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塾には入った方がよい?【都立中入試:①】

都立中入試に関して、おそらく一番の悩みの種は「塾選び」だと思います。
我が家の経験からお話すると、正直なところ塾の力は必須…というより、塾がもっている「情報量」の存在は大きな力になりました。私もそれなりにインターネット、口コミ、小学校の卒業生からの声などで情報は収集していましたが、塾の情報量に個人で到達することはかなり難しいと思われます。

おそらく多くの方が疑問に思うのは「入試(適性検査)」で何点取ったら合格できるの?ということかと思います。都立中各校において、いわゆる「合格最低点」は明示されていません。また、インターネット上を検索しても「5割くらいでも受かった」「6割でも合格できなかった」といった経験談があるくらいだと思います。

都立中入試は適性検査だけでなく、調査書(5,6年生での通知表)の得点も含めての合否判定が行われます。したがって、当日の得点云々の話は、調査書をふまえなければあまり意味をもちません。
この点、都立中受験生を抱えた経験のある塾においては各校の合格ラインを概ね把握しているといってよいと思います。どの塾でも、受検が終わった後、記憶をたどって答案を再現し、開示された得点をもとに合格ラインの分析を行っているからです。したがって独自のものであるこの合格ラインに関する情報は、どの塾でもあまり公に出すことはないと思います。
6年生の2学期を終えた時点(1学期の時点でもおおよそ)で調査書の得点は決まりますから、合格ラインがわかっていれば受検当日に必要な得点が明確になります。この点は受検する当人にとって非常に目的意識をもちやすく、勉強に励むモチベーションにつながりやすいと思います。

この内容をお読みいただくと、やはり「どの塾を選ぶか…」が気になりますよね。一つ言えることは、都立受検生を多く経験した塾の方が情報が多いということです。この点は間違いないと思います。一方で広告に出ている実績を鵜呑みにしないということも大切だと思っています。次回はこの「塾選び」についてお話させていただこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

ソロモン

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