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記憶力を向上させる方法|科学的に証明されている 7つの戦略

この記事は「シノブラジオ」の覚え書きです。本編が気になったら、下記のラジオのほうもお聴きください。
>>シノブラジオ

みなさん、今日も一日おつかれさまでした。臨床心理士・公認心理師の高間しのぶです。埼玉県志木市のソレア心理カウンセリングセンターでカウンセラーとして働いています。みなさんの一日はどうでしたか。うまくいった人も落ち込んだ人も、寝る前のひととき、リラックスしてお聴きください。

■テーマ

記憶力を向上させる方法|科学的に証明されている 7つの戦略

◇こんな疑問や悩みを持っている方に
・モノを覚えられなくて困っている
・覚えてもすぐ忘れてしまう

◇そんな人がこの放送を聴くと、
・モノを覚えるにはコツがあることが分かる

◇書籍紹介

この記事はこのサイトを翻訳したものです。

詳細は、Vanessa Van Edwards(ヴァネッサ・ヴァン・エドワーズ)の著書『Captivate: The Science of Succeeding with People』をご覧ください。

■記憶は進化する

ある記憶を思い出したとします。次に、その記憶を再び格納するたびに、記憶は再構築されるのです。この繰り返しで、時間の経過とともに記憶が変化していく可能性があります。

このような理由で、昨日起こった経験の記憶は、何年後には別の記憶になっているかもしれません。

■記憶は感情とセットである

過去にあったトラウマを思い出すとき、なぜそのときの感情がありありと思い出されるのでしょう。

それは、脳が感情を記憶の一部として保存しているからです。

非常に強烈な感情は、記憶を歪めることさえあります。ある研究では 73% もの人が、9.11 の誤った記憶を持っていました。そうやって、脳がトラウマ的な出来事に対処したのです。

メモ: 何かについて非常に感情的になっている場合は、事実を再確認して、記憶が正確であることを確認しましょう。

■よりよく記憶するための7つの戦略

忙しい生活を送る
ハーバード大学の研究では、忙しいと記憶力が高まります。さまざまな活動を行うことで、精神的な刺激が高まるためです。しかし疲労の限界を超えると急に記憶力も失速します。

テストを繰り返す
覚えたと思っても時間的な経過でしだいに忘れていくので、何度も覚えているかテストをすること。

散歩する
脳の健康は、身体の健康に大きく関係しています。定期的に運動する人は記憶力が良いことがわかっています。

記憶したいことについて他人と話し合う
他人と情報について話し合うと、1人で暗記するよりも多くのことを覚えています。

十分な睡眠をとる
睡眠は記憶を統合するのに役立ちます。眠っていないと、脳は最大限の能力を発揮できません。40代くらいまでは7時間睡眠をとりましょう。

メモはすべて手書きにする
情報は手書きするほうが記憶に残りやすいことが分かっています。手書きは、脳に書き込んでいるという行動を強化し、あとで思い出しやすくなります。

マインドマップなどもアプリを使う人がいますが、上の理由もあって、手書きのほうがいいでしょう。

その情報が自分にとってなぜ重要かを考える
なぜ重要であるかという意味付けができれば、情報を思い出す能力が50%向上します。こうすることで、長期記憶に転送されます。


■まとめ:記憶のための7カ条

・忙しい生活を送る

・テストを繰り返す

・散歩する

・記憶したいことについて他人と話し合う

・十分な睡眠をとる

・メモはすべて手書きにする

・その情報が自分にとってなぜ重要かを考える

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