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こころの筋トレとは?

筋トレ、最近よく聞きますよね。皆さんはやっていますか?ここ10年くらいでブームになりました。

筋トレというかマッチョにあこがれる文化というものがあって、代表的なものはアメリカ文化ですね。日本文化はかつて着流しにヤセ男が色気がありました。ところ変われば、時代変われば、色気も変わる、不思議なのですね。

アメリカのマッチョの代表というと、パパ・ヘミングウェイでしょう。彼は自分の何かを隠すために筋トレに励んでいたようです。そういうやり方もあるんですね。重装備していないと、こころが保てなかった。彼の小説は素晴らしいものが多いし、大勢の尊敬も勝ち得ていたのに、さらに身体で補強する必要があった。彼の人生の過酷さを象徴した話です。

■こころの筋トレ

今日は、筋トレでも、こころの筋トレの話です。

こころの筋トレとは、いろんな方法があると思いますが、今日お話しするのは、自分の感情を拾い続けることです。これは結構ハードですよ。感情を拾っていると、だんだんと、逃げたい、恥ずかしい、分かりたくない、見たくない、そんな自分が出てくるからです。そこを逃がさずに、自分の感情を拾い続ける。ストイックすぎる…とお思いの方もいらっしゃるかと。

まるで感情の1000本ノックを受けているようです。ファーストだ、サードだ、センターだ。目が回るし、体力の消耗も半端ない。実際の筋トレでは、筋肉を定期的にクールダウンしないといけないし、専門のトレーナーがついたりします。

こころの筋トレも同じで、専門のトレーナーが必要かもしれません。それがカウンセラーですね。カウンセラーは、相談者の感情の話を聴いていくのが仕事です。まるでカウンセラーが相談者から1000本ノックを受けているようです。そのくらい相談者の感情がビシビシと飛んでくるようになれば、あなたもカウンセラーとして一人前です。

そこまで相談者が感情を自己主張できるようになれば、あなたは自分の仕事を十分に果たしていると言ってもいいでしょう。

話がズレましたが、相談者の感情の話を聴いていくのがカウンセラーの役目なのです。相談者は、そうやって自分の感情を聴いてくれる人がいるから、感情を話せるようになっていくのです。

しかし感情を話せるようになるには、自分がどういう感情を感じているのかを理解していないと話すことはできません。そうやって自分の感情に気づいていくこと。それには相談者側の1000本ノックが必要なのです。非常にストイックですが、これがこころの筋トレです☺

キツイでしょう?でもこれをやっていると、副作用として自然とマインドフルになれるから不思議です。自分の感情が手に取るように分かるようになり、それが転じて、自己主張をちょっとだけできるようになります。それを媒介するのがマインドフルな外側から見ている自分です。

■マインドフルな第三者の目

こころの筋トレをやっていると、それだけでマインドフルな自分に出会えます。マインドフルとは、自分を客観視できるということ。

マインドフルになるには、マインドフル瞑想をやれば良い、という話ではなく、自分の感情を客観視できるようになること。これがマインドフルネス瞑想の目指しているところですので、瞑想を主体に考えるのではなく、あなたの感情を主体に考えていけば良いのです。

⇒解決しない悩みのある方は、ソレア心理カウンセリングセンター へご相談ください。

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