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太陽光発電やっておきながらなんですが

住宅用太陽光発電が好きです。
ありとあらゆる家の屋根にみな設置されれば良いのにと心から思います。

でも、おおっぴらにこういう事言うのはよくないのですが、実は温暖化防止の話にはあまり興味がありません。

新人が入ってきた時の研修でも、なぜ太陽光発電は普及が進められているのかという所でパリ協定の話をもちろんします。温室効果ガスを減らすというのがパリ協定の主旨です。でも温室効果ガスは地球温暖化とは関係ないという意見があるのも事実です。

このあたりを知ってしまった時から、どちらが正しいかわからないのでこの問題からは距離を置こうと思いました。

でも、もう一つの「エネルギー自給率の低さの改善に役立つ」には非常に興味があります。
原発がほとんど止まってしまっている今、日本のエネルギー自給率は約10%と驚異的な低さです。(アメリカは90%超、中国は約80%)

石油は中東に90%依存しています。石炭は70%がオーストラリア。天然ガスこそある程度輸入国を分散させられていますが、99%海外からの輸入に依存しています。

真珠湾攻撃によってアメリカと開戦したのも、一番大きな理由はABCD包囲網によるアメリカからの石油輸出禁止でした。(その当時石油はアメリカから約80%輸入していました)

エネルギーは経済の根幹です。
そのエネルギーのほとんどを輸入に頼っているという極めて国家としては脆弱な基盤の上に成り立っています。これだけ首根っこ掴まれた状態でよく外務省は他国とやり取りできているなと本当に感心します。

今、オーストラリアと喧嘩できません。
今、中東でなにかあったらパニックです。
平和で何も起きていないからわかっていないだけで、日本という国は驚くほど薄氷の上を歩いていると感じます。

住宅用の太陽光発電は自宅の屋根でエネルギーを生み出す、そして太陽が照っている限り生み出し続けます。自国のエネルギー源となります。エネルギー自給率の改善につながります。

私はこの一点において、住宅用の太陽光発電システムがもっともっと普及して欲しいと思っています。そして大体、省エネ意識も芽生えるためエネルギー消費の抑制にも繋がります。


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