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【DVDを借りてでも観たい】Netflixで観れない名作レゲエ映画5選

相次ぐ“まん防”に“緊急事態宣言”……。店も早く閉まるしこんな時は家でゆっくり映画でも見ようか〜と思っていても、何故かレゲエ系の映画ってNetflixにもAmazonプライムにもないことが多いですよね(YouTubeに上がってるやつは字幕もないし)。
そこで今回は、「街の大手レンタルビデオショップに置いてある作品限定」で、「レゲエ」や「ジャマイカ」にまつわる映画を5本厳選してご紹介!!

あなたの“おうち時間”が更に充実する手助けになれば幸いです。
それでは行ってみましょう!


ONE LOVE

🎞《ストーリー》
レゲエ発祥の国ジャマイカを舞台に描かれるロマンティック・ストーリー。音楽を介して出会った男女が、対立する宗教の壁を乗り越え愛を実らせていく姿を描く。主演はボブ・マーリーの息子キマーニ・マーリー。ジャマイカのキングストン郊外。音楽を愛する青年カッサは、仲間たちと組んだバンドで音楽コンテスト目指し練習に励んでいた。しかし今のヴォーカルに満足できずにいた彼は、ある日、ゴスペル・シンガー、セリーナの歌声に魅了される。彼女をバンドに誘うカッサだったが、牧師である彼女の父親は、異教徒のカッサが娘に近づくことを許さなかった。

TSUTAYAオンラインより)

普通にいい映画。
「普通に」というのも変な言い方だけど、まぁ「レゲエ系」の映画って、音楽的な予備知識があったら観てて面白いんだけど、映画作品としては破たんしてるものも多かったりするわけじゃないすか?(ハハハ……)
この作品は話の筋が通ってるのはモチロンのこと、映像も綺麗で凄くイイ!
あの、「必ず最後に愛は勝つ」みたいなオチも含めて、「派手さはないが凄く実直に作られた娯楽作品」という表現がピッタリです。

ぼくのnoteをご覧の皆さまの中には何らかの音楽活動をされてる方もとても多いと思うのですが、ぜひお正月やお盆の帰省の際にはご家族でこの映画を観てみてはいかがでしょう?

「レゲエだかゲゲゲだか知らないけど、いつになったら孫の顔が見れるのかね〜」
なんて、いつもは口うるさいパパやママも、少しあなたのやってることに理解を示してくれるかも!?

※ちなみに、自分は昔『8Mile』を観た父親に、
「いやー何でお前がラップをやってるのかよく分かったような気がしたわ!!!」
と、熱く語られた経験があるのですが、

「父さん、オレがやってるのは“ラップ”じゃなくて“レゲエ”だよ……」

とは、モチロン言えませんでした。


COOL RUNNING

🎞《ストーリー》
常夏の地・ジャマイカから無謀にもボブスレーチームを組んで、88年カルガリー冬季オリンピックに参戦した男たちの実話を描いたスポ根コメディ。幼い頃から100m走でオリンピックを目指していた主人公が選考会で転倒の巻き添えを食い、出場不可能になってしまう。それでもオリンピック出場の夢を見る彼は冬季五輪のボブスレー競技のことを知り、幼なじみのお調子者や転倒事故で同じく夢破れた2人を巻き込んで、過去に2度金メダルを取ったアメリカ人選手をコーチに招いて練習を開始するのだった……。

TSUTAYAオンラインより)

“ガチ勢”の人からは「ベタすぎやろ!」と言われそうなのだけど、ぼくもそう思っていたがゆえに、三十過ぎるまで一度も観たことがなかった、ド定番レゲエムービー。
正直、とってものんび〜りしたテンポで話が進んでいくので、途中からケータイをいじりながら観てしまったのだけど、まさか最後にあんな感動的なオチが待ってるとは思わなかった!!
確かにこれは「名作」と呼ばれるだけのことはありますね。 すんませんナメてましたわ。

こちらも「ド定番」すぎて正直そこまで好きじゃなかった、映画主題歌『I CAN SEE CLEARLY NOW』も凄く爽快に聴こえてきた一作。

このドラマにも使われたのが懐かしいですね♪


SHOTTAS

🎞《ストーリー》
ジャマイカのキングストンに住む2人の少年が、ギャングとしてのし上がっていく姿を描いた、『シティ・オブ・ゴッド』に続く衝撃のギャング・ムービー!キマーニ・マーリー、スプラッガ・ベンズ、タイソン・バックフォードほか出演。

TSUTAYAオンラインより)

まず最初に断わっておきたいのが、この作品を『シティオブゴッド』と同列に語るのは、どだい無理がある。

「ギャングスタムービー」と言うよりは、「ヤンキー中学生の妄想をそのまま映画化しました!」というような感じで、何とも大ざっぱなストーリー展開、投げっ放しなラストは見ててモヤモヤする。

