命とは

「同級生のお母さんが亡くなられました。」
そんな訃報が入った日曜日の昼下がり。

あまりにも突然の出来事に動揺したが、部活仲間に連絡を回して欲しいとの事だったのでとりあえず連絡を回した。

テレビや小説などでは、同級生の親が亡くなり葬儀で久しぶりの再会を果たす。という場面も少なからずあるだろう。まさか、自分がそういう立場になるとは…
ましてや、まだ高校2年生。あまりにもショックが大きすぎる出来事だった。

しかし、よく考えてみるとまだ学生ではあるがもう17歳。来年度には成人を迎える歳である。いつまでも親元で甘えている訳には行かない。これから社会に出ると、もっと大変な出来事やショッキングな出来事があるだろう。

私は中学生の頃、曾祖母を亡くしている。
それが人生の中で「人の死」に触れた最初の出来事だった。それから立て続けと言っていいほど知り合いが亡くなり、「生と死」について考えることが多くなった。

人が老衰や病気、不慮の事故で命を落としてしまうのはどうしようもない。今の現代社会では免れられない事実である。ならば、今生きている私たちは今ある命を精一杯使いたいではないか。

命は自分の選択で長続きさせることも消してしまうこともできる。特にいま状況が難しい社会にあって、生きづらいと考えることも多いだろう。でも、こう考えて欲しい。「生きたくても生きられない人もいる。人はいつ、何があるか分からない。」

今日の1件を通して、改めて命について考えることが出来たと思う。

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