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滑稽考察、仮説、予想。

この文章はA マッソ単独ライブ「滑稽」のネタバレ、考察、根拠が足りない仮説となっております。まだ滑稽をご覧になっていない方は必ずここで開覧を止めるようお願いします。
配信チケット↓

他の方と被る内容があったり、それを否定することもあるかと思われます。また、日本語弱者のため誤字脱字等は甘めに見ていただけると幸いです。
後日追記もしていきます。

※私は現地に行くことができませんでしたが、たくさんの方にご協力いただきました。本当にありがとうございました。



▶まず、滑稽とは
1.笑いの対象となる、おもしろいこと。おどけたこと。また、そのさま。
2.あまりにもばかばかしいこと。また、そのさま。

ライブ「滑稽」は後の綻び様である菊田市子を神格化するためのライブであると考える。
全体の流れとして、Affirmation の紹介、市子の紹介、儀式による神格化となる。

●会場周辺
・入場前の「無表情」を測る検査
・2階席、3階席の破顔様の人形
公演によって破顔様の位置が変わったり変わらなかったりする。
・「笑顔の当い」の張り紙
・映像にも出ていた岩
・ほほえみマスク
・会場外の白いバン

ほほえみマスクは感染症の予防と称した、儀式にて市子様に笑いを捧げるための媒体であると考える。

▶︎ネタについて

◯進化論漫才(仮名称)
・「養鶏場の一社提供」という漫才
この養鶏場というのはAffirmation の一社提供のライブであることを隠すためのものであると考える。加納さん「ノルマをクリアしました」は Affirmation が設定したノルマのことだと思われる。
・ディストビアでは生きられない。
ユートピアの対義語で反理想郷、暗黒世界を意味する。この漫才自体が Affirmation 関連のものと仮定した場合、ディストピアとは笑顔がない世界つまり、無表情に汚された世界のことを指している思われる。
※根拠はあまりないが、鶏と卵=親と子=市子の母親と市子のことを示すのかも

◯OP トーク
・初めて見た方にギャグをプレゼントする流れ。
毎回初めて見る人がいる前提の会話。サクラがいるからこそできる流れだと思われる。
※考えすぎでかなり根拠が弱め。
・ほほえみマスクの着用の強要。
市子兼綻び様に笑いを捧げるために必要であると考えられる。

◯コント交通事故(仮名称)
加納さん=Affirmation、村上さん=金巻
金巻の交通事故再現コント

まずこのコントは、Affirmation 側の視点から見た金巻の交通事故を表現していると考えられる。加納さんの「村上さんが悪い」というような発言は、金巻君の交通事故での
Affirmation「金巻君が悪い」
にリンクしている。
また、村上さんの役はどれだけ暴力を受けても彼氏のリュウジ君を愛している。これは金巻君が市子のことを好きということを示していると思われる。

これらの理由によってこのコントは金巻君の交通事故をオマージュしたものであると考えられる。

※コント中では村上さんが悪いとされているが金巻者の交通事故において Affirmation は飛び出し事故で金巻君が悪いと主張しているため、このコントは Affirmation が警察や外部の人にAffirmation は悪くないと主張するためのコントでもあると考えられる。
※コント内で携帯の電話番号を教えるシーンがありますが、2月26日22:20(私が確認したタイミング)の時点で配信の方は番号が伏せられていたため、特に関係はない。

覚えていたとしても絶対にかけないように。

◯合格発表のコント(また仮名称)
・受験番号2537
精神的に直観と目覚めを意味する番号である。
・「自己肯定感の分岐点」
・国語の先生
国語の先生として市子と思われる写真を見せる。成績は男びいきをする。

教師になるには大学を卒業しなければならない。教育実習生も成績にはかかわることができない。学校自体が Affirmation 関連の学校だとしても宗教法人が運営される場合は私立となるため、矛盾が発生。

となると、5万払った相手が Affirmation の人物であるパターンか、Affirmation がコントに手を加えたということになる。
(未確定)

〇戯曲のコント(もういいや)
Affirmation 芸術部のコントだと思われる。
加納さん役のキャラは田中と名乗っているが、スタッフロールに田中の名前はない。

・「言いたくなかったんだけど、どうもあなたは夜ひとりでみだらな行為に耽ってるんじゃない?」
・「やらなければいけない晒しがあるんじゃないですか?」
このセリフはドラマ中のともみのセリフである。

