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猛暑日だから入りたい「冷たい温泉」10選

猛暑日が続いている。35℃を超えると、ぬる湯よりも冷たい湯につかりたくなる。

温泉成分が一定以上含まれていれば、水のように冷たい湯でも、立派な温泉。25℃未満の温泉を冷鉱泉というが、今回は29℃以下の冷泉に絞って、キンキンに冷えた名湯を紹介する。夏に最高な冷え冷えの温泉につかろう。

①岩下温泉・岩下温泉旅館(山梨県)

明治8年に建てられた風情ある浴室に注がれるのは、山梨最古の湯といわれる28.2℃の冷泉。30℃を切ると、もはや水のような冷たさである。ピュアで透明な源泉と加温された湯に交互につかると、気持ちよさが倍増する。

画像は岩下温泉旅館公式サイトより

②鹿塩温泉・山塩館(長野県)

山の中にもかかわらず海水のような塩分濃度の湯が湧く不思議な温泉。源泉は12~13℃の冷泉。大きな浴槽は加温されているが、源泉浴槽では加温も循環もしていない源泉そのものがかけ流しにされている。交互に入れば最高の気持ちよさ。

③毒沢鉱泉・神の湯(長野県)

なんと、源泉は2℃! 凍えるような冷たさ。大きな湯船には加温して濁った湯が満たされているが、その隣に源泉がそのまま注がれている。温冷交互浴が気持ちいいが、あまりの冷たさゆえ、体調に不安がある方はくれぐれもご注意を。

画像は毒沢鉱泉公式サイトより

④渋御殿湯(長野県)

標高1880メートルの高所に湧く「信玄の隠し湯」。総檜の浴室には3つの湯船。そのうちのひとつは26.3℃の源泉そのまま。31.1℃の足元湧出の湯船もあり。硫化水素臭も強く、ぬる湯好きには、極上の湯と空間。

諏訪観光連盟公式サイトより

⑤下島温泉・ひめしゃがの湯(岐阜県)

日本有数の炭酸泉で、湯船につかると、体中が炭酸ガスの気泡に包まれる。24℃の源泉浴槽も用意されており、加温された湯と交互に入りながら、長湯を楽しむ人が多い。

⑥湯の山温泉・湯の山温泉館(広島県)

日帰り入浴施設「湯の山温泉館」には、約4メートルの高さの打たせ湯があり、23.5℃の冷泉を頭から浴びることができる。夏場でも冷たく感じるが、心身ともシャキッと爽快な気分になる名湯である。

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⑦於福温泉・道の駅おふく温泉(山口県)

道の駅に併設された施設で、気軽に入浴できるが、湯は本格派。25℃の源泉をそのまま注いだ浴槽が用意されているのは、温泉通にとってはありがたい。

⑧赤川温泉・赤川荘(大分県)

滝が見える露天風呂を満たしているのは約25℃の冷泉。乳白色に濁った湯が美しい。春先に訪れたときは、冷たすぎて10秒も浸かれなかったが、暑い夏は最高の湯加減だろう。

画像は赤川荘公式サイトより

⑨寒の地獄温泉・寒の地獄旅館(大分県)

日本を代表する冷泉。源泉は13~14℃。その名の通り、拷問的な冷泉がそのままかけ流しにされている。最初は痛いほどの冷たさだが、慣れてきたら極楽に変わる。

画像は寒の地獄旅館公式HPより

⑩長湯温泉・万象の湯(大分県)

炭酸泉で知られる長湯温泉は、全体にぬるい湯が多く湧いているが、万象の湯の二酸化炭素泉は、約27℃の冷泉。ブクブク水風呂という名称の通り、天然の気泡がブクブクと湯船の中から湧きあがってくる。

万象の湯公式サイトより


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