見出し画像

よう実2年生編2巻 考察 ネタバレ有り

今回の記事は私が趣味で読んでいる『ようこそ実力至上主義の教室へ』というライトノベルの感想を述べていきながら、気になった部分の考察をしました。

自分用のメモ帳のような感じになりますが、共感頂ければ幸いです。

記事の内容は、以下の5つ。

①2年生編2巻の大まかな感想
②ホワイトルーム生は誰なのか
③無人島サバイバルで誰が1位になるのか

④各人物の立ち位置予想
⑤今巻で明らかになったことまとめ


①2年生編2巻の大まかな感想

今回の巻は競い合ったりはせずに、1年生~3年生までの主要な生徒達がどのような生徒達なのかを軽く把握することができ、それぞれの思惑に向けてどのような行動を起こすのかを読者に予想させるような巻でした。

よう実ファンの熱気は凄まじく、考察を楽しんだりすることもよう実の楽しみ方の1つになっており私自身も今こうして考察記事を書いています。

2年生編2巻では、次巻以降に本格的に行われる無人島サバイバル向けての下準備を各々が進めており、その中で各キャラクターの性格や実力が垣間見える表現がされていました。

例えば、3年生の鬼龍院は高円寺と似たような性格の持ち主で自分以外にはあまり興味持たなかったり。1年生からは、宇都宮が宝泉に対して嫌悪感を抱いており退学に追い込もうとするなど。

個性豊かな生徒が登場して今後どのような活躍を見せてくれるのか非常に楽しみです。

そして、今回の巻ではついにホワイトルーム生に関する情報として『ホワイトルーム生の独白』にたくさんの気になる情報が書かれており、ここだけで1ヶ月は楽しめそうです。

それに加え、ついに高円寺が動く展開になり高円寺の本当の実力が見れるのは何年も待たされた読者としては楽しみで仕方がありません。

そんなこんなな2年生編2巻であり、やっぱりよう実って面白い作品だと思いました。よう実を読むためだけに人生を生きる意味がありますね。


②ホワイトルーム生は誰なのか

さて、今回の巻の1番の考察がされるであろうホワイトルーム生は誰なのかについて。

最後のページで判明したのは七瀬が月城と話しており、七瀬が綾小路を退学にさせる決意をしたという状況。

普通に考えれば七瀬がホワイトルーム生なのではないかと疑うところですが、そうではありません。すでに多くの方が考察しておりミスリードの可能性を示唆しています。

私も同意見で、七瀬は綾小路を退学にさせようとする生徒であり、ホワイトルーム生では無いという結論です。

では、ホワイトルーム生は誰なのか。

考察のポイントになるのは、『ホワイトルーム生の独白』に書かれた『手』です。

ホワイトルーム生はペンタブを握る右手に必然的に力が籠ると書かれているのに対し、七瀬は自然と利き腕である左手に力が籠ると書かれています。

右と左、ホワイトルーム生の利き腕が右である可能性を考えれば七瀬はホワイトルーム生では無い可能性が非常に高いと言えます。

今回の巻では手に関する出来事が多めに書かれていました。

天沢と七瀬の小競り合いや、宇都宮が宝泉の右腕を掴んだり(挿絵あり)と明らかに読者を意識させる表現で読んでて楽しくなります。

ここまで手を意識させるということはホワイトルーム生の利き腕は右である可能性は高く、1年生の手に関する情報は貴重です。

そこで私が気になったのは、八神拓也です。

八神と櫛田と綾小路の3人で話し合いをするためにカフェによることになりますが混んでいたため、八神が携帯で連絡を取りながらカフェ入り口のボードに名前を書きます。

その時の八神の状況は、左手に携帯持っており『空いている方の手で名前を書いた』と書かれています。

空いている方の手…つまり右手。

そう、この2年生編2巻で右手を使う表現があったのは八神だけなんです。

しかし、それだけでは決定的な根拠では無いと思うのでもう1つ。

八神が名前を書いた時に、櫛田が字が上手であると褒めます。そして、八神が自分の祖父は書道の先生をしていたとも言っています。

書道という単語、どこかで聞き覚えがある思います、

それは、綾小路と堀北学が堀北鈴音を巡って一悶着あった時に学が『何か習っていたのか』と質問した時に綾小路は『ピアノと書道なら』と答えていました。

書道…ホワイトルームで育ってきた綾小路なら本当のことであると考えられ、同じホワイトルーム生なら綾小路と同じく書道を習っており字が上手である可能性も高い。

そういった関連性から八神拓也が今のところホワイトルーム生である可能性が1番高いと睨んでいます。

ホワイトルームは1度止まって再稼働したと書かれていたことも関係しており、止まっている間に八神は櫛田や堀北鈴音の出身である中学校に通い、再稼働してからホワイトルームに移っていた可能性も考えられます。

