主要取引先たちとの取引中止
東日本大震災の影響で2期目スタートを盛大にずっこけてスタートしたソーラーパートナーズですが、実はずっこけてしまう理由はもう1つありました。
それは1期目に売り上げの最大シェアを占めていた企業を含めて、かなりの企業さん達とお取引を止めさせて頂いたからです
これは別にその企業さん達と喧嘩したとか不祥事があったとかという話ではなく、私たちのわがままを聞いてもらいました。
1年間、太陽光発電業界にどっぷりと浸かってわかったことは、太陽光発電の販売だけをやっている会社と、工事だけをやっている会社、販売と工事の両方をやっている会社があることです。
そしてあくまで相対的な話ですが、販売だけをやっている会社にやんちゃな売り方をしている会社が多いということがわかってきました。
やんちゃな売り方というのは、ぼったくり価格、嘘をつく、とりあえず売れればいいやとの超格安などです。これらは結局のところ事業継続を本気でする気がない会社が取る手段で、案の定ふいっと次の日から連絡が取れなくなる会社がたくさんありました。
住宅用太陽光発電システムの価格は、その当時ですらよっぽどのことがない限り500万円を超えません。そうなると建設業許可を必要としません。つまり太陽光発電の販売には免許がありません。
もちろん設置工事には電気工事の資格も、メーカーの研修も必要ですが、それは下請けの工事会社にお願いしてしまえば、今日会社を作っても太陽光発電の販売はできてしまいます。
あまりにフットワーク軽く販売ができてしまうため、同時にフットワーク軽くいなくなってしまう会社が多いのです。
1年たった私たちの結論として、販売と工事を両方を行っている、いわゆる自社施工の会社のみ紹介していくようにしようと決めたのもちょうど2期目が始まる時でした。
自ら主要取引先にお断りを入れ、最大シェアだった企業さんにはむしろお前ら大丈夫なのかと心配されました。
「理念に殉じようと思います」と強がってみたものの、内心はドキドキでした。
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