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猛暑日に入りたい「炭酸シュワシュワ温泉」10選

厳しい残暑が続く中、入浴すると最高に気持ちいいのが天然の「炭酸泉」。

スーパー銭湯では全身がシュワシュワと泡に包まれる「人工炭酸泉」の湯船が人気だが、じつは天然の炭酸泉も存在する。

炭酸ガスは泉温が高くなると飛んでしまうので、だいたいが暑い季節にうれしい「ぬる湯」。しかも、全身を包むアワアワが弾けたときの清涼感はたまらない。

①玉梨温泉・せせらぎ荘(福島県)

天然の二酸化炭素泉は、長湯に最適な38.5℃。3分もすると体中が小さな炭酸ガスの気泡で包まれる。いっしょに入浴していた子どもが「アワ、アワ、アワ~♪」と陽気に歌いだすほどの気持ちよさ。

出典:せせらぎ荘公式サイト

②韮崎旭温泉(山梨県)

体中に付着する気泡が全国屈指のレベル。泉質の区分でいえば、二酸化炭素泉ではなく、塩化物・炭酸水素塩泉であるが、人工炭酸泉に負けず劣らずのシュワシュワ湯。泉温は40℃。

出典:韮崎市観光協会サイト

③増富温泉・増富の湯(山梨県)

ラジウム温泉(放射能泉)としても有名で、湯治客も多い静かな温泉地。気軽に日帰り入浴できる「増富の湯」は、25℃・30℃・35℃・37℃の4つの湯船が並び、自分に合った泉温を選べる。泡付きは多くはないが、本格的な二酸化炭素泉を堪能できる。

出典:増富の湯公式サイト

④小坂温泉郷・ひめしゃがの湯(岐阜県)

正真正銘の二酸化炭素泉。23.7℃の濁り湯は冷たく感じるくらいだが、炭酸ガスの気泡が体中にまとわりつく。飲泉もできる湯は、まるで天然の炭酸水。この源泉を使った湯豆腐や豚しゃぶなどの料理も美味。

出典:ひめしゃがの湯公式サイト

⑤二本木温泉・二本木の湯(長野県)

13℃の冷泉なので加温・循環しているにもかかわらず、泡付きの量は全国トップレベル。湯口からは、鉄分も豊富に含んだ二酸化炭素泉が注がれる。アクセスの悪い山間にある湯だが、温泉通はわざわざ足を運ぶ名湯。

出典:二本木の湯公式サイト

⑥灘温泉・水道筋店(兵庫県)

商店街の一角にある銭湯風の温泉施設だが、とんでもない名湯が湧いている。かけ流しにされている約35℃の黄色のぬる湯は、体中にびっしりと炭酸ガスの気泡が付着する。毎日通える地元の人に嫉妬していまうほどのすばらしさ。泉質は塩化物・炭酸水素塩泉。

出典:灘温泉水道筋店公式サイト

⑦長湯温泉・ラムネ温泉館(大分県)

世界屈指の炭酸泉として有名な長湯温泉にある日帰り入浴施設。2種類の源泉が楽しめるが、正真正銘の二酸化炭素泉は、32℃の源泉がかけ流された露天風呂に注がれる。アワアワに包まれながら長湯を楽しめる。

出典:ラムネ温泉館公式サイト

⑧七里田温泉・下湯(大分県)

37~38℃の源泉は、日本屈指の炭酸泉。泡が弾けるパチパチという音が聞こえるほど。湯船につかると、体中にびっしりと炭酸ガスの気泡がまとわりつく。一度入ったら出られなくなる気持ちよさ。二酸化炭素濃度があまりに高いため、浴室内は扇風機が回る。

出典:七里田温泉・木乃葉の湯公式サイト

⑨筌ノ口温泉・山里の湯(大分県)

高濃度の炭酸泉が楽しめる温泉施設。約38℃の源泉は体中にびっしりと気泡がつき、私の知るかぎり全国でも1、2位を争うレベル。気泡がつきにくい手のひらまで泡でびっしりとなる湯はめったいにない。炭酸泉ならではの清涼感で、夏に最適。

⑩妙見温泉・田島本館(鹿児島県)

3つの源泉をもつが、炭酸入浴が楽しめるのは、露天風呂の「きず湯」。41℃と比較的高温でありながら、大量の炭酸ガスが付着する。よほど濃度が高いのだと思われる。泉質は炭酸水素塩泉。

出典:田島本館公式サイト

一般的に「炭酸泉」と呼ばれる温泉は、泉質的には「二酸化炭素泉」に区分される。とても貴重な源泉で、全国の温泉施設の約0.59%にしか存在しない。ちなみに、炭酸水素塩泉などの泉質にも炭酸ガスが豊富に含まれているケースがある。

炭酸ガスは、皮膚から吸収され、毛細血管を拡張し、血液の循環をよくするとされる。だから、ぬる湯であっても、入浴後は体の芯までポカポカと温まる。じつは、夏場にかぎらず、気温が低い季節にもオススメの温泉なのだ。

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