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新築一戸建て、太陽光発電を検討する方向け⑬(新築時に設置するのと、完成後に設置するのとどちらが良いですか?)

工務店に頼む頼まないとは別の視点の質問です。

これについては、考えるべきポイントは2つあります。
1つは支払い方法について、もう1つは設置工事についてです。

支払いについては現金で払う場合には何も関係がありません。
ローンを組む場合に、住宅ローンに組み込むのかどうかです。
住宅ローンに組み込みたい場合はさすがに新築時に設置をしなければなりません。
では住宅ローンに組み込むのが良いのか、別にソーラーローンを組んだ方が良いのかは月々の支払額をどうしたいかによって決まります。
住宅ローンのフラット35(金利1.55%の35年固定)、ソーラーローン(金利2.6%の15年固定)で比較してみます。

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住宅ローンに組み込んだ場合にはとにかく月々の支払額が小さくなることがメリットです。ソーラーローンで組んだ時の半額以下になります。
逆にソーラーローンの方が、15年固定と年数が短いので最終的に支払う金額は少なくなっています。
住宅ローンは満額借りてしまうので、太陽光発電についてはソーラーローンで借りるという方も少なくありません。

もう1つの設置工事についてですが、先行配管をさせてもらえるかどうかで変わってきます。太陽光発電システムは太陽光パネルで発電した電気をケーブルを配線して、パワーコンディショナーまで運びます。そしてパワーコンディショナーから分電盤まで同じくケーブルを配線しなければなりません。
この先行配管ができるので、新築時に設置をしたいという方がいるのですが、そのメリットは配管を壁内に隠せるということです。
しかし隠すことができる部分というのが屋根上の太陽光パネルからおろしてきた配線を、1階と2階のちょうど間くらいに設置するパワーコンディショナーまで外壁をつたっておろしてくる部分だけです。

これは価値観の問題ですので、どちらでも構わないのですが、この部分だけの配管を隠すために、結構な手間を強いられますのでコストが上がります。
(工程の中で、この先行配管をできるタイミングが数日しかないため、工務店と連絡を取り合いながら、ここというタイミングで工事に行かないといけないため)

ですので、住宅ローンに組み込むわけでもなく、先行配管も特段希望しない場合は新築時でも完成時でも変わらないということになります。

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