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【123話】【ネタバレ】俺だけレベルアップな件【翻訳】

「抜剣、暗鬼、覇王。雪山まで···。 DFN国内の大型ギルドマスターを招集するなんて、よほど大変だな。」
「おい…! あそこ見ろよ!」
「抜剣ギルド副マスター レイジじゃないか? 主力S級ハンターまでいる!」

ルノー、カナ、アーシーを引き連れたレイジが噂をしていた男たちの方へ歩いてきた。
「あほう、もう副マスターじゃなくて、マスターだよ。 」
「この前の架南島のレイドでリューを含めてS級を全部で7人も失ったんだっけ?」
「 ゲオ協会長の犬の役割をしていたそうだ。」

「S級ハンターたちを独占なんてするからさ。いいざまだね。」
「 抜剣ギルドももう終わりだよ。」
「上手くやれば俺たちがDFN一のギルドになるかも···」
レイジたちが鋭い殺気を向けると、噂をしていた3人の男たちはすごすごとその場を立ち去った。

「くそっっ!前まで媚び売ってたくせに、リューさんがいなくなった途端に付け上がりやがって。 日和見主義者め。」
ルノーが毒づいた。
「···暗鬼ギルドが雪山ギルドを買収合併するという噂がありますね。 二つのギルドのS級ハンターを併せるとS級の人数は私たちと並びます」
対照的にカナが冷静に言った。
「合併すれば自分たちがDFN一のギルドになれると信じているんですかね。すべてのギルドが合併したとしても足りないのに、ちゃんちゃらおかしな話ですよ」

会議室で声を荒げて机に拳を叩きつける男性
「なぜハンター協会は何も言わないのですか! 首都のど真ん中にS級ゲートが現れたのに、協会からは何の対策もないなんて、どうなってるんですか!
率直に言ってください!あれがダンジョンブレイクを起こしたらどうなるんですか?!」
「S級ゲートはS級ハンターでも力不足です。 国家権力級ハンターを呼ばない限り···。」
松本はDFN首相からの質問に力無く答えた
「首相、大型ギルドのギルド長まで招集しておいて、つまらない質問をするな。架南島ゲートを見たなら、その結果は誰もが想像できるはずだ。」
「悲観的な話ばかりしているが、具体的な計画はないのか。 トーマス·アンドレを雇ったらどうだ」
「トーマスを雇用する資金がこの国に残っていると思いますか? それに、現在各国に支援を要請中ですが、どの国も急に増えたゲートのため、海外傭兵を出征してくれる国も殆どありません。」
「···S級ゲートを積極的にクリアしようとするハンターが全世界に果たして何人いるか…」
重い沈黙に包まれる会議室で、レイジが落ち着いた声を発した
「一人。金さえ積めば助ける意向があるというハンターがいます。結界能力者、ユーリオロフ。彼に依頼してみましょう」


車を運転している旬
「もうレベル101か。レベル100にになった時はカルテノン神殿の鍵が開放され、レベル10なったら専用スキルが片っ端からレベルアップした。 レベル102では何が起こるか楽しみだな」
(賢太は一人で上手く仕上げられるのかな? 副社長が張り切っているのはいいけど、でもやっぱり社員を雇った方が···)
(ん??)
車を乗り入れて運転席から降りたところで知った顔を見つけた。

「あっ」
旬と目があった瞬間に向坂は踵を返して元来た道を戻ろうとした。
「きゃっ!」
まるで瞬間移動かのように素早く向坂の行く手に立ち塞がった旬を見て驚きの声をあげる。


「なんで人の顔を見て逃げるんですか?うちの事務室の方にはどうして来たんですか。」
「あ···その、それが···。」
旬に会うことは想定してなかったのか、目を白黒させて向坂が慌てふためく。
「車を·········駐車場に···。」
「あ!」
(影交換で移動したから、車を置きっぱなしだったのか)
「あの、少しお時間いただけますか。」
「 ······?」
(諸菱明菜と撮った写真は何ですか。 新入社員だなんて、私はだめで、その人になる理由は何ですか? A級よりS級の方が役に立つじゃないですか。 もしかしてお二人は特別な関係なんじゃないですか…)
頭の中では次から次に質問が飛び交っていたが、向坂の口から実際に放たれた言葉は全く違うものだった。
「実は······美濃部ハンターから 必ずお伝え下さいという話があったんです。 水篠ハンターの持つ力について。」
「ちょっと待ってください。事務所で話しましょう。」

事務所に入ると中には誰も人がいない
「事務室に誰もいないんですか?」
「副社長は現場にまだ残るそうです」
(じゃあ水篠さんと私2人きり!?)
「どういうことでしょうか。どうして美濃部ハンターから俺へのメッセージを向坂ハンターに残せたんですか?」
2人きりと知って石のように固まる向坂に気付きもしない旬は勝手に話を進める。


