【ワーママのキャリア迷子日記#3】ミートキャリアでキャリアのプロに相談して迷子を卒業した
こんにちは、Solanです。
しがないワーママ(9年目)が、初めてキャリアについて悩んでいる記録・その3です。
前回の記事はこちら。
上司、そして先輩への相談を経て「異動しよう」の方向で一旦気持ちが定まった前回。
その後もモヤモヤを抱えながら日々、仕事と育児・家事をこなしてきました。
先輩へ相談した後に、他の社内の知り合いにも相談して、社内にどんな部署があるのか詳しい資料をもらえました。
それを眺めてみて思ったのが、
異動したい部署、特になくない・・・?
なぜ異動したい部署がないのか。
色んな部署の資料を見ながら、
今まで培ってきたスキルが活かせるか
知り合いがいるかどうか
を基準に異動先の候補になる部署を探しました。
上の2つを満たせそうな部署はいくつかあったし、どんなことをしている部署なのかも資料である程度イメージはできたのですが、資料だけでは「働き方」がわからない。
今の私の働き方は、
週一出社、それ以外はテレワーク
時短勤務(できない日も多いけど)
子供が熱を出したらフレキシブル(中抜け可、昼間は休んで夜働くとかも可)
という感じで、非常〜〜に自由で、育児と両立しやすい働き方をさせてもらっています。
このような働き方ができている理由は会社自体がテレワーク可なのもありますが、一番は上司が育児に理解があり、私を信用してくれているというのが大きい。
じゃあ今の働き方を、異動した後にもできるのか?と考えた時に、無理かも・・・と思い至ったのです。
我が社の場合、テレワーク主体かどうかは部署ごとに異なりますが、個人によってもかなり違います。
私のいる部署でも、ほぼ出社しなきゃダメな業務の人もいますし、数ヶ月に一回しか出社しない人もいます。
これはやはり、担当業務によって差があるのです。
異動先を部署で分けて考えていたけれど、働き方は部署の中でも色々あるよね。
そして私がどんな業務に就いてどんな働き方になるか、異動してみなければわからないよね。
ということに思い至った時、
果たして「今」異動するべきか?
と考え始めてしまったのです。
また頭の中がゴチャゴチャになってきた。→プロに相談、する?
異動しよう!と意気込んでいたのに失速してしまった気持ち。
何を優先して考えればいいの?
私は何をどうしたかったんだっけ・・・?
とグルグル思考に陥ってしまいました。
でも今のまま流されるように働いていてはダメな気がして悩んでいた時、ミートキャリアのキャリア相談を使用できることを知りました。(勤務先が企業向けプランを契約していたようです)
以前から気になっていたミートキャリア。
いわゆる転職相談ではなくて、転職するのか?しないのか?というようなキャリアの悩み全般を相談できるサービスです。
個人向けプランで相談しようかな・・・と本気で考えたこともあったので、迷わず申し込みました。
担当してくださったカウンセラーの方は、同年代かつ子育て中という似た環境にいらっしゃる女性で、初対面から話しやすくオープンマインドで話すことができました。
相談したかったのは、
今の担当業務と育児の両立が厳しく、転職または異動したいと考えているが、アドバイスが欲しい
今の部署ではエンジニアをしているが、エンジニアとしてのキャリアをこのまま続けて行くことに疑問があり、今後のキャリアをどう考えればいいか相談したい
自分の強みがわからない。何を自分の強みとして考えればいいか知りたい。
の3点でした。
とはいえ、初対面で一緒に働いたことがあるわけでもないカウンセラーの方から、どういうアドバイスがもらえるのか正直疑問に思っていました。
私のこと何も知らないのに、どういうアドバイスをくれるんだろう・・・?
