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Stage for Cinderella 2022 結果についての考察

イヴ・サンタクロースが1位となり終幕したStage for Cinderella 2022。

1位おめでとうございます。。

誰が1位となっても誰かしらが文句を言うという毎年恒例行事もありながら、1年かけた総選挙が終わったわけだが、せっかくなのでこの結果について考察してみたいと思う。

イヴ・サンタクロースの快挙

予選ではイヴはGroup Dの6位。プレーオフ1位での本選出場の勢いそのままで本選1位を獲得した。しかもボイス未実装アイドルでだ。

ではなぜ今回の結果が生まれたのか。

プレイオフ1位

プレイオフ1位の姿

課金票が無い選挙戦であったため、担当Pの立ち回りの上手さがものをいった(票交換の交渉で、勝ち上がり5名の担当Pにプレーオフ時の投票まで依頼していたなど)のもあるだろうが、やはり浮動票のほとんどが開催時期が一番近いGroup Dの6位であるイヴがそのまま流れたと思われる。
もう1点は、イヴが「期間限定SSR特化型アイドル」であることも、投票先として選ばれた理由にあるかもしれない。

本選の投票先は21人であった

実は今回の総選挙で一番大きな相違点はここである。
これまでの総選挙では、全アイドルが投票先になっていた。
いや、ルール見ればわかり切ったことだろう」と言われることだろうが、少なくとも私は選挙結果を見て改めて実感した。
この21人以外のアイドルの担当Pの票は浮動票である。

ボイス未実装唯一の本選出場

ルール上、各予選Group上位5名での本選出場はその時点でボイス実装が確定する。そのため、ボイス未実装で本選出場する可能性があるのはプレーオフ1位ただ一人だ。つまり、イヴがプレイオフ突破の時点で、それ以外のボイス未実装アイドルの担当Pの票は、全て浮動票になった。

Group A 4位 ボイス獲得
Group D 5位 ボイス獲得
Group B 3位 ボイス獲得

ボイス実装を望む声は根強い

未だ半分以上のアイドルに声が実装されていない。
※コメントでご指摘有り、半分以上のアイドルに声の実装はされておりました。190人中96人ボイス実装済みとのことです。
ボイス無しアイドルの担当Pは、自分の担当アイドルに早く声を実装させるためにも、一人でも早くかつ多くのアイドルにボイスが実装されることに不利益は無いのだ。
一方、ボイス実装済みアイドルの担当としては、イベントや楽曲、新規カードの登場頻度が下がることを嫌がる意見もあるものの、本選挙の結果に否定的な感想ツイートでさえ「ボイス選挙は別枠に」など、ボイス実装自体を否定する意見はほとんど見られなかった。

個人的にはちづしん、GIRLS BE(できればNEXT STEP)の曲が聞きたいなぁ…ハッ

これは私見ではあるが、デレステの強みは「順にボイス実装できるほどアイドルがいる」ことだ。
最初期からのボイス実装アイドルの声優の方々は既に10年近く活動している。当然、実力も実績も持ち、デレステ以外の仕事も多く抱える多忙さ、更に加齢に伴う体力的な問題の為、リアルライブへの参加が出来なくなっていくことだろう。
そこで新たにボイスを実装したアイドル達の声を若い声優の方に担当してもらえば、彼女らをメインにリアルライブを続けられるのだ。
コンテンツの継続性、マンネリを防ぐためにも、新要素としてのボイス実装は不可欠だろう。
(デレステというゲームアプリ自体は既に老朽化著しいので、そのうち改築や新築が必要ではあるが)

以上からの考察

ボイス実装を望む」「主にボイス未実装アイドルの担当Pの浮動票」を「プレイオフ1位で本選唯一のボイス未実装アイドル」となったイヴが全て獲得した。これがイヴ1位の理由だと考察した。