「あの日·······声が聞こえました。」
雫は暗闇の中で出会った美濃部を思い出した。
暗闇に向かう向坂の腕を引っ張り上げる美濃部。
『···と伝えてください。気をつけなければならないと伝えてください!
誰かが俺を果てしない闇から引き上げました。 しかし蘇った俺は俺自身ではありませんでした。
自我と意識はあったが···ただ彼のために生きる盲目の奴隷になった気分でした。 しかし恐ろしいことに、そのことにこの上ない幸福感を感じました。』
「それはどういう意味ですか? 」
暗闇の中で、美濃部の体はボロボロと崩れて消えていく。
『その力はとても強力で恐ろしいものです。
彼もそのことを知るべきだ。覚えていてください。
水篠ハンターの本当の軍隊は···。 彼の本当の軍隊は···!』

(向坂ハンターが言ったのは事実だろうか。事実であろうとなかろうと、俺の力の本質について俺自身も知るべきだ。 強くなることよりも重要な問題だ。)
影の兵士がダンジョン内で働く姿をぼんやりと見つめながら、旬は手に持ったベーコンレタスサンドを頬張った。
「こうしてると、C級ダンジョンを 一緒に回る時を思い出しますね。 」
「食べ物口に入れたまま話すなよ。」


「兄さん召喚獣たちは勝手に動かせるじゃないですか。 今みたいにご飯を食べたり直接動きづらい時は、召喚獣に任せればいいんじゃないですか?」
「それはダメだよ。」
(距離が開くと得られる経験値が減る上に···)
「こいつら見張ってないと何するか分かんないから」
「わっ!」
旬が指差した先ではアリの兵がまたしても魔獣を食い散らかしていた。

「そういえば妹さんは大丈夫ですか。 あんな経験したのに··· 」
「ああ、しばらく安静にしなければならないそうだ。 一番頼もしいやつをそばに置いたんだから、安全面は心配ない。」
(思い出したついでに···。 何をしているのか見てみようか。
スキル「感覚共有」。 影の兵士と視野を共有する。 今葵は···。)

感覚を葵に向けると歴史ドラマが目に飛び込んできた
『殿下!聖君にならなければならない身でどうしてそうなんですか!殿下!!だめでございます、殿下!!』
ソファで眠る葵の側で、ベルがテレビのリモコンを抱えてドラマに見入っていた。


(葵はよく寝てるな。ベルの野郎、最近やけに変な言い方をする時があると思ったら あんなドラマが好みなのか。)
(他は…)
影の感覚共有は買い物をしている母親に移り、毎度のことながら喧嘩している白川と最上に移り…

「兄貴?ちょっと寝たんですか?」
「ひぇ!なんでもない!」
入浴中の向坂に場面が移ったところでちょうど賢太に話しかけられて、旬は赤面して慌てふためいた。



(これいつか一度謝らないと。 ご飯でも奢らないといけないかな。)
「 あ、兄貴。お話お聞きになりましたか。
DFNの首都に現れたS級ゲートです。 ダンジョンブレークまで3日もないそうです。 あちこちでハンターを集めているそうですが、兄貴には連絡来ていませんか。」
(現れてもうそんなに時間が経ったのか?)
「連絡は来たんだけど、それより急ぎの案件があって考えているところだ。」

ITEM [名前:カルテノン神殿の鍵]
入手難易度:?? 種類:鍵カルテノン神殿に入ることができる鍵です。 ゲートで使用できます。 指定されたゲートの位置は、一定時間が過ぎた後に公開されます。 残り時間:26時間61分49秒、システムが送った招待状。
(ここで俺はどんな答えを見つけることができるだろうか。)
(お前は一体何なんだ? もういい加減終わりにしないか)
(考えても仕方ない。あと一日だ。すぐに真実と向き合える。)
「行こう。食べ終わったら働かないと。」
「はい、兄貴!」

DFNの会議室の一室
「ガラス張りです。 皆さんご存知だと思いますが、補助系ハンターの中ではこの私が最強と呼ばれている」
S級ユーリオロフハンターは酒の瓶を手に持って足を組んで自信満々な態度だ。
「ギルド側から送られた資料は事前にすべて読んでみました。 市民たちをあらかじめ避難させたのは良い選択だったよ。
しかし慢性的な人手不足に、日本から動員できるS級がわずか6人だけだというのは事実なのかね」
「はい」
アーシーを除いた抜剣ギルドの3人がユーリオルロフに対峙していた
「日本各地に現れたA級ゲートに対処するためには、それぞれのギルドにS級を一人ずつ予備として置かなければなりません。 私達のギルドもS級の1人を除いた「私達三人」が動員される予定です。 」
「ダメ、ダメ。 むちゃくちゃだよ。これでどうやって自国を守ると…年間36億ドル。一日に1000万ドル。私を雇ったら好きな時間だけゲートを塞いでやる」
ユーリオルロフは酒で赤くなった顔でニヤニヤと笑った


※翻訳遅れまくって申し訳ないです…

ちょいと旬や?
お風呂覗いたからお詫びにご飯奢るって、これブッコロ案件だぞ大丈夫か??
ダンジョン内で旬と賢太がサブウェイ食べてるの再現したいので、サブウェイ買ってどっかの洞窟行きたい…

※次回更新は10月22日ですね‼️
来週こそは寝落ちせず完成させたい所存😇

※ 友人のたこさんが韓国のkakaopageのダウンロード方法を掲載してくれています。
違法サイトはフィッシングサイトでもあり危険ですので、先読み希望の方はお試しください。
ただし実行は自己責任でお願いします。
https://note.com/t_sololeveling

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