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【レース回顧Vol.102】第82回菊花賞

◎ステラヴェローチェ、分かっていたけど後ろ過ぎですね。3コーナーからロングスパートかけたけど僅かに及ばなかった。○タイトルホルダー圧勝、△オーソクレース@ルメールの紐決着でハズレ・・・

ではありません!

◎ステラヴェローチェ4着なのに当たり。ヴェローチェオロを穴指名して来なかったのに当たり。3着ディヴァインラヴを拾えてないのに当たり。馬複ボックスは矛盾だらけ。まあ儲かったからどうでもいいか。

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横一線の綺麗なスタートから飛び出していく黒い帽子。タイトルホルダー、行った!手綱をガシガシ押して、ワールドリバイバルに譲る気無し。これは武史思い切ったな。

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オーソクレース、ステラヴェローチェは想定通り後方待機。前を見遣るとタイトルホルダーを筆頭にポツポツといった感じ。早くも縦長。

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最初の1,000Mは60秒フラットで通過。後ろのほうが固まっての追走。みんな慎重だなと思った。

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1コーナーのカーブで後続が詰めてきた。これはタイトルホルダー、緩めたね。ラップを確認するとやはりここ(1分25秒~1分53秒)で思いっきり緩めていた。

12.5-11.1-11.5-12.1-12.8-12.6-12.8-14.3-14.1-12.6-12.4-11.7-11.5-11.4-12.2

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タイトルホルダーが依然として先頭、後続からは目立った動き無し。丁度この辺りからペースアップ。

12.5-11.1-11.5-12.1-12.8-12.6-12.8-14.3-14.1-12.6-12.4-11.7-11.5-11.4-12.2

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ステラヴェローチェが外を回してロングスパート態勢。よしよし。オーソクレースもこれに反応して一緒に上がってくる。

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タイトルホルダー(黄)が先に抜け出して先頭。ん?これは・・・。好位を立ち回ったエアサージュ、グラティアス、ディヴァインラヴ(緑)がこれを追い掛けていく。オーソクレース(青)とステラヴェローチェはまだ後方。レッドジェネシスは・・・。何やってんすか川田さん。

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おいおい、圧勝やんコレ。逃げてセーフティーリードって、セイウンスカイを思い出す。・・・ノリ(父・典弘)と一緒か。

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タイトルホルダー圧勝!5馬身後方の2着争いはオーソクレースが僅かに優勢。ステラヴェローチェはディヴァインラヴと際どい3着争い。届かなかったか・・・。無念。

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ウイニングポーズは親父と一緒。やったぜ武史。

ワールドリバイバルが最内から仕掛けてハナ。エアサージュも前へ。前走包まれて消化不良だったタイトルホルダーも早めに出していく。各馬とも初距離のため溜めていくはずで、前は引き離し気味に行きそう。レッドジェネシスは枠を活かして前目の立ち回り、外枠を引いたステラヴェローチェ、オーソクレースは中団後方の外からの追い上げ。2周目3コーナー過ぎから始まる下りから流れが速くなってのロングスパート戦を想定。ジリでも持続力のある脚が重宝する。

まあまあビンゴ。タイトルホルダーの思い切りとペース配分がモノを言った一戦だった。引き付けて突き放す逃げ馬の必勝パターン炸裂。これでは後ろからでは詰めてこれない。

1着○タイトルホルダーはスタートから迷うことなくハナへ。行きたそうにしていたワールドリバイバルを振り切っての逃げ。ワールドリバイバルが引いて単騎が成立した後は自在。1コーナーで緩めて3コーナー過ぎでペースアップ、直線先に抜け出して後続に付け入る隙を与えなかった。セントライト記念の前詰まりは吹っ切れるには十分過ぎた。あれは競馬を28年見てきた中でもダントツで酷かった。本当に何も出来なかったからね・・・。

【○】タイトルホルダー
セントライト記念は酷い前詰まりで当然度外視。今回は内ピタ先行が叶う絶好枠をゲット。純粋な瞬発力勝負を回避できそうなここは素直に買い。

2着△オーソクレースは大外枠から出たなりの競馬。後方外で包まれないことを第一に考えた乗られ方。3コーナー過ぎからのペースアップで置かれそうになりながらも手綱を押して押し上げ、外からやってきたステラヴェローチェと併せて直線へ。脚色は正直一杯一杯だったが、ステラヴェローチェを振り切りディヴァインラヴを捉えて2着。この上なく渋太い。

【△】オーソクレース
セントライト記念は9か月振りの実戦ながら普通に通用。叩き2戦目のここ勝負だが、痛恨の大外枠。ここからルメール騎手がどう位置を取ってくるか。

3着-ディヴァインラヴはスタートからジワッと前に出していって前目、6番手を確保。3コーナーからのペースアップも馬なりで付いていって、直線に向いて早速押し上げ。坂下で単独2番手に上がり、懸命に粘り込みを図ったがゴール寸前で捕まった。例年の京都開催なら悠々2着だったはず。ロングスパート適性と位置取りの功。

【-】ディヴァインラヴ
ここ2戦ラスト5ハロン全てで11秒台を刻むロングスパート戦を連勝、今回想定される流れにベストマッチ。ただどちらかといえば瞬発力寄り。

4着◎ステラヴェローチェはスタートから自ら引いて後方待機。オーソクレースとは違って馬群の中にいたのが気になった。向こう正面で一旦下げて外に持ち出し、3コーナー過ぎからロングスパート。4コーナーの押し上げは流石と思わせたが、後ろで小細工した分ラストで詰め損なった。後ろからしか行けない馬の宿命。

【◎】ステラヴェローチェ
神戸新聞杯は得意の重い馬場で突き抜け。常に後方に構えるだけに差し損ねが怖いが、実力は間違いなく最上位。阪神は2戦2連対で抜かり無し。

6着▲ヴェローチェオロはスタートを決めながら押しても進んでいかず、後方集団の中を追走。3コーナー過ぎからのペースアップで置かれてしまい、ポジションを下げて直線へ。坂を駆け上がってからグーンと伸びたが前は既に決した後だった。行きっぷりが冴えなかったのは誤算だった。

【▲】ヴェローチェオロ
三田特別は3コーナーから積極的に動いて後続完封の好内容。直前追い切りでステラヴェローチェに先着しているし、中1週でも狙ってみたい。

13着△レッドジェネシスはスタートから置かれ加減で後方からの競馬。縦長馬群で後ろから2頭目では話にならない。まあ川田騎手のことだからどこかで動かしてくるんだろうと思いきや、4コーナーに差し掛かってもまだ後方、直線に向いたところで相対的に最後方まで下がってしまって終了。鞍下が泡立っていたように、発汗でスタミナロスがあったのかもしれない。

【△】レッドジェネシス
神戸新聞杯は内々の立ち回りで2着もコース取りが嵌った感。ただジリ脚で上がりは要したほうがいいし、内枠を引けたのも少なからずプラス。

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