だから書いている。
そうだ。次男の妊娠がわかってから、初めて産婦人科に行った時、産婦人科医さんから「胎嚢( たいのう)が小さいねえ」と言われたんだ。当時は3分に1回くらいはその言葉を思い返してしまうほど、夫婦揃って心配しまくっていた。
当の本人はそんな心配とは裏腹に、その後すくすくと成長し、無痛分娩でポコンと生まれてきてくれた。現在生後9か月となり、ほっぺを脂肪でパンパンに膨らませ1日中床を這いずり回っている。そう、とっても元気です。
お兄ちゃんの時と違って、2人同時に子育てが進むので、あっという間におっきくなった感じがある。そんなこんなで妊娠初期の不安な記憶をどこかに置き忘れていたようだ。こんなことって暢気な父親だけかも?こうしてたまに記憶を取りに戻らないと、喪失という渦にいろんな出来事がどんどん飲み込まれていってしまいそうで怖い。
そうだよね。だから人間は書く。だから人間は撮る。だから人間は作るんだ。
過去と現在と未来。3つをどうにか繋ぎたい。できれば太くて丈夫でカラフルな糸で。そんな備忘録。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?