くさか奏子

ライター。お仕事のご依頼はツイッターへ。 映画化脚本、シノプシスの最優秀賞受賞暦、キュ…

くさか奏子

ライター。お仕事のご依頼はツイッターへ。 映画化脚本、シノプシスの最優秀賞受賞暦、キュレーションサイトの編集経験あり。 映画レポートブログを10年。 得意ジャンル:映画、海外旅行、国内旅行、グルメ、ライフスタイル https://twitter.com/solarmodule67

最近の記事

ふでまめでありたいものだ。/秋田ひとり旅

自分と向き合う時間がないと わたしはどうやら文章が書けんらしい。 もちろん、まとめサイトとかなら、 題材をもらえればガンガン書けるのだが。 10年続けた映画ブログも、 自分というフィルターを通してのレポートだったからに、 ひとりの時間が減ったいま、 めったに書けなくなってしまった。 いま、わたしは初めて、秋田にいる。 ひさびさのひとり旅。 車がないから、角館に一泊で終了。 新幹線代をかんがえると非常にもったいない。 とはいえ、貴重なリラックスタイムをす

    • やらなきゃいけないことが増えるとどうでもいいことをしたくなる。

      昨年、「シンデレラ体型ですよ」と医者に言わしめた私は、今年の健康診断で、「肥満度1パーセント」に転落した。 シンデレラ体型とはなんの根拠もない褒め言葉(?)で、実際には数値的なデブと紙一重のプリンセスだった。 もはやネズミだ。ガスだったか、バズだったか。チーズ欲張って無理に持とうとしてはじけた、あのネズミ。ネコに殺されるところでしたね。 さて。 書くことが好きだった私は、書く場所を失った。 いろんな理由があるが、一度、「プロ」みたいなポジションに格上げされ、「先生、

      • 映画『散り椿』レビュー/亡き妻がたくす、残酷で優しい願いごと。

         時は、享保。徳川8代将軍・吉宗が統治する時代。  扇野藩には四天王と称される、4人の侍がいた。彼らは日々稽古に励み、共に剣術を磨いた。  その四天王の一人、瓜生新兵衛(うりゅうしんべえ)は、藩内の金めぐりに不審な点を見つけ、同じく四天王である榊原采女(さかきばらうねめ)の父を糾弾。しかし真相は明かされぬまま、事態は突如、収束。立場の悪くなった新兵衛は人知れず、妻・篠(しの)と故郷を離れた。  勘定方であった篠の兄・坂下源之助は、責任を問われ切腹。嫌疑をかけられた采女の父は

      ふでまめでありたいものだ。/秋田ひとり旅