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【レース回顧Vol.305】第58回サンケイスポーツ賞フローラS

レース結果・収支

1着【-】ゴールデンハインド(7番人気)
2着【▲】ソーダズリング(1番人気)
3着【-】ブライトジュエリー(4番人気)
4着【◎】イングランドアイズ(3番人気)
・・・
11着【○】キミノナハマリア(6番人気)
・・・
14着【△】ティファニードンナ(8番人気)
15着【△】クイーンオブソウル(5番人気)
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:44,110/57,100(77.3%)


率直な感想

前開催Dコース、2か月開いてAコースならグリーンベルト出現で内有利だってことは分かってたんだけど、レースを見ていたらやたら外差しが決まるので外差しに振ってしまった。展開予想でも「前がかなり手薄」って書いてたのに逃げ候補ゴールデンハインドを切って負け。テクニカルに走ると外すのよ、競馬って。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜にごく弱い雨が降ったものの無視できるレベルで概ね晴れ。月曜に芝刈り、水曜から土曜にかけて連日散水を実施。含水率は4コーナー12.8%、ゴール前14.1%。日曜朝時点のクッション値は9.2。

  • 前回開催から2か月開き、コースもDコースから仮柵を取り払ったAコースで実施。Aコースでの実施は10月22・23日(富士S)以来で半年振り。内にグリーンベルトが出現することで内前有利になりやすい。昨年はあからさまな内前決着だった。ただ今年は意外と外差しが利いていて、この記事を書いている最中も3レースの1,400M戦で外差し勢が上位独占。昨年までのイメージは少々危険かもしれない。

2回東京1日目(2023年4月22日)の芝戦決まり手一覧。
【参考】昨年の2回東京1日目(2022年4月23日)の芝戦決まり手一覧。
  • ペース想定:やや遅い~遅い(61~62秒台)

  • 明確な逃げ馬不在。一応はゴールデンハインドがハナ?前に行きそうなのもキミノナハマリア、レシプロシティぐらいで前がかなり手薄。デビュー戦で真後ろから行ったドゥムーランが人気を集めるほど低調なメンバーで波乱の匂いがする。

レース指標

LAP:12.9-11.6-11.6-12.0-12.7-12.2-11.8-11.2-11.3-11.6
勝ち時計:1.58.9(良) テン3F:36.1 上がり3F:34.1

レースの振り返り

ゴールデンハインドが好スタート・好ダッシュでハナ。内枠が総じてスタートが良く、ソーダズリングもラチに寄せただけで好位を確保。クイーンオブソウル、キミノナハマリアも楽に先行。外枠で位置が取れたのはピクシレーションぐらいで、外枠は総じて後方を追走。やはりこうなるか、といった感じ。

ドゥムーランは前の集団から離れた後方の外、イングランドアイズは後方2番手。スローでこの位置は幾ら外差しが効くとはいえ厳しい。前は逃げるゴールデンハインドにクイーンオブソウル、キミノナハマリアが並びかけて3頭が一団で直線へ。ソーダズリングはこれらの後ろ。詰まらなければ勝てる位置。戸崎さん、ここは決めろ。

ゴールデンハインドが押っ付けて先頭キープ。これを追ったクイーンオブソウル、キミノナハマリアはヘバり気味。ソーダズリングは持ったまま。内からブライトジュエリーが詰めてきたけど既に全力追い。ソーダズリングは進路を確保して悠然とスパート。これは完璧。詰まらない戸崎さんは珍しい。

しかしいつまで経ってもゴールデンハインドとの差が詰まらない。めっちゃ渋太い。ソーダズリングも詰めているはずなのに前が伸びる。結局ゴールデンハインド、ソーダズリング、ブライトジュエリーが等間隔で並んでゴール。イングランドアイズ、ドゥムーラン、イトカワサクラは外から猛然と追い込んできたもののゴールデンハインドの影さえ踏めずに終わった。

勝ち時計1分58秒9は直近10年でウインマリリンが勝った2020年の1分58秒7に次ぐ2番目に速い時計。2020年の1,000M通過は58秒6だったが、今年は60秒8。2秒以上遅く流れて全体の時計が変わらないということは上がりが速かったということ。後半1,000M58秒1は直近10年で最速。流れ自体はサトノワルキューレが勝った2018年(前半1,000M61秒1-後半1,000M58秒4)に似ているが、サトノワルキューレが後方一気だったのに対しゴールデンハインドは逃げ切り。時計も今年のほうがコンマ6秒速かった。

ソーダズリングは絶好の位置、絶好の手応えを有しながらゴールデンハインドを交わせなかった以上、ここが能力の限界なのかもしれない。ブライトジュエリーも内枠が奏功しただけの感じ。イングランドアイズに騎乗した横山和生騎手がレース後にボヤいていたように、この馬場で外枠は厳しかった。そもそも東京2,000Mはスタートしてすぐにコーナーを迎えるので内枠が有利で外枠はしんどい。

ゴールデンハインド(白丸内青帽)を筆頭に内を通った馬がワンツースリー。
イングランドアイズ(黄矢印)は枠順と展開に泣く。

正直この枠が当たった時点で勝ちにいくのは難しいと思いました。厩舎サイドが本当に大事に育ててくれていますし、滅茶苦茶な競馬をして、先がなくなっては申し訳がないですからね。この枠でここまで来れたのはすごいと思います。それだけに、内枠が欲しかったです」

レース後コメント(横山和生騎手)



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