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新築一戸建て、太陽光発電を検討する方向け⑭(足場があるうちに設置してもらいたいと思っているのですが・・・)

工務店に頼むのではなく、外部業者から太陽光発電システムを買うことを決めている方がおっしゃることで、たしかに足場を使わせてもらえるのに越したことはありません。

ただこのためには、外部業者が新築現場に入らせてもらえる許可をもらわなければなりません。
これは施主さんでないとなかなかできない事ですので、以下の2点を工務店にしっかり確認をしておいていただく必要があります。

・太陽光発電システムは外部業者に発注したいこと
・新築時に設置したいので、外部業者の現場立ち入りを認めて欲しいこと

一番よくあるパターンは、太陽光発電を外部業者に頼むのは構わないが、現場立ち入りは認められないので、完成後に設置してくださいと言われるパターンです。施主さんが頼んでこの回答ならば、これはもうどうしようもありません。

本当に工務店さん次第です。最近は施主支給も一般的な用語になってきているので、外部業者の立ち入りにもだいぶ寛容になってきている傾向がありますが、ダメなもんはダメという工務店がまだまだ多いのも事実です。

しかし実は、太陽光発電システムの設置工事において足場は必須ではありません。
安全のために足場設置を必ず行う会社と、ある程度の屋根勾配までなら足場は設置せずに工事を実施する会社とに分かれます。

もちろん足場があるにこしたことはないのですが、太陽光発電システムの設置工事はだいたい1日で完了する上に、足場代が10数万円かかりますので、危険ではないと判断した屋根については足場設置をしないで工事実施するケースの方が多いです。

ですので足場の利用ができるできないはそれ程大きな問題ではなくて、それよりもこれまでに出てきた住宅ローンへの組み込み、先行配管をやるならないの点の方が重要です。

新築の方で、圧倒的に一番多い希望は、先行配管は別に希望しないけれども、住宅ローンには組み込みたいというものです。
この場合は新築時に設置をしなければならないので、先行配管はしなくても現場が完了する前に太陽光発電の工事に1日入らせてもらわなければなりません。その場合は足場があるうちに屋根へのパネル設置工事をさせてもらい、できあがりの最後の方にパワーコンディショナーの設置など電気系の配線工事を別途入らせてもらう形が多いです。

どちらにしろ、外部業者の現場立ち入りの許可は必要なので、工務店さんに取り次いでもらう必要があります。

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