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めちゃくちゃ大きい提灯を作って商店街に掲げた話とリサーチアトリエがあった場所

関西大学・サーチアトリエは、大学の研究成果をもとに、地域の問題解決をはかる「日本初の商店街内に設置された研究拠点」として2010年7月にオープンしました(2015年3月、文科省による助成が終了。その後3年の活動を経て、2018年3月閉鎖)。写真は天神橋筋商店連合会土居会長(当時)と関西大学楠見学長(当時)。

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研究や調査ばかりでなく、紙芝居、写真展、防災教室、丹波の物産展などさまざまなイベントを行いました。これらのイベントを通じて、大学が地域と交わる機会をもち、地域の声に耳をすませながら、「いま何が問題になっているのだろう?」「どうすればその問題を解決できるのだろうか?」を専門知識を元に考え、その解決を実践するのがリサーチアトリエの使命と、我々は考えました。

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南森町りそな銀行前「駐輪排除実験」はその活動の一環として行われました。

トップの写真は、リサーチアトリエ開設二周年を機に設置された大提灯です。縦2.2メートル、直径1.8メートルあります。創業安政五年、大阪天満宮のお祭りを支える「提灯舗かわい」さんに作成していただきました。天満宮参詣道を指示する天神橋筋2丁目の大提灯(写真は当時)と同じ型が使われています。

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この大提灯のすぐ下の東側に、リサーチアトリエはありました。

扇町駅3番出口を出てアーケードを見回せば、大提灯に書かれた「天三」の文字が目に入ります。南森町駅からは「関西大学」の字と紫紺色の校章を目指して歩けば、迷わずにリサーチアトリエに着くことができました。

アトリエが閉鎖された現在も、この提灯は変わらずにこの場所に掲げられています。

大提灯制作のプロセスは下の写真の通り。

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2012年05月17日(3)

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ここで中に入っていた型を抜き取ります!

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こうして大提灯は完成しました。すべての作業が美しく、感動的です。

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提灯制作を記念して、「提灯」がテーマのSTEP川柳大会を開催。大賞作品の賞品は、今柄紫峯さんが書いてくださった書です。

キャプチャ



この記事は、関西大学STEP発行「らくさん」Vol.1の原稿を元に、一部改編して掲載しています。







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