太陽と月
太陽と月。
もっとも素直にラテン語に直すと、sol et luna。
発音は、「ソール エト ルーナ」。
それを滑らかにした発音が、「ソーレトルーナ」と呼ばれます。
太陽と月は、古くからの歴史がありました。
それは人類が存在する、もっと昔から、私達の想像しきれないほど、気が遠くなるほど昔。
宙には無数の星が散りばめられていて、でもそれなのに、どうして太陽と月だけが特別隣合わせのように表現されるのか、もっとも、科学的な話だけれど、そうではなくて。
もっと直観的な、動物的な考えで見てほしいのです。
私にとっての月が、何よりも遠く、そして何よりも輝く存在であったことは、信じて疑わない。どうしたら遠くで輝く月を奪って閉じ込めておけるのか、そう考えるときもあれば、すべてから解放して、等しく誰のものでもないように、ガラス瓶にでも入れてしまえればと考えるときもあって、でもそれは、さぞかし綺麗なのでしょう。
この活字の羅列を見て、きっと、貴方だけが気づくのです。
太陽と月の在り方に。
月の満ち欠けは、太陽との位置関係によって決まります。
太陽の光が月に届くその距離が、適切であろうと、その熱で溶かし尽くされてしまおうと、それはきっと、誰にも口だしはできない領域なのです。
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