GPT-4利用: OpenAI APIを使ったCursorの従量制課金
いつもの健忘録になります。
最近、プログラム開発環境には、VS codeよりも「Cursor(カーソル)」を使うことが多くなりました。はじめはChatGPTでの対話的プログラム支援で良いのではと思っていたのですが、ちょっとこのCursorは作者の想定以上(?)にAIをうまく使える環境のようです。
毎月50回は無料でGPT-4が使えるので、たまにしかプログラムをしない人は無料で使えます(50回以降はGPT-3.5)。htmlやcssといったものでもAIを使ってブラッシュアップできるので有料版を考えていたのですが、ずっと使わない期間があったりするので、OpenAIのAPIを使った使い方を記載しておきます。これだと、月額料金ではなく、使った分だけOpenAIのAPIのチャージから引き落とされる形になります。
有料版のCursorとの違いはAIが提案してくれたものをそのままプログラムにapplyできない所です。私が毎日使うようになるなら喜んでCursorの80ドル/月にしますが、今のところ我慢できています(笑)。
OpenAI APIのチャージ
ChatGPTの方が有名だと思いますが、開発元のOpenAIはChatGPTのような対話型のAIとプログラムなど他のものに使えるOpenAI APIという2つのサービスを提供しています。(この場合、GTPsやDALL-EなどはChatGPTの方に分類してみました)
私はOpenAI APIに10ドルから20ドルくらいチャージしています。アカウント作成やチャージについてはは他の人の記事などを参考にしてください。
OpenAI APIのページでAPIキーを発行
1.API Keysの選択
左のアイコンにカーソルを移動して、上から4つ目の「API Keys」を選択します。
2.APIのシークレットキーの発行
「+ Create new secret key」を押して、シークレットキーを発行します。発行されたシークレットキーはコピーしておきます。メモ帳に保存しておいても良いのですが、再発行できるのであまりどこかに残して置かない方がセキュリティ的に良いかもしれません。
3.シークレットキーの命名
こんな感じでリストアップされます。シークレットキーはコピーができないので、アプリごとに名前と日付をいれてNAMEを作成するなど自分のルールを決めておくと良いと思います。私の場合は、「Cursor-2024-03-03」のように名前を付けておきます。
Cursor側でのOpenAI APIの設定
1.コマンド入力欄の表示
VS codeと一緒でCursorも(Macの場合)「Shift + command + P」でコマンド入力欄が出現します。
Cursorといれると、「Cursor: Open Settings」というコマンドが出てきますので、こちらを選択します。
2.OpenAI APIにシークレットキーを入力
有料にしても良ければ「Upgrade to Pro」を選びますが、その下の方に「OpenAI API」という項目がありますので、この下の入力欄に先ほど作製したOpenAIのAPI(シークレットキー)をコピペします。
3.使いたいモデルをオンにしておく
この入力欄のしたに「Using key」という選択アイコンがあるのでこちらを緑にしておきます。また下に使いたいモデルを選択できますので、gpt-4-32kとgpt-4-1106-previewは緑にしておいた方が良いでしょう。
実際にCursorでOpenAIを使ってみる
Command + L
「Command + L」でプログラムファイル内にチャット欄が出現します。プログラムの改善や解説をお願いするときに使う事が多いです。
Command + K
ファイルの右側の欄にチャットが表示されます。プログラム全体やフォルダ内全体に対して、AIが作業や提案をしてくれます。ファイルやプログラムのパスとかも考慮して提案してくれます。エラーが出たときもここで相談しています。
まとめ
個人的にはCursorの有料課金できるくらいCursorを使えると良いのですが、今のところ月の半分くらいは使わないこともあるので、月額制よりも従量制で利用したい場合のメモとして残しておきます。
Cursorを使っていて想うのは、単に「VS code上でChatGPTを表示させているだけ」だろ、ということでは説明が付かない相乗効果が得られていると言うことです。まだ、使ってない人は使ってみてください。個人的にはhtmlとかも良かったですw
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