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【142話】【ネタバレ】俺だけレベルアップな件【翻訳】

米国
各国の国旗が並ぶギルドカンファレンス会場。


「副マスター、どうして記者がこんなに多いんだ?」

「このごろ何かと話題に上がる日本人ハンターが今日入国するそうです」

「ああ、例の彼か」



ドイツ代表の
リヒターギルド
ギルドマスターのレナート·ニアは納得した様子で言った。

「ちょうどあそこにいますね」

「ちょっと挨拶でもして行こうか。 強いハンターと顔見知りになって悪いことはないからね」

旬と賢太、そして犬飼の姿を見つけて向かったレナートが途中で立ち止まった。

「行かないのですか?」

「あ···あれが見えないのか? 」

「え?」

(召喚獣を別の空間から呼び出すのではなく···あれほどの数を常に連れているのか!?
アメリカを相手に戦争を仕掛けると言われても信じられる数じゃないか···)


レナートには旬の影に潜む無数の影兵たちが見えていた。


視線を感じて振り返った旬に賢太が声をかける。

「知ってる顔でもいましたか、兄貴? 」

「いや、外国人に見られてたから…」

「兄貴の話題は常にトップニュースですから、ファンは一人二人じゃないですよ。 サインでもしてもらいたかったようです。 ところで犬飼課長はなぜいらっしゃったのですか?」

突然話題を振られて、犬飼は青ざめながら消え入りそうな声で答える

「水篠ハンターの···警護を引き受けました」

「なんですって?」

「水篠 ハンター様の······警····護を······」

「誰を警護するんですかぁ?」



世界で一番敬語の必要がない人物の警護を任された犬飼は、賢太にいじられてどんどん青ざめていく。

「どうやら迎えがきたみたいだけど?」

「お待ちしておりました、ミスター水篠」

声をかけてきたのはもはや顔馴染みとなったアダムホワイトだ。

「以前はアジア担当要員だと聞いた気がしますけど。 ホワイトさん?」

「 ハハ、この前まではそうでしたよ。 今では水篠ハンターの専属担当です」

「水篠ハンターを除く他の方々はホテルに案内いたします」

「賢太、課長と先にホテルに帰っててくれ」

「はい、兄貴」

「そして···水篠ハンターは 一緒に来ていただけますか?」

(父さんのことか?)

旬の不穏な空気を瞬時に察知したアダムホワイトが慌てて弁解した

「絶対に水篠様が損をするような話ではありません。 私たちハンター管理局が、水篠様のことをどう思っているか、話しませんでしたか?」

「何のことかは話してくれないんですか?」

「一級機密に該当することも含まれますので」

静かなリムジンの中で向かい合って座りながら旬は改めて聞いた。

「どこへ行くのですか? 」

「ハンター管理局本部の建物です」

「ハンター管理局?」

「実は私どもは足の甲に火が落ちた状態です。 米国武力の一軸だったクリストファーハンターが亡くなった今、戦力の補強が切実になっている状態です。
まだクリストファー様が殺害されたという情報は非公開なので騒ぎ立てられていませんが···私たちはその方に代わるハンターをお迎えするために総力を尽くしています」

「俺もその対象の中の1人ってことですか?」

アダムホワイトは肯定の頷きを返した。
片手サイズのプロジェクターを取り出して画像を映し出す。
シークレットファイルと記載されているその画像は巨大な龍の骨とルーン石が映し出されていた。



「水篠ハンターもご存知のように、ルーン石の価値は、ルーン石を持っていた魔獣の強さに比例します。
人類最悪の災いであり、歴史上最も思い出したくないレイド···ドラゴン·カミッシュ。
そのドラゴンから出たルーン石······私たちは、ルーン石の持ち主をとなるべき人物を探しています。
どうですか? 私たちの新しい提案は」

