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Day6,盛りだくさん(WTBF)

HNH

昨日に2回目の100機フライトを実施し、サウジアラビアのフライトにも環境にも慣れてきた日本チーム。

この日(Jan-6th)の朝はイエローチーム25機がメインで飛び、オレンジチームもオプショナルで、もし飛びたければ飛んでもいいという日。

さらにイエローは午後にも係留フライトとナイトグローがあるという、盛りだくさんでした。

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まぁ朝も慣れたし、夜の係留とグローはやり方に謎が多いけど、場所も広いし楽勝だろうと、軽く見ていました。が、後々後悔することに。。

以降この交代制が続くのですが、メインのチームはゲストを乗せ、オレンジのようなオプショナルフライトのチームは一緒に来たクルーを乗せてフライトを楽しむような構成になっています。

この日の風も穏やかで北~北東の風。フライト自体も慣れてきたこともあり、ただ飛ぶだけではつまらないパイロットばかりなので、日本チームはHNHをしてゲームをすることに。

ヘア気球にE&Mさんにしてもらい、着陸地10m以内に誰も近寄らなければヘアの勝ち。もし近づいた気球が複数いたら一番近い人の勝ちとしました。

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この日の風は今まで行ったことのない方向に吹いてくれたこともあり、また別の遺跡と奇岩群の間をすり抜けるフライトができました。私はゲスト2名の男性と一緒にフライト。

そしてゲームの結果は、

ダントツのヘア気球勝利。

私は一番後方からヘアの行く先を見たてのですが、普通のパイロットならもう下りたい!ってところでもなかなか降りず、フライトエリアギリギリの市街地手前まで飛んで行ってしまいました。

他の気球も、もう追いかけるのをあきらめてしまい、僕も手前でA&Mペアの気球が下りるのを見て、「こりゃやめとこ」と判断し安全な場所で着陸。

普通の大会ではないので、他の気球の着陸地などは考えず、マジで逃げ切られました。

後々聞くと、冒険心が強すぎるMとEさんが組むと、山越谷越えは当たり前になってしまうのだとか。

航跡を見せてもらうとエリアギリギリだし、谷風を使わないと下りるところがないくらいの場所に、悠然と着陸していました。

なんともこの方々の冒険心と技術と枠を超えるような飛び方には参りました。ゲームを提案したMさんも「ヘアを間違えたな」と苦笑い。

ただそのアドベンチャースピリットというか、遊び心とギリギリまで挑戦する精神みたいのを、一番若いのだからもっと持たないと、という学びと戒めも感じたフライトでした。

初の午後係留とグローを実施

この日は午後も風が落ち着いていたので、初めて午後の係留とグローを実施することに。


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こんな感じで、等間隔で地面にコンクリートでアンカーが埋め込まれており、3点係留で実施しました。


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さらには係留が終了した後、いったん気球をデフレして、隊列を下記のように並べ替えて再度インフレするという、短時間に2回のデフレ&インフレの荒業発表。

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まじか~しんどっ!っと思いつつもやるしかない。

私自身、25機での同時係留は初めての経験で、なかなか狭い感覚だったのですが、上がってみれば圧巻の光景でした。もし見るのであれば遠目から見てみたらもっときれいかも。でもやっぱり狭かった。


夕日が沈んでいく中でだんだん気球が明るくなる光景もまた幻想的でした。

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その後はグローショーに移る予定で、プランでは一度デフレして、移動した後また立ち上げる手順だったのですが、風も穏やかだったし時間との兼ね合いもあり、立ち上げたまま配置移動して実施することに。

グローではV字に気球が配置され、指示ライトに合わせて気球はバーナーオン。

観客は専用テントの中でソファに座りながら鑑賞、それに合わせて光る気球を楽しんでいました。

しかし音楽は外のパイロットたちにはほとんど音は聞こえず、光に合わせてバーナーを焚いているだけ。パイロットにとっては、なんだかいまいち楽しめない不完全燃焼でした。

そして真っ暗な中でのデフレと回収は、なぜか2倍疲れる。しかも夜中で終わったのが21時くらい。ホテルに戻ったのは23時過ぎ。

朝フライト後に夕方と夜の係留は、なかなか体にこたえる一日になりました。

ゲストファースト


グローショーをして感じたのは、ゲストファーストであること。前回の記事で待遇について書きましたが、この時再度感じました。

とにかくゲストのおもてなしをできる限りする内容になっており、係留は時間内であれば、何度でも乗っていいようでしたし、グローショーも暖房のあるテントでソファにくつろぎながら軽食と一緒に鑑賞。

朝のライドは、ゲストに対しては待機場所にソファや軽食を用意し、フライト後には送迎がすぐに迎えに来て、準備や回収を手伝うことはほとんどありません。

日本でよくあるような体験型ではなく、本当にラグジュアリーな乗り物体験としての待遇があり、ゲストも皆きれいに着飾った方が多くいました。

これは主催者の希望なのか、Miriam達の提案なのかはわかりませんが、こういった内容のツアーもあるんだな~と、いい経験になりました。


飽きが来たな~と思いつつ、まだまだ次々と新たな経験ができるサウジアラビア。翌日はなんとギネス挑戦!ただ、やり方やオペレーションは全く共有されていない!

さあどうなることやら。。


つづく



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