また一つ目の質問に対し心当たりがないと村上さんが答えていることもポイントで、Affirmation の関係者だからこそ禁止されている行為をしていないと自信をもって言えるのではないのだろうか。
・フライヤー
背景のホワイトボードに「ルマットおばさんの襲来」というタイトルの市子の写真が載っているフライヤーがある。

ルマット=タロットカード
フランス語で愚者の意味。

◯ 写真De トークは公演ごとに写真が違うため、まだ調査中

◯コント 教育ママ
市子と母親の会話。

・弟の名前 ケンタ
「赤本を来世に受け流す。いきなり二人きり。」
弟は母からの勉強の圧力で亡くなったと思われる。考察の要素はほぼなし。割とそのまま。


▶ティザー映像について

この映像は事前に公開されたものと、後日新たに編集された二種類の映像がある。

編集前の元のティザー映像
・「ほほえみのつどい Affrmation」と何度も繰り返されている。
イヤホンをするとよく聞こえる。
・最後のモールス信号も Affirmation
・映像内の言葉(出てきた順)
TRANCE STATE 恍惚状態
SELF-HYPNOSIS自己催眠
MENTAL BRAKEDOWN 精神崩壊、ノイローゼ
SPIRITUAL AWAKENING精神的な目覚め、暋蒙思想

・入道雲
仏教では悟りを開く、人信を意味する

この映像は Affirmation 美術部が作成したものである。

▶Affirmation「市子の嘲笑」について一気になった点についてざっくりまとめていく。

・ドッジボール
コートが外野にも引かれ、二重になっている。そして、再現映像ではそれをコートの外から野木パパが眺めている=監視されているという意味だと考える。

•青少年自立支援施設
2018年設立。Quick Japan 村上の日記では2009~2011年にかけて謎の存在を見たと書かれているため、2018年以前にも破顔信仰はあったと思われる。

・モノマネ大会
「ボールを投げて死ぬ人のモノマネ」
足が折れているようなモノマネであることから、アルカルクによって死んだ人のモノマネ
だと思われる。それを囲んで周りの信者が笑っていることから、このモノマネは信者から見たアルカルクを表現していると思われる。

・にらめっこボックス
信者内での密告をするためのボックスだと思われる。
相手を笑わせるゲーム=互いに監視しているというニュアンス。また、相手を笑わせる=笑顔を強制させるという意味だと捉えることができる。
※にらめっこボックスで密告をし、密告された人が改心しなかった場合アルカルクによって死亡すると考えられる。

・ 立って食事
メダルを持っているか持っていないかで食事の時の姿勢が変わる。

・笑顔の誓い
笑顔とは私、楽しいとは私、あぁなんて滑稽なんだろう、らひずみー、ふぁにずみー、おーはぃでぃきあす
Laugh is me. Funny is me. Oh how ridiculous
同じ言葉の繰り返しである。

・無表情に汚される。
Affirmationでは無表情は悪とされているため、映像中、市子と金巻は笑顔を検査されていた。会場に行った方は検査を受けている。

・チャックル(そう聞こえただけ)
Chuckle =くすくす笑い、含み笑い
そのあとの開けたという表現からチャクラという言葉と掛け合わせたものであると考える。

・アルカルク
語源は「アルカイックスマイル」だと思われる。
古代ギリシアの彫刻の一種。顔の感情を抑えながら、口元は微笑みの形をするのが特徴。幸福感を表現している。


▶︎考察と仮説


◯名前の由来について
菊田市子

市子 巫女、神巫
・ 神や死霊を呼び出し、自分に乗り移らせ子言をする女性のこと。イタコ。
・神前で神楽をする人。


金巻君=便所コオロギ

コオロギはヨーロッパでコオロギは予兆の虫といわれている。家の中にコオロギがいると幸運の印だが、コオロギを殺してしまうと不吉なことが起こるといわれている。

※金巻君のコオロギをつぶすシーンはこの後の交通事故のことを暗示しているのではないかという考察。


仮説① 綻び様を市子に神降ろしするための儀式説

 神降ろしというのはその名の通り、自分の体に神様を降ろしお告げをいただくというものである。最初に滑稽は市子を神格化させるための儀式であると書いたが、これは市子と他の神を同一化させることでも市子の神格化ということができる。この、ほかの神というのは縦び様のことである。市子は再現ドラマではいっちゃん、市子さんと呼ばれているが、撮影後のインタビューでは市子様と話している。これは市子が後に縦び様になったということを示す。また、市子の名前の意味には神や死霊を呼び出し、自分に乗り移らせ予言をする女性のこと」であった。

