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歩幅も 手の繋ぎ方も 大切なものも すべてが 違うことばかり それぞれの生き方 それぞれのし…
永遠に目覚めない呪い(まじない)を 毛布のなかで何度も唱えた 醒めない夢などいらない …
あなたの瞳の奥に星を見つけたあの夜も 君の歌声に振り返った昼下がりも ぜんぶ「好い」タイミ…
闇を切り裂いてゆくように まっすぐに夜を駆けていく ただひとりの光 風をうむ 瞬きの間に朽ち…
同じところで足踏みして途切れてたシナリオ ツギハギだらけでもつないでいく すべてが完璧な…
「好きなものは最後に食べるの」 女王様はゴキゲンに真っ赤な宝石を頬張りながら、笑う。 唇…
双眸に嵌め込まれたターコイズは 雪の匂いを纏っていた 季節外れの結晶たちが はらりはらり 土に還る まるで桜の後を追うように 冷ややかな瞼に口付けると 曖昧な笑みを浮かべる残像 その身体はもう逝ってしまうんだね 新緑の芽吹き 朝露に濡れた頬 確かに生きていたカケラを抱きしめて 捏造の来世でまた会おう
ちいさな手のひらを懸命に動かして これからを生きようとする君は 僕たちを陽だまりへ誘い出す…