「写真。写真を前に戻してください」

「はい? 」

「その前の写真が見たいです」

「カミッシュの遺体のことですか?」

「まさかアメリカはカミッシュの遺体を保管していたんですか? 」

「そ、そうですけど···」

「どこにありますか? まずそちらに連れていってください」

「はい?」

「俺は自分の時間を喜んでハンター管理局に任せました。 この程度は十分に要求できると思いますが」

「私が知っているのはあくまで上部からの許諾を得た情報ばかりです。 カミッシュの遺体がある場所は私も知りません。
しかし···他でもない水篠ハンターのご要望なら上部でも簡単に許諾が下りそうですね。 報告を上げなければならないので、しばらくお待ちいただけますか。」

「じゃあ、どうせ待つんですから一緒に行って待ちましょう」

「それで今水篠ハンターさんが ここに来てるって?」



局長のマイケルコナーは呆れたような顔で言った。

「ルーン石は? その話は出なかったのか?」

「 はい、来る間ずっとルーン石についての言及はほとんどありませんでした」

「はあ···こりゃ。 それしゃ本当に彼が望むのは遺体を見ることだけなのか」

「副局長と少し話し合いたい。君はこれで出て行ってくれ」

「承知致しました」


「彼がカミッシュの遺体を見たいという理由は何のためだろうか」

「そうですね···。一つはっきりしていることは彼が観光客ではないということです」

「スキルの価値は無限のものです。 最上級のハンターたちは自分に必要なルーン石を買うのにお金を惜しみません。
スキルはハンターの持つ力で、力は生命にも直結しますが···死体を一度見ることがスキルを得ることより大きな得になるということでしょうか」

「彼の能力は、自分が倒した魔獣に限ったものではなかったのか」

局長の言葉を受けて、副局長はハッとした。

(まさか···!もし彼が自分が倒していない···死んでからずいぶん経った魔獣も召喚獣にすることができたとしたら?」

「なんてことだ。彼は···
彼はカミッシュまで自分の召喚獣にするつもりなのです!」

「何···?!それが本当なら絶対に許可できない! 一人の力がそこまで強くなってはいけない!」

「ですが…要求を断れば彼と友好的な関係を維持しにくくなるかも知れません」

「クソっ………分かった。
私が直接彼を案内しよう。 もしかしたら彼の能力を直接確認するチャンスかもしれない」



地下へと向かうエレベーターに、局長とアダムホワイト、そして旬の3人が乗っていた。



「もう少し落ち着いて話したかったのですが···ハンター様もこちらの方がいいですよね?」

(カミッシュを倒した跡にハンター管理局の建物を建てるなんて)

「こちらです」

(空気中に魔力が混じっている。
8年たっても残る魔力なら、影の兵士になったときにはどんなに強力な力を見せてくれるか···)

旬は心躍らせて分厚い防護壁を潜った。
その先にカミッシュの骨とルーン石があった。

「数百に及ぶ最精鋭のハンターをすべて尽く殺して、最後に残った5人の国家権力級ハンターに殺された姿をそのまま保存しました。
ハンター管理局の建物で使用する電力は、カミッシュの魔晶石から出ているものです。
···ハンター様、もうご満足いただけましたか」

「下がってください」

局長のアダムホワイトが後ろに下がる。

「局長、よろしいのですか」

「大丈夫だ。私が許可する。
我々は見守ろう。
何が起こるのか」



カミッシュの保管されているガラスに手を当てて魔力を込める

「起きろ」

[影の抽出に失敗しました。]
[2回のチャンスが残っています。]


一つ息を吐く。

「起きろ」

旬の呼びかけに空間が呼応し、地獄の底から最強のドラゴンが呼び出されて雄叫びをあげた。




※すみません頭痛ひどすぎて今回の翻訳は適当ですご容赦を。


※ 友人のたこさんが韓国のkakaopageのダウンロード方法を掲載してくれています。
違法サイトはフィッシングサイトでもあり危険ですので、先読み希望の方はお試しください。
ただし実行は自己責任でお願いします。
https://note.com/t_sololeveling

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