やマーケティングにいくら経費をかけてもうまくいかないということなんです。
相手から「好き」と言われる方法があるなら、これを使わない手はないですよね!最強!
私が某大手メーカーでMDしていた時、これやれてたか…?いや、全然やれてなかったよねW広告、PRにめっちゃお金かけてたっていう竹花氏が言ってたダメな例でした(爆)

でですよ、ブランディングって言っても4つに分けられます。

コーポレートブランディング…HP、ロゴ、企業パンフ…
プロダクトブランディング…価格、パッケージ、デザイン…
マーケティングブランディング…チャネル、ターゲット、メディア…
セールスブランディング…販売方法、提携先選定、顧客選定…

こうやって分類して見ると、確かにな、と思えますね。
そしてブランディングがないと、恐ろしい負のスパイラルが待っています。

①価格競争に巻き込まれる→②サービス競争が起こる→③自社コストが増える→④利益率低下→⑤コスト削減をせまられる→⑥PR削減→⑦シェア低下→①に戻る…

怖いですね。でもこのスパイラルはうまくいかない時に陥りがちなスパイラル。ブランディングがしっかりしていない証拠だったんですね!

1 コーポレートブランディング

まずコーポレートブランディング。ここで衝撃の発言が。
「競合は意識はするが、競合を作ってはいけない」と。
コーポレートブランディングは「自分達は○○だが○○ではない」と明確に断言しなければいけないんです。ん???難しいですよね(笑)
例えば、Googleは広告収入が90%を占めるけど広告会社じゃない、と明言して多くの広告会社との安易な価格競争をしないようにしているそう。
だから自分が○○でもやすやすと○○の中に入って競争を始めちゃだめなんですね。これ出来てなかったなー!

2 プロダクトブランディング

そしてプロダクトブランディング。
ワークショップがすごく分かりやすかったのでこれもシェアしますね。

シャングリラホテルのマネージャーとして、1杯のカフェラテを出すとなるといくらで出すか?
アンケート結果では500円なら100人中100人が頼む。1,500円なら0人。
また1杯あたり提供に全ての経費が300円かかる。

ここで、じゃあ500円で!とやってしまうと全くブランディング出来ていないことになってしまいます。ビジネスでは「いくら売れるか」より「いくら残すか」がとても重要なので、この場合の適正価格を出していくと、

500円で売ったら(100人) 売上50,000円 コスト30,000円 利益20,000円
750円で売ったら(75人) 売上56,250円 コスト22,500円 利益33,750円
1,000円で売ったら(50人) 売上50,000円 コスト15,000円 利益35,000円
1,250円で売ったら(25人) 売上31,250円 コスト7,500円 利益23,750円

で、利益が一番高いのは1,000円で売った時になりますね。なのでこの価格がこの場合適正価格ということになるんです。価格設定…こんな作業をやらずに今までやってこられたのはラッキーだったのかもしれないです(汗)

そして適正価格の1,000円で話が終わるのではなく、それ以上の価格にするのは挑戦ゾーンでここにビジネスの楽しさややりがいがある重要なゾーンとのこと。1,000円以下は切り捨てていいゾーンということになりますね。
だから世間の相場で売ろうとしてはダメってことです。この価格を上げる時に必要不可欠なのが、「付加価値」。
この付加価値には「空間付加価値」「商品付加価値」「サービス付加価値・エンターテインメント付加価値」があるけど、頭2つは当然コストがかかりますよね。すぐに実行できて効果抜群なのは「サービス付加価値」。これをすぐにやるべきですね。

3 マーケティングブランディング

次にマーケティングブランディングでも事例が。
スタバはマックの100円コーヒーがあるにもかかわらず、なぜ売れるのか?スタバは直営でマックはフランチャイズ。マックは売上を上げるために回転数を上げたいから席数を増やしぎゅうぎゅうな店内。だからコーヒーも100円で売らなければならない。
でもスタバは儲けファーストではなく、1席1席の間をしっかり空けてお客さんがゆったり過ごせることを前提にしているからあの価格で売れている。
何となくは分かっていたけど、こうやって改めてまとめてみるとだからあの空間なのか、あの価格なのか、と納得がいきますよね。

4 セールスブランディング

そしてセールスのブランディング。
例えばヤマハはピアノを売りたいのであれば、ピアノ教室を開く。そしたら相手からピアノが欲しいと言ってくる。ABCクッキングなら、ECでクッキング商材を売りたいからクッキングスタジオを作っている。
つまりその商品を売りたいなら、その1つ手前の売り方のブランディングがとても重要なんですね。
売りたいのであれば、その商品のまま売っちゃダメで、商品やサービス以外の付加価値をPRすることということなんです。

今回のブランディングの話、ふわっとしか分かってなかった部分はよりしっかり腑に落ちたし、分かってたつもりで全然分かってなかった部分は「ほう~」とうなってしまうほど納得の回でした!
これがビジネスなんだな。次回はロジカルシンキング。これも多分、頭がパッカーンになる予感がします(笑)






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