【レース回顧Vol.351】第69回産経賞オールカマー
レース結果・収支
1着【-】ローシャムパーク(4番人気)
2着【◎】タイトルホルダー(1番人気)
3着【-】ゼッフィーロ(7番人気)
・・・
5着【○】ガイアフォース(2番人気)
6着【△】ジェラルディーナ(3番人気)
・・・
11着【▲】エヒト(8番人気)
12着【△】マテンロウレオ(5番人気)
・・・
馬複7点ハズレ 3連複9点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:138,390/127,500(108.5%)
率直な感想
タイトルホルダーがスタートを決めて単騎逃げ。あのさぁ、GI3勝馬が楽逃げしてるのに何で誰も鈴を付けに行かないの?ハヤヤッコだけやん、タイトルホルダーを潰しに行ったのは。ローシャムパークにしてもタイトルホルダーが緩い逃げを打ったから来れただけのこと。いかにもトライアルといった内容のレースだった。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
金曜に42.5ミリの雨が降って、土曜はクッション値7.9でスタート。馬場は重く時計は平凡だった。時計が平凡な分、内前有利が解除されて4角大外回しでも勝ち負けに加われていた。明日は晴れる見込みだが、どこまで乾くかがポイント。なお、今週からCコースを使用。
絶好枠を引いたタイトルホルダーの逃げ。マイル戦を経由したガイアフォースがすかさずマークに入り、マリアエレーナやウインマリリンも前に行ってタイトな流れを想定。馬場が高速だとそのまま流れ込んでしまうので後ろからは差せない。時計実績ある先行馬が基本線。
レース指標
LAP:12.5-11.1-12.4-12.5-12.6-12.4-11.5-11.5-11.6-11.5-12.4
勝ち時計:2.12.0(良) テン3F:36.0 上がり3F:35.5
レースの振り返り
タイトルホルダーが絶好の飛び出しを決めてハナ確定。ノースブリッジは2番手で止まって深追いしてこない。1コーナーを回るところで2馬身リード。えーっと、いいんスか?こんなに楽に逃げさせて。そのお馬さん、GI3つ勝ってるんですけど。あ、そっか。止まることを期待してるのか。止まればいいね。止まらないと思うけど。
ガイアフォースはノースブリッジの外3番手を追走。マテンロウレオは5番手の内、そのすぐ外にローシャムパーク。ん?掛かってるのか?いや、掛かってない。凄い行きっぷり。ハヤヤッコが早くも捲り態勢。1,000M通過は61秒1。緩い。3コーナー手前で馬群が凝縮し始めても、タイトルホルダーは意に介せず持ったまま。
芦毛の馬がタイトルホルダーに並びかけていく。おおガイアフォース、真っ向勝負か。アツいな・・・って、ハヤヤッコかよ!ガイアフォースは仕掛けてこない。むしろ内からノースブリッジが追い上げ態勢。タイトルホルダーは未だにピクリとも手綱が動いていない。ハヤヤッコはガシガシ追っているにも関わらず遅れ始めた。ガイアフォースはその外を捲って直線へ。
タイトルホルダーがラチに寄せてスパート。内を突いたノースブリッジ、外から追い上げるガイアフォースと同じ脚色で逃げ込み態勢。はい、勝った。だから格が違うんだって。・・・ローシャムパーク?うわ、あっさり交わされた。ウソでしょ?しかもゼッフィーロって。こんな格下にも際どく迫られるとは。うーん。
ローシャムパークはスタート一息、行き脚も付かず後方に置かれかけながら外を通って5番手の外。手応えが良過ぎて馬のほうから勝手に上がっていった感じ。4コーナーで一旦ステイ、直線に向いてから外に振って拍子抜けするほどあっさり差し切った。超高速馬場を避けられたこと、タイトルホルダーが緩い逃げを打ってくれたのが功を奏したように思える。ちなみにルメさんには世界最強馬の先約があるので、天皇賞秋に出てくるなら乗り替わりになる。おや?戸崎さんがアップを始めたぞ?
タイトルホルダーはこの上ない逃げを打って負け。あの調教過程を見れば100%の仕上げではないのは明白で負けて尚強しとなるのだろうが、重賞勝ちどころか連対もないゼッフィーロにクビ差というのは微妙。こうなったら「実はゼッフィーロが強かった」というオチに期待すべきか・・・。
ゼッフィーロは道中中団追走から先行勢主体の捲りに付き合わず相対的にポジションを落とし、4コーナーもステイ。いわゆる漁夫の利差しの構え。直線は内に入れてスパート。ただガイアフォースの外に出そうとしたところでマリアエレーナが寄ってきて挟まってしまい、そのまま流れ込むような形で3着。スムーズに捌けていればタイトルホルダーにも届いていた。
ガイアフォースはノースブリッジに行かせて3番手の外という位置取り。定石なら内だが、包まれない外を選択したということになるだろうか。ハヤヤッコに捲られて先に動かれる展開も誤算。タイトルホルダーは直線で競り落とせるほど甘い相手ではなく、逆に差し込まれて負け。内容が無さ過ぎて、一体何しに出てきたのというレベル。次は富士S辺りを使うのだろうか。
ジェラルディーナは序盤行き脚が付かなかったとはいえ、縦長の展開で後方待機では厳しく、4コーナーでアラタと共に大外をぶん回してジ・エンド。団野さん、それは無いわ・・・。エヒトも序盤のポジショニングが平凡で後方からの競馬、4コーナーで捲りに向けて不発。やはり前走は川田さんが上手く乗っただけだった。マテンロウレオは終始内をキープ、直線も内突きを狙ったが不発。やはり関東圏では走らない模様。
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