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【我々は既に虚構の世界にいる…】

皆さんはごはんとパン
どちらが硬いと思いますか?

どちらも同じくらいじゃない?
と思われる方もいるかもしれません。

これは実際に試してみていただくと
わかるのですが

私はずっとパンの方が柔らかいと
思ってました。

まぁフランスパンとかの種類だと
硬いイメージありますが、

普通の食パン、
今特にふんわりしたのが売りのパンって
あるじゃないですか。

なのでパンの方が柔らかいイメージが
どうしたってあります。

そしたら旦那にきくとパンの方が
硬いって言うんです。

え?またまた~と思ったのですが

よくよくきくと
旦那は奥歯が歯茎に
めりこんでしまっていて、
噛むときに力を入れることが
できないというのです。

この炊いた米粒というのは
奥歯で噛むと1回で潰れます。
ぐしゃっと崩れます。

でもパンは凄く平べったくなりはしますが、
1回でぐしゃっと崩れるということはありません。

崩れないので、
噛めば噛むほど、
万力のように負荷をかけ続けるので
硬くなります。

圧縮圧縮の繰り返しになります。
実際、咀嚼数ではパンの方が
回数多くしないと飲み込めません。

ここで何がいいたいのかというと

自分の頭の中ではパンの方が
ずっと柔らかいと思ってたけれど、

実際はパンの方が硬かった

ということです。

イメージや最初の食感だけで
柔らかいと決めつけてしまっている。

他にも
私去年の暮れから居合いをはじめていまして、、
居合いというのは立ったり座ったりします。

基本動作で納刀をするときに
一歩足を後ろに下げたりします。

それで、
私この一歩足を引いたときに、
バランスがうまくとれないことが多くて、
初めは足腰に筋肉がついてないせいだ

ってずっと思ってたんです。

でも、
よくよくきくと足が後ろにいっていないって
いわれました。

足をそのまま後ろに引けばいいところ
どっちかっていうと
右足の後ろに左足をもっていっています。

上体が前を向いているので、
これだとぐらぐらします。

これも先程のごはんとパンと同じで、
頭の中では自分は後ろに足を
正確に下げているものだとずっと思っている。


頭で思っていることと
リアルが違うということです。


じゃあ何でそんなことが起きるのか?
自分が常に確認してこなかった、
ということになります。

感覚の確認。
これは正しい動作を
自分は体現できないということになります。

ずっと『つもり』で動いているとこうなります。

例えば、
みりん風調味料は
みりんの『つもり』の調味料であって
みりんではありません。

事実とは異なります。

もうこの二つだけならいいのですが、
多分他にも自分の頭の中で思っている事と、
リアルのズレというものは山ほどあるんだろうな。

と思ったとき、

感覚の確認をしないということは
誤った感覚の中で生きている。

事実とは異なる世界で生きている
ということになり、

既に私は
虚構の世界で生きているのではないか?

まさかとは思うけれど、
自分以外の人間もこうなのではないか?

勿論そうでない人間もいるかもしれないが、
大多数が実は虚構の世界で
生きているのではないか?


とするならば


巷で騒がれている
メタバースと一緒にはならないか。

もう既に現実世界で
虚構のシュミレーションが
完了している状態だといえないだろうか。

この感覚のズレをこれからせっせと、
修正していかないといけません。

何故なら真実に辿り着けないからです。
もうそれは私にとって膨大な量です。

失われた30年どころの話しじゃありません、
失われていたのは自分の感覚、
自分の意識だったということで、
皆さんはいかがでしょうか?


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