庵野秀明は信者の呪縛を解き放つ為に...
オタクの呪縛を解き放つか如く描かれた今作。
今で1度となかった”俳優“神木隆之介の起用。いつまでも現実に目を向けず、大人になれない哀れな人々を救済展開は完全にやっている。レイ、アスカではなく第三の存在マリが掻っ攫うのも「君たちも早く大人になれ」と言わんばかりの演出。
レイ信者の誰しもがハートブレイクを起こしたレイ×カヲルの組み合わせ。
農業パートで「ポカナミ」以上の癒しを提供してからジェットコースター級のカヲルエンディング。
レイのような青い髪をして不思議な魅力を持った女性などは居ないという事をマジマジと教えてくれる庵野秀明監督。
ラストシーンだけ監督違う気もするが...。
各人物の思いを綺麗に精算し今まで大活躍であった解析班をグゥのねが出ないほど押さえつけた完璧なる所業。1度見ればほぼ完璧!1回見たら絶対に来るなと言わしめるぐらい綺麗な終わり方。感服以外の言葉は出てこない。
艦長の特攻に、ジオラマ、第九とひたすら趣味を詰め込んだ作品ではあったが一つの終わり。
漫画版ラストを主軸としながらテレビシリーズ、旧劇、新劇の全ての終着駅を「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に込めたのだろう。
オタキングこと岡田斗司夫さんに言わせれば
「庵野秀明の作品で『シン』が付くと設定が変わる」
”新”劇場版の”シン”だからパラレルワールド説も疑うほどだが、エヴァのスピンオフ出したら庵野秀明かスタジオカラーのお金がないのを疑った方がいい。
14年の歳月がテレビシリーズで描けなかったシンジや、ミサトさん、レイ、アスカ、カヲル、ゲンドウの心理状況を整理させ新しい世界を想像する。
25年を経て庵野秀明はエヴァンゲリオンの答えを見出したのだろうか。
エヴァを失った喪失感は非常に大きいが、未来に向けて私も歩みを進めなければならない。明日から頑張ろう。
追伸:エヴァを見る前に『インターステラー』を見ることをお勧めする
支離滅裂すまん。
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