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API 560 グラフィックEQのお話

 最近座ってる時間が長くなり、腰が痛くなりました😭
歳だーなんていうと諸先輩方からパンチでも飛んできそうなので、密かに体幹トレーニングしたりしています💪

 さて以前にAPI 550Aについて書いた文章があるのですが、その続きとして、API 560について書きたいなと思います。


グラフィックEQってなんだ!?

 グラフィックEQって聞いた事ありますか?DTM界隈では、あんまり多くないタイプのEQですけどね。とりあえず見た目から見ていきましょう。

 Logicユーザーの方やwavesやIK multimediaのバンドル持っている方なら、見覚えあるかもしれませんね。こちらはUniversal Audio社のモデリングしたAPI 560です。

 グラフィックEQとはご覧の通り、周波数が固定されていて、ブースト/カットしたいときは、左右に動かすだけの非常にシンプルな構造になっています。

 DTMを始めたばかりの頃、WavesのAPIを買い、随分560を使いました。わかりやすかったのが主な理由ですが(笑)
それでは詳しく見ていきましょう!

 API 560の基本操作


 10箇所のスライダーは下から、31Hz/ 63 Hz/ 125 Hz/ 250 Hz/ 500 Hz/ 1 kHz/ 2 kHz/ 4 kHz/ 8 kHz/ 16 kHzに分かれています。各バンドの周波数は±12dBまでブースト/カットが可能です。

 アウトプットでは、プラグインの出力を–24 dB~+12dBの間で調整出来ます。

 EQインではフィルターを通すかどうかを決めます。つまりこのスライダーの下にあるボタンをオフにすると、EQは掛からず、他のモデリングされた部分だけを通過します。つまりカスタムA P I2520オペアンプ、トランスを通った音になります。注意するべきはバイパスされた状態とは異なるという事です。

以上がAPI 560の基本操作です!簡単ですよね。


550Aとの違い

  560の10個のスライダーの数値と550Aの数値をみて見ると、実は同じポジションがないんですよね。ここも面白いところだと思います。住み分けができています。どっちがいいのって稀に聞かれるのですが、ポイントが変わって来ちゃうので、正確には素材によって変わるとしか言えません。。。

 UADの550Aと560を比較してみるとまずアウトプットの音量が違います。
実は560の方が+1.4dB くらい出ます。なので単純に比較すると560の方が派手に聞こえたりすると思いますが、アウトプットの違いがあると思います。

1枚目は550A、2枚目は560のEQを通した状態。1枚目に比べ、2枚目の方が音量が上がっていることが確認できます。また微妙ではありますけど、カーブが異なります。

 今回はこの辺にしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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