「綻び様になる市子様の滑稽さを笑って」
城之内タケシ
「市子様は綻び様に嘲笑された」
幸福えみ

この言葉から市子と綻び様は元々別であったが、一つになったということが分かる。


仮説②アルカルクは人為的に行われたものである説

一度、アルカルクについてまとめる。
・語源だと思われる「アルカイックスマイル」は古代ギリシアの彫刻の一種である。
・ほほえんでいる顔で幸福感を表現する。
「アルカルクを受けた」と明確に話されているのは、金巻、市子の二人のみ。
・序盤の「ボールを投げて死ぬ人」は信者から見たアルカルクを表現していると思われる。

ここで一つ疑問に思うのが、アルカルクの症状に差があること。

ものまねについては一度除外して考えるが、金巻のアルカルクは交通事故により死亡。一方、市子は右足を折られるだけで済んでいる。

アルカルクを受けた原因としては、金巻が信仰に疑問を抱き、逃げ出したこと。市子は破顔様の人形を投げつけたこと。共通点として、破顔様信仰が弱まったということ。

しかし、金巻は逃げ出した一方で市子は破顔様に直接攻撃をしている。「破顔様のアルカルク」とする場合、破顔様本体に攻撃したのにも関わらず、右足を折られるだけ。

そこで私はアルカルクとは Affirmationが人為的に行なわれた暴力であると考えた。

根拠として、
・アルカルクの症状に差があること
・映像では右足を折られているが、実際には両足。そして最後の儀式のときには両腕にあざが複数個所あること
・ 金巻の交通事故は Affirmation の人物が犯人であり、警察が Affirmation の人物が犯人だとしたこと

この仮説をさらに根拠をもたせるために注目してほしいのが、金巻を轢いたのは例のメダルを持っていた人物であること。野木パパが仲裁に入った際、金巻が外に出るために使った出入口から入ってきていること。市子がアルカルクを受けた時、部屋にはメダルを持った人物しかいなかったこと。市子を会場まで運んだバンに乗り込んだ人物はメダルを持っている人物のみ。

これによりメダルを持っている人物からアルカルクを受けた可能性が高いと考えられる。


仮説③ 破顔様は実在するのか否か

これを考えるとこのライブ自体が崩れてしまうように感じるが、考えるといろいろ要素が出てくる。

・仮説②が正しかった場合、アルカルクは破顔様の影響ではないということになる。そして、破顔様はそれを容認しているということになる。
・QuickJapan村上の日記に破顔様と思われるものと遭遇したと書かれているが、特徴が破顔様と少し異なること。
・ふしだらな行為
・笑顔の誓い
・にらめっこボックスの存在意義
・市子が破顔様を投げている
・会場

 女性のみの集会のさい、ともみが金巻に対し「暴力はやめて」と言っている。暴力を容認している場合矛盾が生じるが、信仰を守るため容認しているとなればこれに関してはあまり根拠にならない。
 村上さんの日記には破顔様らしきものと遭遇したと記されているが、「笑うと大きくなる」という法則が明言されている。それに比べて劇中の破顔様と会場後方の破顔様はいくら笑えど大きくなることはない。
 ふしだらな行為に関しては金巻が男女二人きりで同室にいるのは禁止されている、ともみが「失笑行為」であると語っている。にも関わらず、野木パパも市子も金巻もアルカルクのような行為を受けてはいない。禁止としているならば、アルカルクを受ける可能性もあるのに。
 笑顔の誓いはライブ中に三度もシーンがあったがドラマでは一般信者は輪を作り、中央に向かって、メダルを持った信者は正面(破顔様、野木パパ)を向いて、野木パパに至っては破顔様に背を向け、あのポーズすらしていない。ほかの宗教で考えるとわかりやすいが、祈りは普通、信仰先に祈りを捧げる。神道も仏教もキリスト教も。
 にらめっこボックスの存在、これが一番謎だ。互いを監視させる必要性は分かるが、「破顔様はいつも見ている」と、ともみは言っている。仮にこれが正しかった場合、わざわざ自分たちで密告させる必要がなくなる。破顔様が見ているのだから。
 市子が破顔様を投げ飛ばしたシーン。信仰先であるのにもかかわらず、その場にいた信者たちは倒れた破顔様を抬うそぶりも見せない。
 そして最後に会場。破顔様を6体ほど、2階3階席に放置している。いつもあんなに野木パパが持ち歩いていたのにも関わらず、このありさま。

