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【レース回顧Vol.89】第66回京成杯オータムハンデ

逃げ・先行馬が多いからハイペース、前傾ラップの差し勝負。結果、コントラチェックの単騎マイペース。何だそりゃ。ホントに競馬って難しいね。秋競馬も全く当たる気がしない。

20210912中山11R(1)

どこかバラバラッとしたスタート。カテドラルはともかくマルターズディオサ、お前は出遅れたらダメ!これで買い目のうち4点が消えた。今週はこんなのばっかり。アカノニジュウイチももっさりスタート。バスラットレオンもいいスタートではなかった。

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注目の先行争い。まずはコントラチェックが先制。ん?えらくアッサリ行ったな。遅れてスマイルカナがやってきた。よし、競り合え!

20210912中山11R(3)

あれ?行かない。2番手で抑えている。マイスタイルも後ろから追い上げてきて、3番手でストップ。おいおい、貴様ら何やってんの?コントラチェックの単騎逃げやん。こんなに気分良く行かせてどーするの?はぁ・・・。

20210912中山11R(4)

馬群は縦長、グレナディアガーズは中団待機。はぁ?川田さん何やってんの?しかもテン3ハロン34秒6?緩い!もうこれ絶対コントラチェック残るやん。はぁ・・・。

20210912中山11R(5)

マルターズディオサはアカノニジュウイチより後ろ。つまり最後方。もはや乾いた笑いしか出ない。ちょっとはリカバーしてよ。はぁ・・・。

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コントラチェック(青)は開幕週の王道、内前先頭。手応えは持ったまま。これで残れなかったらウソ。カテドラル(黄)は先行集団の直後まで押し上げていて、馬群を捌けるかどうか。グレナディアガーズ(緑)は外前に到達しておらず厳しい状況。はぁ・・・。

20210912中山11R(7)

・・・(ハズレ確定で溜息すら出ない)。

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・・・。カテドラル、届いたか。

内からベステンダンク、外からスマイルカナ、マイスタイルが前へ。バスラットレオンやコントラチェックも前に行きたいし、先行争いは熾烈。テンから速い展開を想定。開幕週で内前有利とはいえ、これだけ前に行く馬が揃えば前傾ラップに陥って差しが効きそう。4コーナー外前からの差しが特に有効。

大ハズレ。ベステンダンクは遅過ぎて論外、スマイルカナとマイスタイルは控えに回って、バスラットレオンは出遅れ。唯一行く姿勢を見せたコントラチェックが労せずハナに立って、マイペースに落としてやりたい放題。後続はただ黙って付いていくのみ。はぁ・・・。

1着▲カテドラルはスタート一息、道中は中団後方を追走。一貫して内を進み、前が壁の状態で直線へ。坂の途中でスマートリアンの後ろを通して外に持ち出し、坂を上り切ったところで猛然とチャージ。コントラチェックをゴール寸前で捉えた。色々綱渡りの勝利。19戦目にしてようやく重賞タイトルに手が届いた。

【▲】カテドラル
ここ最近の好走は全て外差しで、この内枠はネック。しかし前傾ラップの差し展開というのは嵌りそう。内を捌けるかどうか。

2着-コントラチェックはスプリント戦慣れしていて、いとも簡単にハナに立ってその後はマイペース。とにかく後続が仕掛けてこないので楽だった。あれだけ楽をさせてもらえば嫌でも残る。これを読めなかったのは不覚。とりあえず言えるのは開幕週の穴狙いは前から探そうということ。

【-】コントラチェック
揉まれるとやる気を失くす。いかに気分良く前に行けるかにかかっているが、今回は前に行きたい馬が揃っていて埋没。

3着◎グレナディアガーズは五分のスタートを切りながら何故か後ろに下げていった。前が速くなるとみて差し向けたのだろうと思うが、結果的にこれが裏目に。4コーナーで外を捲っていく展開で完全に後手を踏み、ラストは頭が沈んでグンと加速が乗ったところでレースが終わってしまった。差す競馬でここまで走るということが分かっただけでも収穫か。

【◎】グレナディアガーズ
ここ2戦直線で出し抜かれているのが気になるが、前傾ラップの前付けで踏ん張れているのは評価。内枠も素直に好材料で勝ち負け。

4着△スマートリアンはスタートから促して前へ。掛かる位の行きっぷりで、マイスタイルに先を譲ったところで落ち着いて5~6番手を追走。流れが緩かったのが功を奏して手応え十分で直線に向き、外前から内に寄せてスパート。ステルヴィオとの激しい競り合いを制して前に出たものの、ラストで白帽2頭に差し込まれて4着。滅茶苦茶惜しかった。

【△】スマートリアン
米子Sは中団外から長い直線を使って差し込んで2着。持ち時計が足りないとはいえ、外前差しに持って行けそうな好枠。追い切りも動いたし期待。

8着○マルターズディオサはスタートのタイミングが合わず痛恨の出遅れ。中山のマイルはすぐにコーナーに入るので、前を締められたら後ろから行くしかなくなる。道中のリカバーは無く、4コーナーにかけて内を通って距離を稼ぐも焼け石に水。何も出来なかった。

【○】マルターズディオサ
中9週以上の休み明けは5戦して【2・2・0・1】、飛んだのは重馬場の高松宮記念のみ。阪神カップで軽い前傾ラップをこなしているし、この相手なら。

13着△アカノニジュウイチは普通に出遅れて後方待機。スローの縦長展開で最後方では希望も何もなく、横山典弘騎手は観念して追っていなかった。開幕週で真後ろから行くような馬を買っている時点で終わり。まだスマイルカナ、マイスタイルから買って外すほうが納得できる。

【△】アカノニジュウイチ
スプリント戦で連勝してオープン入り。5戦連続で上がり最速マークと勢いを感じる。突っ込んだ流れで勝った直後ということで展開は向く。

印を回さなかった馬についてもコメント。

【-】バスラットレオン
NZトロフィーは強い勝ち方だったがノープレッシャーで行けたのも事実。今回は同型が多く楽な競馬にはならない。枠はもう少し内が欲しかった。

2番人気15着。この馬も出遅れが全て。真後ろから4コーナー大外ぶん回しでは万に一つの勝ち目も無かった。枠とかペースとか以前の問題。

【-】カラテ
関屋記念は外から渋太く伸びてソングラインを交わして2着。但しテンから突っ込む展開はほぼ未経験。前半で脚を使わされる流れがどうか。

3番人気5着。道中は中団を追走も4コーナーで捲り切れず、直線は前を行くスマートリアンの後追い。もう一段前の位置取りが欲しかった。

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