ミートキャリアに相談してみた結果と感想
まず最初に結論から言うと、
悩んでいたことは全部一旦解消されました。
これは「環境的に解決した」ものもあるし、「私の心の中で納得・腹落ちした」ものもあります。
後者の「私の心の中で納得・腹落ちした」ものについては完全にミートキャリアのカウンセラーさんのおかげです。
これが私にとっては本当に有り難かったです。
カウンセラーさんがしてくれたのは、簡単に言うと主に以下の2つでした。
私の話をよく聞き、内容を整理し、優先順位をつけ、今後の方針を一緒に考えること。
私の提示した過去のエピソードから、強みとなるスキルを言語化してくれること。
これは文字にすると「なんだ簡単じゃん?」と思えますが、一回一時間、たった3回のカウンセリングでスルスルっと進めてくださいました。
恐らくコーチングのようなスキルを活用されてたんだろうな・・・とド素人の私は思ったりしますが、支離滅裂な私の話を紐解き、整理して言語化するのは大変なことだったろうと思います。
正直に言って、ある程度私の中に「答え」があったのは確かです。
毎回のカウンセリングの最後に簡単な宿題を出されるのですが、それをこなす中で「ああ、こういうことだな」と答えが見えていました。
それってカウンセリングなんかしなくても遅かれ早かれ答えが出てたんじゃ?と思われるかもしれませんが、そうではないんです。
例えば宿題中に「異動はやっぱり今はやめとこう!子供も小さいし、移動先でテレワークができるかもわからないし。」という結論に至って、意気揚々とカウンセリングでそれを話します。
するとカウンセラーさんは、「それはどうしてそう考えたんですか?」とか「こういう選択肢もありそうですが、比較してみてどうですか?」と色んな角度から私の答えを検討してくれます。
それに答えていくと、
「なるほど。ではSolanさんはこう考えていて、それは優先順位がこれこれこうだからで、こういった可能性もあるけども、今のタイミングでは異動しない方がいいと考えているんですね。」
と最終的なゴールに導いてくれる。
そのゴールを聞いたとき、私の中に初めて感じる「納得・腹落ち感」が生まれるのです。
私がひとりで考えて導いた「答え」はしっかり掴みきれないモヤのようなもので、それをカウンセラーさんが「言葉として掴むことのできる答え」に仕立ててくれる。
そしてそこに至るまでに提示してくれる可能性や、「こういうケースがありますよ」という事例はキャリアカウンセラーとしての経験や、あらゆる業界の情報に触れているからこそ提示できるものなので、私がひとりで考えていた時には考えもしない可能性だったりします。
それも踏まえた上で辿り着いたゴールだからこそ、腹落ちできるのです。
ああ、これがカウンセリングなんだ、と目から鱗が落ちる思いでした。
「自分の強み」についても、過去の経験を棚卸しする宿題の中でなんとなく見えたものがありました。
意外と私、こういう部分を頑張ってるじゃん?これって強みじゃん?と思ってホクホクしながらカウンセラーさんに話したら、そのエピソードを聞きながらパパパッと5〜7個くらいのキーワードを考えてくれました。
いわゆる、「○○力(りょく)」というようなキーワードです。
それを見た時に、
そうそう、こういう言葉にしたかったんです・・!!