以上の理由により破顔様は実在しないのではないかというふうに考えた。


仮説④ 破顔様と綻び様と太陽信仰

破顔様
・人形神とアメノウズメを足したものである

人形神→外見。また人形は呪いや信仰の対象であった。
アメノウズメ→笑いが関連している。
(天岩戸伝説) 芸能の神。

◯金巻君事故死前の集会が「天岩戸伝説」をオマージュしている可能性について

要約すると
天照大御神の弟、須佐之男命の横暴に怒り天岩戸という洞窟に閉じこもって大きな岩で蓋をしてしまう。日の神でもある天照大御神が隠れたことで、太陽が隠れてしまい災いが起きる。なんとか天照大御神を岩戸から出すために、甘細女命(アメノウズメ)が舞を踊ったことで神々を大笑いさせる。天照大御神は外の笑い声が気になり、岩戸から出てくる。

映像の中に岩が出てくるシーン

金巻君事故死前の集会。

この時「破顔様=アメノウズメ」と仮置きする

破顔様(を抱えた野木パパ)が
「いっちゃん、笑って」
と声かけをし、市子が笑い(金巻君を追って)外に出る。
※実際に笑わせたのはともみ

天岩戸伝説における「天照大御神」はAffirmationにおける市子なのかもしれない。
市子が綻び様になった時黄色いワンピースを着ていた。黄色い服は「太陽、光」を示す。
天照大御神は日(太陽)の神である。市子の名前には「巫女」という意味がある。天照大御神は神御衣を着ているため「巫女」であるという話が実際にある。

よって事故前の集会は天岩戸伝説をオマージュしたと考える。

集会の時の部屋の壁紙が植物の柄であったため、第9回単独ライブ「与、坐さうず」要素を遊び心として入れている可能性もある。
※与、坐さうずのOP曲「与、いまそかり」には「アメノウズメもお手上げだ」という歌詞がある。

◯太陽神へーリオス
ギリシア神話に出てくる太陽神へーリオスの聖鳥は鶏=養鶏場。世の中のすべてを見下ろしているので、なんでも見通すことのできる誓いの証人だとされています。誓い…どこかで聞いた覚えはないだろうか。

※ここから追記。

◯儀式
 イエス=キリストの復活のオマージュだと思われる。イエスは十字架刑に処されたがその後復活したとされている。そこからキリスト教が生まれ発展した訳だが、これをAffirmationは再現したかったのではないのだろうか。市子を十字架にかけ、廃人状態だった市子が再び笑い出す。つまり、市子兼綻び様の誕生。死を乗り越えたことで人々の関心を集め広まったキリスト教。
これを再現しようとしたのか、観客を入信させるために行った演技なのかは分からないが、イエスの復活をオマージュしたのかと考える。

◯ひまわり
 
 ドラマのクランクアップで幸福えみが受け取っていた。漢字では向日葵、英語ではsunflower 
どちらも名前に太陽を表す「日」と「sun」が使われている。また、helianthusとも呼ばれるのだが、これはギリシア神話の太陽神ヘーリオスから取られている。他の言語でも太陽を意味する言葉が多く使われている。

 ひまわりはつぼみの時まで太陽の方向を向いて動く。太陽を綻び様だと置くと、Affirmationの縮図のようにも捉えられる。ひまわりは開花してしまうと太陽を追うことはなくなるのだが、綻びには花が開くという意味がある。市子綻ぶ=ひまわりでいう開花。太陽(綻び様)のような花を咲かせたことで、自身も太陽(綻び様)だと扱われ、つぼみ(信者)が太陽(市子)を追って動く。という意味だと考えた。


以上、根拠の足りない仮説でした

ここまで読んでくださりありがとうございました

個人的な願望含みますが、クトゥルフ神話の黄衣の王をベースとして作られてるのかなと思いました

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