ただ、BGMの方は『CALL THE POLICE FOR ME』や『BANDELERO』など、80sのDANCEHALL CLASSICが多く、レゲエ濃度は高め。
ダンスに行くシーンでは大御所サウンドMETRO MEDIAの名物MC・SKYJUICEが映ったり、「RAGGA」のツボは確かについております。

オープニングがキマーニと同じ「ボブの息子」であるJR.GONGの『WELCOME TO JAMROCK』というのも、モチロン「正解!」ですね◎(※「ジャマイカのやばさを教えてやるぜ!」という歌)

まぁ「レゲエ好き」でなければ全く楽しめない映画なんだけど、多少なりともレゲエに興味があるなら観ておいて損はない作品だと思います。

「ジャマイカのやばさ」を感じれるんじゃないかと思いますよ。 色んな意味で!!


ステラが恋に落ちて

🎞《ストーリー》
離婚歴があり、一人息子と暮らしているキャリアウーマンのステラは、仕事と息子以外は目に入らない。見兼ねた息子からも、「少し遊びなよ」と言われる始末。そんな時、親友のデライラに誘われて戸惑いつつもジャマイカに。そこで出会った青年ウィンストン、ときめきを覚えるステラだったが今一つ踏み切れない理由は、彼があまりに若かったからだ……。

TSUTAYAオンラインより)

ジャマイカを舞台にしたラブストーリー。もちろんレゲエ的な要素もふんだんに盛り込まれており、誰でも知ってるボブ・マーリーやシャバ・ランクスの名曲が効果的に使われていたり、恋人役の男が初めてのデートで真っ赤な網シャツを着てヒロインに“ワイニー”を仕掛けるシーンがあったりと、レゲエ好きなら楽しめること間違いナシ!です♪
ただ映画自体の完成度はというと……う〜ん70点ぐらいかな? 極端に外さないけど予想を裏切る展開もない。まぁ“安パイ”という言葉がピタリ!

しかし、ネットで検索してて面白かったのは、このお話、何と原作を書いた作者本人の「実話」なんですね(!)。
本当にジャマイカに行って超年下の男をGETしたんですが、実は相手の男はゲイでグリーンカード欲しさに近づいたそうで、後にバレて離婚……という凄いオチがついています。人の不幸を笑ってはイカンのだけどここまで来るともう笑うしかねぇ!!!

いつの時代も現実はフィクションを軽々と凌駕してきますな。


死の標的

🎞《ストーリー》
アメリカの麻薬捜査官ジョン・ハッチャー。彼はある日の捜査中に仲間を失ったことが原因で仕事に嫌気がさし、間もなく退職した。そして故郷のシカゴに帰り、母や妹たちと暮らし始める。だがやがて、この地元にも麻薬が広がっている事を知ったハッチャーは、元凶がジャマイカを拠点に暗躍する組織で、スクリュー・フェイスという謎の男がその黒幕であると突き止める。しかし、そのさなか、姪が事件に巻き込まれてしまう。ハッチャーはなんとしてもスクリュー・フェイスを討つため、親友マックスらと共にジャマイカへ赴くのだが…。

TSUTAYAオンラインより)

スティーブン・セガール扮する熱血麻薬捜査官が、極悪ジャマイカンギャング達と大立ち回りを繰り広げる90年代のアクション映画。

とりあえず突っ込みどころが多すぎてどこから突っ込んでいいのかさっぱり分からない映画なんですが、特筆すべきは、ジャマイカでボスのスクリュー・フェイスを倒したセガールが、アメリカに帰還し、ギャングの残党に解散を命じるシーン。何と、カバンの中から明らかに作り物にしか見えないボスの生首を取り出し、「これを見ろ! お前たちのボスは死んだんだ!!」と高らかに宣言します!!!

オーイエー。

もう「レゲエ」とか「ジャマイカ」の前に人としておかしいんじゃないかと思うんですが……(生首を所持しながら税関を突破できたのか)、とりあえずこの凄まじい脚本を映画化できたセガールが凄いですね。
「芸術は爆発だ!」という名言を遺したのは故・岡本太郎氏ですが、まさに90年代のハリウッドでは何かが「大爆発」していたのでしょう。
正にこれこそ「RAGGA」です!!こんな時「RAGGA」という言葉は便利ですね♪

まん防でヒマしてる方は是非この作品を観て「漢(おとこ)の修行」をしてみては!?

※ちなみにジミークリフも本人役でちらっと出演。



いかがでしたでしょうか? ここで紹介した5本の作品は全てぼくが地元である福井県のTSUTAYAやGEOで実際にDVDをレンタルして観たものばかりですので、全国どこでもお店を何軒か廻ればきっとすぐに見つかると思います。是非“おうち時間”を楽しむひとつになってもらえればなと。

これぞ必見!の“名作”から、何じゃこりゃ!な“迷作”まで紹介しましたが、全て制覇したらきっともっと「レゲエ」や「ジャマイカ」が好きになってるハズ♪

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