吉井和哉

以前の記事にも書いたが、20代の後半に一人暮らしをしていた頃に良くthe yellow monkeyの楽曲を聴いていた。
当時はテンションの下がる家事を気持ちを上げてこなす為に聴いていたが、そうした聴き方は今も変わらない。
変わったこともある。
現在31になり、当時はイエモンのメンバーや楽曲を背伸びしていた気分で聴いていたが今は等身大に感じられるようになった。
年を重ね、色々なものが削ぎ落とされ社会の枠組みにピタリとハマるようになってきた感覚はある。
以前よりは規則正しい生活が送れている為若い時より健康状態は良い。
けれど、最近学生時代が無性に懐かしくなる。
まだ社会的な立場も確立されておらず責任も今程はなかった頃、くだらない話で馬鹿笑いしてた頃が懐かしい。あの頃はもう戻らない。
そんな感傷に、吉井さんの大人の男が抱える苦しみや悲しみ、エロスや色気を表現した楽曲達は寄り添ってくれる。そのことが活力になる。

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