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【120話】【ネタバレ】俺だけレベルアップな件【翻訳】

「もう大丈夫だ」
「お兄ちゃん!!」
「遅れてごめんな」


泣きすがる葵を抱きしめながらクラスメイトに声をかける
「みんな大丈夫?」
クラスメイトは口々に
「はい···!」
と返事をした
「朝比奈さんも?」
「はい…」
返事をしたりんだったが、覚醒者であるりんは旬の怒りの片鱗を感じていた
(お兄さんの雰囲気が何か怖い···)
旬は自分のの胸で泣きじゃくる葵に目をやる。
その頬にはオークの握力でつけられたアザがクッキリと残っていた。

「イグリット、葵を頼む」
呼び出されたイグリットが、旬の背後に現れる
「残りの兵は生徒たちを連れて先に降りてくれ」
「動くなと言ったはずだ」
このチャンスに襲い掛かろうと一歩を踏み出したオークが、旬の一言でピタリと動きを止める。
カイセルが生徒を翼に乗せてグラウンドに降ろしていく。
空間すら歪んで見えるほどの強烈な怒りのオーラを放つ旬にグロックタルだけが口を開くことができた。
『なんと、先ほどの不滅者たちは貴様の兵士だと言うのか··· 貴様は何者だ?どうして私たちの言葉が分かるんだ?』
葵と他の生徒が安全に保護されるまで抑えていた旬の殺気が、無言で一気に放出される。
(答える気がないみたいだな)
『行け!!』
グロックタルの合図で最初に襲い掛かったオークが旬に向かって斧を振り下ろす、斧を握るオークの指を掴むと握力で握り潰す
「グアっ」
手首のスナップでオークの巨体を床に沈めると容赦なく頭を踏み抜いた。


オークの頭部は踏み潰されたトマトのように血を撒き散らして弾け飛んだ

[スキル:「支配者の手」を使用します]
同時に襲いかかってきた二体のオークを支配者の手での力で激突させて潰す。
その光景を見て激昂したオークたちが、全員まとめて旬に襲いかかる。
旬は汗ひとつかくことなく、支配者の手で一瞬でオーク全員の頭部を潰した。
『な…何と…』

[スキル:「支配者の手」を使用します]
何か言いかけたグロックタルの顔を、葵がされたのと同じように支配者の手を使って鷲掴みにする。
廊下の壁にグロックタルを押しつけて左右を見渡せば、オークに殺された生徒たちの死体と血で廊下は凄惨な状況になっていた。


『………何故だ。どうしてお前らモンスターはこれほどまでに人間を殺す衝動が抑えられないんだ』
『頭の中でずっと···人間達を殺せと···』
『じゃあ、俺は? 俺を殺せという声も聞こえるのか?』
『ゆ、許して······ください·····.』
『質問に答えろ』
『きっ…聞こえないっ』
グロックタルは目に涙を浮かべながら答えた。
「そうか。やっぱり俺は貴様の頭の中でも人間じゃないってことだな。 なに、気にすることはない。許してやる」
許してやると言いながら、旬は悪魔王の短剣をその手に呼び出す
「だが、楽に死ねるとは思うな」


騎士団ギルドの潜ったダンジョンの中
「それいくらになると思ってるの!!ヴァンパイアは特に高いのにっ!!」
チョンイェリムが、アリ兵に頭から食べられているモンスターの裾を引っ張って死体を取り戻そうと奮闘していた。

「きゃっ」
その手を払い除けようとしたアリ兵の爪が肩にかすって、チョンイェリムが悲鳴をあげた。
目の前でバリバリと高額で売れるはずのモンスターを食べられて悔しそうなチョンイェリムとアリ兵の間にベルが割って入る。
ベルが手をかざすと、アリ兵の爪によって負った傷が回復し始めた。
「ああ、ありがとうございます。」
(治療魔法?)
(どうして召喚獣の方が私よりヒールが上手なのよ…)

重厚な扉に隔たれたボスの部屋。
そこに浮かぶのは死神然としたボス。


「なんてことだ、ボスがよりによってアークリッチだなんて!」
「デスナイトも十を超えてます!」
騎士団のメンバーは青ざめた。
数多くのボスクラスの中でもアークリッチが有名になったきっかけは「皇龍ギルド全滅事件」だ。
中国の巨大ギルドの一つがアークリッチに全滅させられ、ダンジョンブレークを起こしかけた。
(リウジゲンのおかげで最悪の事態は免れたが、平凡なA級攻撃隊じゃ常識的に考えて相手にならねぇ)
「団長…えっと···どうしましょう」
千代田が冷や汗をかきながら聞くが、坂東には答える言葉が見つからない
「後ろからも来ます!」
ボス部屋の外にもアークリッチの兵隊が迫ってくる。
「アリ兵が食べきれなかったやつらがまた生き返ったんだ、くそっ!ドア塞げ!!」
「はい!!」
[スキル「聖なる盾」を使用します。]
指示を受けたチョンイェリムが小柄な体躯からは想像ができない巨大な魔法の盾で入り口を塞ぐ。
(八方塞がりだ。やっぱり水篠ハンターなしじゃ無理だったのか)
「社長、この調子だと5分が限界ですよ!!」
盾に攻撃を受けながらチョンイェリムが訴える
「くそっ……」
そこにベルが進み出る
『はっ、貴様らは… 影の軍団···!なぜ、王直属の部隊が私たちを攻撃するのか!?』
『キーッキクッ、我らは王様に選ばれ、貴様たちは選ばれなかった』


『そんなばかな! 私が直接王にお会いすれば···!』
最後まで言い終える前に、アークリッチの胸の核にベルが拳を叩き込んだ
『すぐ死ぬ奴は口数が多いな。』

※旬無双きたぁぁぁあああああああ‼️‼️
葵ちゃん助かって良かった😭😭😭
私も抱きしめられた…ゲフンゲフン
葵にやられたことそっくりそのままやり返すとことか、武器使わずに皆殺しにするところとか、怒りの度合いが伝わってきすぎてマジ神😭
激昂しすぎて空間曲がってますからね😂
それにしてもベルさん??
すぐ死ぬ奴はよく喋るって…お心当たりがあるのでは?😂
カカペは次回10月1日更新予定ですね!

※ 友人のたこさんが韓国のkakaopageのダウンロード方法を掲載してくれています。
違法サイトはフィッシングサイトでもあり危険ですので、先読み希望の方はお試しください。
ただし実行は自己責任でお願いします。

https://note.com/t_sololeveling

※今回も読んでから寝てしまってごめんなさいー😂

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