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土に還そう

『RINNE』。
 
『りんね』と読みます。
 
輪廻転生のりんね。輪廻転生とは、人は死ぬと新しい生命に生まれ変わる、という意味らしい。
 
この曲は確か今年の4月頃、ピアノを練習している時にAメロが思いついたんだと記憶してます。よく聞くようなコード進行かな?と思ってギターのコードに置き換えたら、とても変なコードでした。
 
G sus4/G sus4(onB)/D7 sus4(onA)/G sus4(onB)
G sus4(onC)/G sus4(onB)/Cmaj7(onE)/C6(onA)
 
ギターでこのコードを弾くと初心者に毛が生えたくらいの僕だと結構大変なのですが、ピアノにしてこの曲の欲しいところだけを抜き取ったらすごく簡単に弾けました。多分誰でも弾けます。ピアノ教室に行き始めた小学生でも一瞬で弾けると思う。
 
だけどこの曲を誰でも簡単に作れるか、と言われたら、僕としては珍しくノーと言いたい。
 
なんていうかな、RINNEは僕の目標としている曲に今のところ最も近いと言えるからです。
それは、【誰でも簡単に弾けて、誰にも作れない良い曲】に近いということ。
まあ、あんまり難しいこと出来ないからこんな目標ってのもあるかもしれませんが笑。
 
皆様ご存知の通り、NIRVANAの世紀の名曲『Smells Like Teen Spirit』は、ほとんど同じコードの繰り返しです。
ロック史上最も有名であると言ってもいいイントロのギターは、パワーコードというコードの押さえ方で、コツを掴めば簡単に弾ける奏法だと思います。
でも、カート・コバーンのように誰だって『Smells Like Teen Spirit』みたいな曲が作れるわけではないですよね。
なんかうまく言えないけど、僕はそんな曲を作るのが目標です。
別に同じコードの繰り返しで名曲を!というわけではなくて、僕の目標の一例として。
でも実際にループソング(1st EP[pickles]の一曲目)は同じコードの繰り返しで作ったし、他のsolesの曲たちにも何曲かあるけれども。
まあでもこの『RINNE』は同じコードの繰り返しではないですが…笑。
 
とにかくピアノはシンプルで誰でも弾けるし、サビのギターコードもよく使うものです。
ギターのコード知りたいですか?いや、メンドクサイので割愛します笑。気になる方はライブハウスとかで直接訊いてください笑。
 
この曲を思いついた時にいしつか君に、こんな感じの展開がいいです、と当時全然使えなかったiPhoneのGarageBand(タイトルの画像はその時のやつ)で作ったいくつかの断片を送ると、すぐに連絡が来ました。
そしたらもうほとんど完成してました。あれには本当にビビりました。僕が思い描いていたイメージの遥か上を行く仕上がりだったので、もう絶対に良い曲になる!と心の中で叫びましたね。

歌詞ですが、AメロはスーパーカーのYUMEGIWA LAST BOYのイメージで書きました。特にYUMEGIWA LAST BOYの歌詞を参考にしたわけではなく、雰囲気というかメロディに合った言葉を選んだカンジです。意味はあんまりないかな。
それに比べて、サビ結構いろいろ参考にしました。中原中也とか北野武さんの映画とかを。分かる人には分かるので、そこんとこの詮索も楽しんで頂ければと思います。

 
レコーディングでは、うーん、印象に残っているのはやっぱり僕がギターのアレンジに苦戦したところかな笑。毎回言っていますが…。サビの後半でギターが三本鳴っているのですが、何度も考え直した記憶があるし、やっぱりこの音を入れたい!と思い、再レコーディングしたり。いしつか君は大変だったと思います笑。
 
ライブでも頻繁にやる曲ですね。アルバムがリリースされてからも、大切に演奏していきたい曲です。
 
RINNE。
 
よろしくお願いします。

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