ソリッドソニック

圧電セラミックス(ピエゾ)振動子と独自の支持方式(特許取得)を使った、聴能力を持つ骨伝…

ソリッドソニック

圧電セラミックス(ピエゾ)振動子と独自の支持方式(特許取得)を使った、聴能力を持つ骨伝導イヤホンを開発。聴こえなかった人を聴こえる人にと頑張っています。

最近の記事

骨伝導ヘッドホンの嘘

骨伝導ヘッドホンは耳穴を塞がないから、 環境音が聴こえると、謳っている。 ホント?だろうかと実験をしてみた。 静かな室内で音楽を聴いてみる。 低音は皆無だがラジオ程度の音質で聴こえる。 テレビのついている室内で音楽を聴いてみる。 テレビの音も音楽も聴こえる。 どちらかに集中しようとすると他方が邪魔だ。 室外(静かな公園内)で音楽を聴いてみる。 音量を相当上げないと聴こえない。 音量を上げると環境音が聴こえづらい。 幹線道路横の歩道で音楽を聴いてみる。 音量を上げても環

    • 聴こえる骨伝導と聴こえない骨伝導。

      骨伝導には違いがあります。 大きな違いは振動子の違いです。 ほとんどの骨伝導製品に使われているのが 磁石とコイルによって振動を起こす電磁式です。 一方、物質そのものが歪んで振動を起こすものに、 超磁歪と圧電セラミックスがあります。 電磁式はメカニカルな動きと構造で 小型化、軽量化が難しく音の解像度も高くありません。 超磁歪は音の再現性に優れ解像度も高いのですが 小型化、軽量化に難があります。 圧電セラミックスは音の再現性に優れ解像度も高く、 小型化、軽量化も容易です。 汎用性

      • 小耳症(右耳外耳道閉鎖)の青年男子からViboneNezuの試聴体験報告がありました。

        ・サイズが小さいため、外耳孔に直接振動を伝えられる→他社製品は頬骨や耳介裏の骨に振動を与えるものが多いが、一番伝わりやすく音質がクリアに聞こえるのは、やはり耳孔の位置に直接当てる事で、ViboneNezuだとそれが可能。結果的に小さな音量で聞くことができ、音漏れも少ない。 ・音質が良い。→音響イヤホンに近いレベルの音質で、片耳難聴者にとって音楽をステレオとして聞いた感覚は初めてだった。また、音が刺さる感覚が少なく、長時間使用していても疲れない。 ・小さく軽量なため→シリコ

        • 骨伝導はナメられている!2

          これもクラウドファンディングで支援を求めたものだが、ちょっと性質が悪い。 骨伝導で広音域と高音質を実現!カスタマイズ可能な聴覚補助器という代物だ。 クラウドファンディングの結果は目標の7000%を超える支援を集めている。 現在、半年遅れで製品が支援者に渡っているとのことだが、その出来栄えがひどい。 当初一体型のヘッドホン型の聴覚補助機と謳っていたのだが、実際は外付けのマイク&ケーブルがぶらんと垂れ下がった状態だ。 一体型骨伝導ヘッドホン自体が骨伝導スピーカーなのだから、

        骨伝導ヘッドホンの嘘

          骨伝導はナメられている!

          近頃、骨伝導製品の不具合が続いている。どれもクラウドファンディングで支援を求めたものだ。 一つは時計の様に手首に装着して、指を耳付近に触れさせて骨伝導で通信をするというもの。 また、指輪の様に指に装着して、その指を同じく耳付近に触れさせて骨伝導で通信するものもある。 どちらも出力をあげると音がダダ漏れで手首や指につけたスピーカー状態らしい。 これなら骨伝導でなくともいいのじゃないか。骨伝導の振動波が手首から指先までに伝わるまでに、ほぼ減衰されてしまうことは自明の理。また、手首

          骨伝導はナメられている!

          骨伝導 Vibone Nezu試聴体感会の報告

          4月20日(土)東京青山の青山タウンヴォイスで行われた、Vibone Nezu の試聴体感会の報告です。 今回は、事前の告知が功を奏したのかしなかったのか、14名の試聴者及び取材のライターの方、バイヤーの方たちにお越しいただきました。結果、幸いなことに皆様じっくりと納得がゆくまで時間をかけて確かめることができ、お話もでき掛け値なしで有意義な時間が持てたと喜んでいます。 今回試聴された方のうち、片耳難聴で試聴に来られた方、6名。その内3名が聴こえを確認されました。ほか1名は微

          骨伝導 Vibone Nezu試聴体感会の報告