大豆田とわ子を今から観る

今さらながら、「大豆田とわ子と三人の元夫」の録画を観ることにする。なんと5話までしか観ていない。

昨年もっとも話題になったドラマ、といっても過言ではないあの「大豆田とわ子」を、録画しておきながら半分で留めておくというのは、熱烈ドラマファンからしたら「その精神、意味わかんない」って感じでしょうか。

同時期、「コントが始まる」も放送されていて、どっちかっていうと、まるでお隣さんのような身近さで、案外リアルで、くだらなくて、可笑しくて、哀しくて、クソがつくほど愛おしい日常を過ごすマクベスと中浜姉妹とその周りの人たちの絶妙な関係性が妙に心地よくて、育児・家事・仕事に明け暮れ心休まらないその時の私の心に、優しくふんわりと毛布を掛けてくれるようなドラマだったもんだから、そっちばかり気にしていた。メディアでは「大豆田とわ子」がだんぜんピックアップされてたけれど、やっぱり私は「コントが始まる」がよかったのだった。(その後も心が疲れると、ときどき「コントが始まる」の録画にすがる私)

もともと積極的にドラマとかお笑い番組などを観る方ではないし、今どんなのをやってるかすら知らなかったりするんだけど、エンタメは観るとやっぱりおもしろいし、1週間が楽しみになるし、時には心の安定剤にもなるし、ドラマ狂の友人は楽しそうにしてるし、もっと観てもいいんだよな~って思うんだけれど、「100分で名著」とか、歴史ものとか、環境や社会問題をテーマにした番組とか、NHKばっかし観てしまうのはもう性格的なものなので、エンタメを心のよすがにするのは半分あきらめている。あと、NHKのアナウンサーの声って、心地いいんだ。

でも、私は気づいている。ドラマとかお笑いとかマンガとか娯楽を積極的に取り入れている人と、教養や社会問題とかばっかりで娯楽を積極的に取り入れない人とでは、社会で生きていく上での人間力だったり、人としてのおもしろさだったり、生きやすさ・生きづらさなんかにもけっこう違いがでてきてしまうんじゃないかってことを。私はむろん後者です。残念です。

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