おそらく、これが1番しっくりくるなと個人的には考えました。


③無人島サバイバルで誰が1位になるのか

ホワイトルーム生の次に気になるのがこの議題。

なにせ、あの高円寺が1位を取ると宣言したことも驚くべきポイントで龍園や坂柳などもそれぞれ手を打ったりと白熱した戦いが見れそうです。

ただ、この議題に関しては正直なところはっきりとした根拠が無いのですが高円寺が宣言通り1位になるのではないかと思われます。

何年も待たされた読者としては、高円寺の実力が遂に見れるということで期待値も高く、高円寺がここで1位を取れないとなるとがっかりすると思います。

元々、高円寺は綾小路同等かそれ以上の実力を秘めているのではないかと言われていたこともあり、高円寺が1位を取ってもおかしくはないと考えています。

では、綾小路は?

今回の無人島サバイバルで綾小路が1位になることは無いと睨んでいます。

綾小路が手に入れた試練のカードを龍園と取引した時点で、今回の試験で綾小路は勝つ気はないんだと考えられます。

試練のカードはピーキーな効果ではありますが、綾小路の実力ならば上手く使えても不思議ではありませんが軽井沢の為に試練のカードを手放したことはそういうことなのではないかと思います。


④各人物の立ち位置予想

八神拓也…前述した通りホワイトルームからの刺客。櫛田に退学させられそうなっているが綾小路との決着がついた後に櫛田を退学させる役割を担ってそう。

天沢一夏…ホワイトルーム生の候補だったが、個人的には綾小路を崇拝している人物なのではないかと予想。天沢が綾小路に自分は綾小路の敵では無いと発言しておりこれを文字通り受け入れると綾小路のサポート役になりそう。天沢が宝泉に綾小路を退学させる為の助言をしたことについては綾小路の実力を確かめるためではないかと予想。天沢曰く、強い人が好きだと言っていたことを考えると宝泉に退学させられる程度の実力であれば見限っていたのだろうと思う。ただ、まだまだ謎の多い人物。

椿桜子…今のところ天沢以上に謎が多い人物。今回の巻で宇都宮では無く椿の方が頭脳系であると書かれており宇都宮は表で活躍し椿は裏で暗躍しているのではないかと予想。個人的には1年生の頃の綾小路と堀北鈴音と似たような関係だと胸熱なんですが。

七瀬翼…松尾の息子の可能性。理由としては2年生編2巻の月城の台詞に元の生活に戻れると言っていたことから。息子という部分は綾小路父が七瀬を男だと勘違いした為だと予想。2年生編1巻の宝泉と綾小路とのやり取りで綾小路を庇う動きを見せたのは赤の他人である綾小路に対しての良心がまだ残っていたからではないか。そして、綾小路がどんな人物であるかを知った後に退学させようと決心に至る。

宇都宮陸…宝泉に同じクラスの仲間を退学させられ、宝泉を退学に陥れようとしている。読んでいて意外と情熱的な人物で好感が持てた。綾小路にはもう手を出さないと発言しており宝泉を退学させることしか見えていない様子。所々敬語がなっていない点から色々と考察でき、宝泉の右腕を掴んだ描写から中学時代は不良っぽい存在だったのでないかと予想。

宝泉和臣…1巻時点でホワイトルーム生では無いことが証明された。同学年だけでなく2年生、3年生にも敵意を向けている。本格的に動き出した龍園との絡みが早く見たい。


⑤今巻で明らかになったことまとめ

・綾小路が実は優秀な生徒であるとDクラス全員が知る。現段階では数学が得意であることと足が速いという部分のみ。

・無人島サバイバルは今までの特別試験よりも過酷。

・山田アルベルトは国旗マニア。

・ホワイトルーム生は右利きである可能性がある。

・赤点を取ったクラスはクラスポイントがマイナス100される。ただし、1年生の場合なので2年生、3年生が同じペナルティとは限らない。

・龍園が葛城を移籍する動きから、生徒の移籍が本格的に物語に絡んでくる。

・高円寺が無人島サバイバルで1位を取ると宣言。


◼️まとめ

以上、よう実2年生編2巻の個人的な考察でした。

多くの方が様々な意見を出している現状があることがよう実の人気を物語っていると思うので、今後も盛り上がってくれるとうれしいです。

他にもこんな考察があるよという方は是非。

2年生編3巻が非常に楽しみです。

では、また。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?