【レース回顧Vol.176】第57回サンケイスポーツ賞フローラS
レース結果・収支
1着【-】エリカヴィータ(5番人気)
2着【○】パーソナルハイ(4番人気)
3着【△】シンシアウイッシュ(9番人気)
4着【▲】マイシンフォニー(6番人気)
5着【△】ルージュエヴァイユ(5番人気)
6着【△】ラスール(2番人気)
・・・
15着【◎】ルージュスティリア(1番人気)
馬単5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:29,120/58,500(49.8%)
率直な感想
勝って当然と考えていた馬が負け。それもシンガリとはもう笑うしかない。弱いというより、直線ノーステッキで競馬以前の問題。パーソナルハイぐらい頑丈なら大成できただろうに・・・。春はしっかり休んで、また秋に逢いましょう。
テーマの振り返り
キャリア浅の馬は危険→保留
ルージュスティリア(1番人気)15着、ルージュエヴァイユ(3番人気)5着。しかし勝ったのは同じキャリア2戦のエリカヴィータ(5番人気)で、何とも言えない結果に。
前走で速い上がりをマークしていた馬を狙え→保留
前走上がり最速のシンシアウイッシュ(9番人気)が前付けで3着と好走。しかしチューリップ賞で上がり最速をマークしていたルージュスティリアは豪快に吹っ飛んだ。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.9-11.6-11.4-11.8-12.5-12.6-12.8-11.6-11.4-11.8
勝ち時計:2.00.4(良) テン3F:35.9 上がり3F:34.8
パーソナルハイが他を引き離しての逃げ。シンシアウィッシュが離れた2番手、モチベーション、エリカヴィータ、ルージュスティリアと続き、マイシンフォニーとラスールはこの後ろを追走。直線に向いてもパーソナルハイのリードは縮まるどころか更に加速。このまま粘り込むかというところへ内からエリカヴィータ、シンシアウィッシュが強襲。最後はエリカヴィータが体一つ抜け出してゴール。良馬場発表でも水分を含んだ緩い馬場で、内前を立ち回った馬によるワンツースリー。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【-】エリカヴィータ
スタートしてすぐにラチ沿いを確保し、内枠を活かして4番手を確保。縦一列、等間隔で淡々と付いていったところ、4コーナーでマイラプソディに内を掬われて並んだ状態で直線へ。外シンシアウィッシュと3頭並んでの追い比べから抜け出し、パーソナルハイも捉えてゴール。枠順と位置取りが最高に嵌った感がしなくもないが、競り合いから抜け出す時の脚に距離適性を感じた。フェアリーSは4コーナーで外に弾かれる不利があり、力負けではないことをここで証明した。今年の牝馬クラシック戦線は絶対的存在が見当たらないだけにこの馬にもチャンスがある。
2着【○】パーソナルハイ
スタートをしっかりと決めて前へ。外からシンシアウィッシュが被せてきても慌てずラチに寄せてハナを確定。そのままマイペースで進み、リードを保った状態で直線に向いて渋太さ発揮。シンシアウィッシュの追撃を凌いで2着に入り、ハナを奪った時はオール連対を継続。次はオークス。流石に使い過ぎでは・・・と普通の人は考える。人気落ちで妙味?
3着【△】シンシアウィッシュ
最初のコーナーで外から勢いを付けて上がっていき、パーソナルハイも交わすような勢いだったが、パーソナルハイに内に逃げられて2番手まで。そこからはペースを落として付いていき、直線に向いても暫く持ったままを継続。内からエリカヴィータが来る前に仕掛けて抜け出す算段も逆に競り落とされてしまった。序盤に脚を使った分差し負けた感じ。オークスの権利を掴んだ2頭は黒帽、シンシアウイッシュは桃帽。歴然たる枠順の差。
4着【▲】マイシンフォニー
スタートで若干よろめいたが行き脚は良く、内に入れて前へ。他の馬に囲まれたところでテンションが上がったが、向こう正面に入ってからは落ち着いて走っていた。4コーナーでエリカヴィータが内を締めずに回ったのを見逃さずこの隙間に入れて並びかけ、直線で競り合いに持ち込んで一旦前に出たもののラスト100M付近で一気に突き放されてしまった。この馬なりには走ったと思う。
5着【△】ルージュエヴァイユ
ゲート出が緩く行き脚が付かないのはリサーチ済みで、最初のコーナーで締められて後ろからの競馬になるのは確定事項だった。縦長馬群の後方内を付いていき、直線で外に振って追撃開始。しかし前でヴァンルーラーに何度も進路を塞がれてなかなか抜け出せず、まともに追えたのは残り200Mを切ってから。完全に脚を余しての負け。距離が延びるのは間違いなくプラス。賞金的に抽選になるだろうが、オークスに出てくるならマークしておきたい。
6着【△】ラスール
スタートは五分に出て行き脚もまずまずだったが、外からなだれ込まれて相対的に後ろからの競馬。向こう正面でマイラプソディの後方外につけたものの、この馬にしては不本意な位置取り。直線で外に持ち出してスパートした当初は脚の回転が速く、差し込めそうな感じだったが思ったほど弾けず。位置取りが一段後ろだったことと、やはり距離が関係していそうな負け方。マイルで見直し。
15着【◎】ルージュスティリア
前走とは一転して絶好のスタートを切って前へ。しかし首をグニャグニャ振っていて変な感じがした。5番手の外を馬なりで回ってきて、残り400M付近から追い出し態勢に入ったものの、福永騎手は何故かスパートせず。手綱を押っ付け始めたと思ったらそのまま力なく後ろに下がっていった。ラスト200Mは観念して流していた。敗因が全く分からない。
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