【レース回顧Vol.218】第67回京成杯オータムハンデ
レース結果・収支
1着【△】ファルコニア(1番人気)
2着【-】ミッキーブリランテ(12番人気)
3着【-】クリノプレミアム(7番人気)
・・・
5着【◎】ベレヌス(4番人気)
6着【○】シャーレイポピー(5番人気)
・・・
8着【▲】コムストックロード(10番人気)
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12着【△】ダーリントンホール(2番人気)
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馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:111,360/103,400(107.7%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980
率直な感想
まあアレだ、これは岩田親父が上手いわ。ファルコニアをソツなく先行させた吉田隼人騎手共々、騎手の手腕で決まったようなレースだった。前付けが有利だって分かっていても、何が前に行ってくれるのかを当てるのが難しい。前に行ってくれると考えた馬が行ってくれないんだから辛い。
テーマの振り返り
※新潟で施行された2014年を除く。
ディープインパクト産駒は黙って買え→ドンピシャ!
唯一の該当馬ファルコニアが勝利。もはや「ディープインパクトしか勝たん」状態。ちなみに2着ミッキーブリランテはディープインパクトの孫(父ディープブリランテ)。
社台グループ生産馬に注目せよ→ビンゴ!
1着ファルコニアは社台ファーム生産馬、2着ミッキーブリランテはノーザンファーム生産馬。なお、出走13頭中7頭が社台グループ生産馬だった。
穴は内から開く→ドボン
今年は外枠の馬が先手を主張し、4コーナーで被せてきたことで逆に内枠が仇になってしまった。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.7-11.4-11.4-12.0-11.7-11.3-11.3-11.8
勝ち時計:1.33.6(良) テン3F:35.5 上がり3F:34.4
ベレヌスがスタートを決めてハナに立ってスロー逃げを展開、というところへミッキーブリランテが外から一気にやってきて先頭に替わる。ファルコニア、クリノプレミアムも4コーナーで早めに前に取り付き、ファルコニアがミッキーブリランテを捉えて交わす。クリノプレミアムも3着に流れ込み、4コーナーで前付けした馬が上位を独占する結果になった。新潟で行われた2014年を除く過去10年との比較では、テン3ハロン35秒5と1,000M通過59秒2は最遅、勝ち時計1分33秒6は2020年(1分33秒9)に次いで2番目に遅かった。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【△】ファルコニア
スタートから馬なりであっさり2番手。ミッキーブリランテに捲られて3番手となったが、そのまま折り合い重視で進めて4コーナーでベレヌスに並びかけて直線へ。先に動くと差され、追いかける競馬だと差し損ねるファルコニアでもこれで差せなかったらウソ。ミッキーブリランテに併せていって交わ・・・せない。長いデッドヒート。ゴール寸前でようやく僅かに前に出た。やるべきこと(今回であれば前付け)をやれば勝てるという実例。
2着【-】ミッキーブリランテ
外に跳び気味のスタートで出遅れながら、最初のコーナー(2コーナー)で大外に持ち出して捲り上げていった。馬のほうから勝手に進んでいくような感じで無理したところがなく、2コーナー出口までにベレヌスの前に出て内を締めて単騎逃げの形を構築。内ピタマイペースで進めて、直線に向いても余力あり。ファルコニアが併せてきても差し返しをみせるなど見せ場十分だったが、最後に力尽きた。しかし早め先頭の奇策は見事だった。
3着【-】クリノプレミアム
スタートを決めて馬なりで前へ。内枠ならそのままハナにも立てそうな行きっぷりで楽に外の4番手を確保。ペースが緩く、前で脚を溜められたのは良かった。ただファルコニアが終始クリノプレミアムを牽制しながら回ったことで抜きどころがなく、当初の位置取りのまま流れ込んだだけで終わってしまった。ファルコニアより内に入っていたら結果も変わっていたと思う。
4着【-】ミスニューヨーク
スタートを決めて前に出ていって、ファルコニアら先行集団の直後を確保。緩い流れで馬群が固まって身動きが取れなかったが折り合いは抜群、脚が溜まった状態で直線へ。問題はどこから抜け出すかという一点だったが、やはり出すところが全くなくスパート出来なかった。最後の最後にクリノプレミアムを押しのけようとしたが間に合わなかった。中京記念でもゴール前で狭くなっており、2戦連続で消化不良の乗り方。実に勿体無い。
5着【◎】ベレヌス
今回この馬を中心視した理由は2つ。中京記念で外枠から強引にハナを奪った位なので、最内のここは内ピタマイペースが確実だと思ったこと、例年であれば差しも利くのに今年は内前が優勢だったこと。スタートは綺麗に決まってこれは貰ったと思ったが、ミッキーブリランテの奇襲に遭っておじゃん。案の定ファルコニアにがっちりマークされ、4コーナーで被されて劣勢。逃げて好走した馬は逃げを封じられると脆い。
6着【○】シャーレイポピー
スタート直後にフラついて行き脚が付かず、前を締められたことで最内に進路を採ったところ、再び内を締められて後退。前付けを期待して買ったのに、前に行ってくれないのでは話にならない。いかにも華奢な牝馬といった感じのレースだった。今回の結果は度外視で良いと思う。
8着【▲】コムストックロード
五分のスタートであっさり2番手を確保。中山マイルの内枠はスタートさえ決まれば自動的に前に行ける。しかし手綱は抑えられ、ファルコニアらに先を譲って5番手に後退。イン突きに賭けた乗られ方で、実際に直線でイン突きしてきたが前と同じ脚色で詰められなかった。やはりマイルは長い様子。仮に勢いが付いてもミッキーブリランテがインを張っていてこれに詰まっていたと思う。
12着【△】ダーリントンホール
隣のルークズネストほどではなかったにせよスタートで後手を踏んでしまい、リカバーしても中団確保が精一杯。4コーナーで外を通って追い上げるも勢いがなく、直線に向いたところで後ろから数えた方が早い位置まで下がってしまった。直線も止まっていないのに後ろから抜かれてブービー負け。緩い流れで後ろに置かれてしまったのが敗因だが、直線で更に着順を下げたのは不満。
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