もうちょっと考察

まずは得票数を見てみよう。

公式ページからの画像引用

1位 イヴ・サンタクロース 8,252,071票
2位 一ノ瀬志希 7,733,033票
3位 高森藍子 5,352,037票
4位 高垣楓 5,267,980票
5位 久川颯 4,998,870票
6位 佐藤心 4,987,212票
7位 神谷奈緒 4,947,082票
8位 依田芳乃 4,747,697票
9位 久川凪 4,512,633票
10位 佐久間まゆ 4,361,395票
公表されている票数の合計で55,160,010票。
一方、直近のアタポンの参加者は約120,000人。
無課金票だけで単純計算120,000x924=110,880,000票。
当然全員が満票持ち、投票参加していないことを考え8割程度と仮定すると約89,000,000票だ。
更に11位以下が200,000票ずつ差がついているとするなら、全投票数が約89,000,000票となる。
仮定の上の仮定は承知のうえだが、無課金票と全投票数がほぼ一致するということは、本選の課金票はかなり少なかったのではなかろうか。
そもそも予選落ち勢が本選に課金する理由は低く、本選出場勢としても予選での課金で懐事情が厳しいことは想像に易い。
そうなると無課金票の影響度がこれまでの総選挙と比べ物にならないくらい大きくなり、先に述べた浮動票を取り込める十分に理由があるイヴが1位になるのは必然だったのだろう。
なお、志希については、第10回総選挙の2位でもあり、担当Pの多さ、課金力とも実績があるため、元々の自力+「前回2位だから今回は1位を」という浮動票をある程度取り込めた結果、3位と大きく差をつけた2位となったと思われる。

第10回総選挙2位のしきにゃん

次に出口調査(Twitterでの「Stage for Cinderella」の投票ツイートを集計)を見てみよう。

出口調査でもイヴは1位であった。
サイトの方で確認頂けると良いのだが、各Groupでの出口調査結果だと上位にいたボイス未実装アイドルが、実際の結果では大きく順位を落としている。本選と予選Groupでの投票方法の違い(1名投票か5名投票)もあるので、本選では出口調査の結果がほぼストレートに実際の結果を反映したのだろう。

面白いのは楓さんの結果で、出口調査では12位だが実際の結果は4位と大きく順位が上がっている。これは高垣Pの心の余裕(シンデレラガール経験済み)が見て取れる。(文香についても同様の傾向)
一方、シンデレラガール未経験かつチャンスが見えた奈緒P、まゆPは懸命のアピール、泉PライラPの「声はまだかぁ!!」と興奮して荒ぶる様子、ボイスまで発表済みの聖を見ながら満足顔で優しい微笑みを讃えるしかできない感のある聖Pも見て取れよう。

最後に

今回のStage for Cinderella 2022、予選の組み分け、開催順、ボイスの有無など、何か一つ違えば全く違う結果になっていた。
イヴが1位になったのは運が良かったことは否定できないだろうが、それは誰に対しても言えることだ。予選から彼女を応援し、彼女の魅力を伝え続け、課金含め相応の努力をしてきた担当Pの力があってこその結果である。

正直なところを言うと、イヴが1位とTwitterで知った時「え、なんでこうなった…?」というのが最初の感想だった。
だってネタキャラじゃん!?サンタクロースなんて正体はお父さんでしょ!?トナカイだってあんなデフォルメキャラだし世界観違うじゃん!?それでいいの?
…いやいや、サイキッカーがいて、四六時中イグアナを抱える少女がいて、幽霊が見える子だっていて、忍者がいて、猫と話せる子がいて、常に幸運な子も不幸な子もいて、神通力を使える子だっていて、オーバーテクノロジーを扱える子がいて、自称17歳の実年齢〇〇歳の子…はまぁいいか。そんな世界観だからいいんだよ。

しかしこのように冷静に分析してみると納得できるものだし、多くの人がイヴに投票した事実がある。コンブと段ボールを脱ぎ捨て総選挙曲専用衣装を纏いライブ歌う姿と歌声を楽しみにしたい。
(コンブと段ボールは着るものではありません)

それでは、改めてイヴPの皆様におめでとうの言葉を贈らせて頂き、終わりにしたいと思います。


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