とまた目から鱗が。。
やっぱり私が考えていたことってまだまだ抽象的で、解像度が低かったんだな、と恥じ入るレベル。
もちろんキーワードを提示して終わりではなく、そこから更に「Solanさんにとって納得感のあるキーワードはどれですか?」とか「他に他人から言われたことがある長所とかってありますか?」というような整理を経て、自分の強みとなるキーワードがいくつか出来上がりました。
その時強く思ったのが、自分の強みについて
「私は○○力(りょく)を持っています!!」
と自分で挙げるのってすごく難しいということ。
これは私の性格もあるのかもしれませんが、日本人でこういうの得意な人ってあんまりいなさそうだな・・・と思います。(笑)
他人から言われなければ思いつかないキーワードばかりでしたし、でもキーワードとして見てみると「ああ、過去に友達にこんなこと言われたな」って納得できるものが多くて。
こういうところは、やはりプロの成せる技なのかなと思いました。
そして最後に、見えてきた強みから何を伸ばすのか、どう伸ばすのかを一緒に考えて頂きました。
ここでもカウンセラーさんが一方的に「これをやりましょう」と言うのではなく、私が「どう働きたいのか」からどの強みを伸ばすのか、そして伸ばす方法として何があるのかを考えてくださいました。
最終的には自分にできるレベルで今後の「やるべきこと」が見つかり、納得できました。
ミートキャリアに相談してみた感想としては、こんなにスッキリとした気持ちになるとは思いませんでしたし、相談して本当に良かったと思います。
人って普段から頭の中でグルグルと考えては一旦方向性は決まる・・・みたいなことを繰り返して生きていると思うのですが、
「頭の中のグルグルを言葉にすること」
「言葉として捉えられる状態に落とし込むこと」
がこんなに大事なことなんだと気付かされました。
そしてその「言葉にする過程」や、「どんな言葉にするか」も大事で、今回はキャリアカウンセラーというプロの手を借りたことが本当に助けになりました。
私1人では絶対にこのレベルの腹落ち感は得られず、ずっとグルグル考え続けていたと思います。
今後の私のキャリアと展望
今回相談した3つについては以下の方針に決めました。
転職 or 異動
⇒転職・異動は一旦見送り。未就学児がいるため、今の自分に合った働き方(時短・テレワーク・フレキシブル)ができることを第一優先とする。責任あるポジションのせいで残業が発生したりする点は、後任を決めて第一線からは退けるように働きかける。エンジニアとしてのキャリアを継続するか
⇒異動しないためエンジニアという肩書きは続くが、エンジニアスキル以外の自分の強みが見えたことで、そこを伸ばすように考えをシフトしていく。異動しても使えるポータブルスキルを重点的に伸ばす。自分の強みがわからない
⇒カウンセラーさんにキーワードとして可視化して頂いた。その中で重点的に伸ばすスキルも決定。
相談後の気持ちとしては、仕事に対して前向きに考えることが出来るようになりました。
相談するまではとにかく仕事から逃げたい、育児との両立が無理・・・という気持ちでいっぱいでしたが、今は
「辛い時期にいるけど、自分の強みを伸ばす時期だと捉えよう」
「コツコツと出来ることを続けていけば、いずれ出口が見える」
という気持ちで前向きに仕事に向き合っています。
これはカウンセリングの宿題の中で、過去の経験の棚卸しをしたことも大きかったです。
過去にも仕事上で辛い時期はあって、がむしゃらに自分のできることを頑張って乗り切ってきたことを思い出しました。
今はまたそういう時期であること、そしてそういう時期はずっと続くわけではないことを思い出し、少し気持ちが楽になりました。
育児との両立が厳しいと感じるのは変わりませんが、「前向きに仕事に取り組む母」の姿を見せられるのであれば、それも悪くないと思えるようになりました。
もちろん上司に相談してもう少し責任の軽いポジションに変えてもらうことを決めましたし、夫や周囲にもっと頼って家庭を守るようにするつもりです。
ポジションが変わるまでは引き続き大変ですが、自分の強みがわかったことで「ママは仕事でこんなことを頑張っていて、周りの人に頼られているんだよ。だから見守ってね。」と子供達にも胸を張って言える気がしています。
何かが大きく変えられたわけではないですし、またトラブルがあれば同じ状況に陥って「辞めたい」と喚くかもしれません。
でも一旦は私の中で最善の方針が決まったので、キャリア迷子からは卒業できたかなと思います。
(また迷い出したら記事にするつもりです。(笑))
人生100年の時代、キャリアに悩む時期は絶対にまたやってきます!
100%正しい答えなんてないので、その時はまたプロの力を借りたりしながらその時の最善の道を選んで歩いていきたいです。