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【レース回顧Vol.457】第60回七夕賞


レース結果・収支

1着【◎】レッドラディエンス(2番人気)
2着【△】キングズパレス(1番人気)
3着【-】ノッキングポイント(8番人気)
・・・
5着【△】リフレーミング(3番人気)
・・・
7着【▲】アラタ(6番人気)
・・・
9着【○】ボーンディスウェイ(4番人気)
・・・
11着【△】バビット(10番人気)
・・・
単勝1点的中!(4.3倍) 馬複5点的中!(9.0倍) 3連複10点ハズレ
レース収支:-270 累計回収/投資:60,030/98,600(60.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

想定通りバビットの単騎逃げ。ちょっとテンの入りが速いような気がする。しかもセイウンプラチナ付いてくるのか。ペースが上がるなぁ・・・。めっちゃ縦長になって、レッドラディエンスは想定よりかなり後ろ。えーっと、これは終わった。あんな位置から差して来れる訳がない。・・・って、来るんかい!で、差し切るんかい!


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は降ったり止んだりといった感じで、定期的な散水もあり馬場は適度に湿潤。土曜朝時点の含水率は10~11%、クッション値9.0。8レースの3歳以上1勝C(芝2,000M)が1分59秒2、10レースの猪苗代特別(3歳以上2勝C/芝2,000M)は1分59秒4で決したが、これらは昨年の七夕賞(1分59秒8、昨年の開催最速)より速く、馬場は依然として高速。日曜朝時点のクッション値は9.2。

  • 先週は外がふんだんに使えていたが、今週の土曜は馬場の内の芝が剥げてきているにも関わらず4コーナーで前のほうにいた馬のワンツーが目立った。それでいて時計は標準より速いので、単純に「位置取りゲー」になるかもしれない。後ろから行くのはリスク。

  • バビットの単騎逃げ。ボーンディスウェイがフェーングロッテン、セイウンプラチナを抑えて2番手。レッドラディエンスも内枠を活かして早めの競馬。縦長の平均ペース想定、捲り得意な馬が何頭かいるが捲り切れるかどうかといったところ。内前先行重視で組みたい。

レース指標

LAP:12.0-10.7-10.9-11.6-12.1-12.1-11.9-12.3-12.2-12.1
勝ち時計:1.57.9(良) テン3F:33.6 上がり3F:36.6

レースの振り返り

このレースは結果として当たったが、自分の中では外れたと処理する。何故なら「レース前の見解」と全く違うから。レッドラディエンスは内前から早めに抜け出して勝つと予想して◎を打ったのに、外から差してきて勝つなんて知らない。バビット攻め過ぎやわ。内田さん何考えてるの?

ノースザワールド、ダンディズム、リフレーミングの3頭以外は揃ったスタート。バビットが絶好の飛び出しを決めてハナ。大外からセイウンプラチナがついて来て緩まないまま1コーナーに突入。最高速度は69.1km/hとまずまず速い。レッドラディエンスはこの時点で7~8番手。あれ?前に行けてない。これは聞いてないよ戸崎さん。

バビットがハナを固めたものの、セイウンプラチナが1馬身外でピッタリ追走。これは鬱陶しい。3・4番手は離れてボーンディスウェイ、レッドランメルトと続き、5番手はダンディズム。・・・ダンディズム?これはめっちゃいいところに付けているのでは。

そこからノッキングポイント、フェーングロッテンと点々と続いて、レッドラディエンスは後方馬群の先頭を走っていた。後ろ過ぎやろ!とツッコミを入れた瞬間、1,000M通過57秒3の表示。ナニコレ、速過ぎやん。レッドラディエンスが置かれるのも無理はない。で、ここから差して来れるのだろうか?ちょっとこれは・・・。うーん・・・。

3コーナーを過ぎてもまだ縦長。前のほうにいたボーンディスウェイとレッドランメルト、続いてダンディズムがいい感じで上がってくる。レッドラディエンスも来ているがまだ後ろ。これは届かない。あーあ。こんなハイペースになるとは思わなかった。

内前と読んだのに、外からダンディズムがやってきて先頭。内からレッドランメルトが追い上げるところで黒いものがラチの方向に向かって飛ぶ。吉田豊さん、鞭落っことした。前はダンディズムとレッドランメルトの争い。このワンツーはキビシーね。当たった方はおめでとう。さて、グリーンチャンネルを消すか。・・・ん?外からレッドラディエンス?来るんかい!で、差し切るんかい!

レッドラディエンスの勝因は不明。一応差し切り勝ち経験はあるがそれは下級条件での話(鴨川特別・2勝C)で、このところはずっと前付けで勝ち負けしていた。前後半1,000Mで後半が3秒3も要した筋金入りの消耗戦を制したのは想定外。総合力で上回った、というベタな分析でお茶を濁しておく。

キングズパレスは今回も直線で内にササり気味。松岡騎手は右鞭連発、左手で手綱を引っ張って制御に専念していて、ラストは鞭を打つ暇すらなかった。右回りだと乗りこなすのがしんどい。結構な癖馬。ホープフルSの4コーナーで外ラチに向かってぶっ飛んでいったランドオブリバティの弟だけのことはある。

ノッキングポイントはスタートから行き脚強めで単独6番手を追走。4コーナーでも結構な運動量だったがラストまで脚色衰えずに突っ込んできた。今回と同じようなハイペースの高速決着だった金鯱賞では沈んでいたのにここで来る意味が分からない。昨年も新潟記念を制しているように、暑い時期に調子を上げる夏馬なのかもしれない。

リフレーミングは出遅れて後方からの競馬になった上、3コーナー過ぎからの進出ですぐ前にいたキングズパレスに前をカットされて更に後手を踏まされ、大外に持ち出して猛追したが間に合わなかった。スタートの甘さと行き脚の緩さが課題。

ダンディズムは出遅れたにも関わらず5番手に付けていたのには驚いた。直線も一旦は先頭に立っていたし、三浦騎手は上手く乗ったと思う。レッドランメルトは内枠を活かした先行策に出て6着。直線に向いた直後に内にモタれてしまい、体勢を立て直す際に鞭を落としてしまったが、仮に鞭を落としていなくても3着以内は困難だったと思う。

アラタは前から離され過ぎていて全く目立たず、付いて回るだけで終わった。ボーンディスウェイはこのハイペースを3番手で付いていって、4コーナーで押し上げていったのを見ておやっと思ったが、直線に向いた時には脚が上がっていた。「バビットハイペース」の被害馬。そのバビットは自爆。テン3ハロン33秒6で入って何がしたかったのか分からない。


レース結果からの教訓

  • 展開は水物で完全に言い当てるのは不可能。何が逃げるのかが読めてもペースまで読み切ったと思わないこと。スローが得意、ハイペースが得意というのは所詮後付けに過ぎない。レッドラディエンスがハイペースも得意なんて知らなかったし、知る由も無かった。

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