お風呂でボディリンパケア(ベビー編)
ソワンのボディケアは、お風呂に入りながら行うスキンタッチ✨
お子様から私たち大人もずっと行えるケアです。このグルーミングに近いこのケアは、スキンタッチケアから自律神経系を介して、内臓筋を収縮させたり腺の分泌を促進したりするもので、免疫を高め治癒力をアップさせることが目的です。また、入浴とともに行うことで肌の新陳代謝を上げることが目的です。
子供は身体も機能もまだまだ未発達です。勿論お肌の状態も未完成。皮脂で体を守る機能も弱くトラブルにもなりやすい時期でもあります。
皮膚は薄くて傷つきやすい為、外的からの刺激に対してとても過敏になりすぐカサカサ(乾燥)しやすくなっています。しかし、汗腺は大人と同じ数あるためとても多く汗をかきます。湿疹にもなりやすいのです。子供のお肌はデリケードですので外的なことをケアしていても、生活のバランスが崩れていれば、自律神経は乱れ肌にすぐに現れます。お肌は心と身体のバロメーターですのでいち早くチェックすることで生活の改善に役立てましょう。
肌別対処法参照
■脂漏性湿疹ができている
脂漏性湿疹はべビー石鹸できちんと洗浄しましょう。脂漏性湿疹はお母さんのおなかにいるときに肌を守ってくれたものが残って肌の新陳代謝が上手くいかないことが原因とされます。ベビー石鹸を泡立てておき、湿疹が治るまではこまめに洗い清潔に保ちましょう。
■汗疹
特に夏などは関節など汗が溜まりやすく汗疹の原因となります。お風呂の際汗の溜まる場所に弱酸性のベビーソープを使用しましょう。使う際は泡を立てパックを乗せる様にして少しおきます。しばらくしたらソープが残らないように流しましょう。くれぐれも植物油などを使用したソープは使わないように。
■かぶれ
汗などでお肌のPHバランスが崩れて起こります。酷くなると湿疹を伴ったり炎症を起こしたりしてしまいます。まずはお肌をしっかり綺麗にあらって清潔にしてあげましょう。うんちの後お尻はスポイトにぬるいお湯を入れ洗う。ふき取りは、コットンで上から抑えるように水分を押さえる程度に。それだけで十分トラブルが減ります。
ソープや石鹸を使う時の注意点
水道水には塩素が入っていて常に皮膚の皮脂汚れは取れています。
ソープや石鹸は、トラブルによって使い分け、ほとんどはシャワーや湯船だけで十分です。どうしても気になる場合は常に汚れる部分やトラブルが起きる部分のみに使用しましょう。
1.清潔にする
毎日の入浴の他に、汗をかいたらこまめに流したり、ガーゼなどで優しく 拭き取りましょう。出かけるときは、あらかじめグリセリンウォーターを用意し、カーゼハンカチ等でふき取ります。特にアトピー体質のお子様は汗のケアには十分気をつけましょう。※参考:SCC講座用テキスト
2.乾燥の原因に気をつける
赤ちゃんは皮脂膜に守られているためあまり乾燥しません。まず乾燥してしまう時は何故乾燥するのか考えてみましょう。石鹸やソープを気をつける他に、タオルでゴシゴシしてしまったりしてませんか?特に入浴の際にスポンジやタオルでゴシゴシは✖︎。なるべく手でマッサージするように、そして優しく流すようにしましょう。
3.汗を怖がらずしっかり汗をかく こと。
汗は皮膚の上で蒸発するときに『気化熱』として皮膚の熱を奪うことにより体温が下がり体温を下げてくれます。汗が体を冷やすことで熱中症を予防する効果もあります。
4.汗による乾燥を防ぐ
汗をかいたまま放置するとバリア機能を低下させ、雑菌や異物が肌トラブルを引き起こしてしまいます。 汗をかいたまま放置すると汗が蒸発するのと同時に肌のうるおいまで奪っていくためこまめにふき取ることも大切です。※保湿についてはチャイルドケアクラフトにて
汗対策では汗をかいたらPHバランスを保つため・アベンヌ温泉水やハーブウォーターがお勧めです。手作り濡れコットンは常備してオムツカブレにも良いですよ。※チャイルドケアクラフト
オイルやクリームを使うときの注意点
市販されている子供用クリームは角質上にベールを作るミネラルオイル(ベビーオイル・ワセリン)が使われておるものが多いのが現状です。このミネラルオイルやワセリンは、皮膚には浸透せず角質層を覆ってしまうことがあります。傷などを保護する場合に使われるので乾燥がひどい時には良いのですが、塗りすぎると汗腺をふさいでしまう「うつ熱」と言う熱をこもらせてしまうこともあります。あくまでも保湿という感じではなく肌が荒れてしまった際に外敵から保護をする程度にして治ったら自分の油が肌が守れるようにケアしましょう。
チャイルド講座の基礎編でもある、チャイルドケアレッスンでは、このポイントを押さえながら学んでいきましょう。
入浴の素晴らしい効果
スキンケアをする上で入浴はとても大切な習慣の一つです。シャワーでも単純に体を清潔にすることはできますが、入浴はたくさんの効果をもたらします。
1.温熱作用
お湯の暖かさにより、身体の末端にある毛細血管の血流を促進し、身体を芯から温めます。
2.発汗作用と新陳代謝の促進効果
血管の循環をよくすることで、老廃物が汗となって排出されます。新陳代謝が衰えると冷え症になったり肌のサイクルにトラブルが起こりくすみがちになります。
3.浮力効果
お湯の浮力効果は全身の筋肉の緊張を緩めリラックスさせてくれます。子供は全身を使って活動しますのでしっかり筋肉を解すことにもなります。
4.スキンシップ効果
何よりも素晴らしいことは、触れ合いと言うスキンシップ効果です。たくさん会話したり、身体を洗ったりしてあげましょう。タオルなどは使わず手で触れ肌の感触や筋肉の発達などもチェックしてください。このことで、タッチセラピー効果も加わり、手の温もりで子供にも気ちが伝わります。衣服の上から行うタッチセラピーでは気付かなかったことが分かるかと思います。
Hand Washing 子供を手で洗ってみましょう
子供の肌は水分がとても多く潤いがあります。しかし、現代の日本は「体は毎日石鹸で洗うもの」と必然的に行なっています。しかし、それでは肌に大切なバリア機能まで落としてしまっているのです。そのため入浴剤や化粧品が必要になってきます。
特に赤ちゃんは外に出ることもあまりないためおそらく石鹸やソープは必要としないと思います。
まずは1週間、汚れているところには少しの石鹸。その他は石鹸やソープを使わず手で洗ってあげましょう。
そしてお肌の様子を観察してみてください。敏感な子供の肌の変化がわかると思います。
お風呂の前に準備
バスタオル・石鹸を使用する場合は泡立てておく
①お風呂の中でプカプカ・ゆらゆら(横揺れ)
②タッチセラピーをお風呂の中で行いましょう。
③首周り肘周り・膝まわり。股関節周りは汚れが溜まりやすいポイント
④石鹸は汗疹や脂漏生湿疹の部分だけ使うこと。
タッチセラピーの基本的な方法動画
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あとがき
スキンケア編はいかがでしたでしょうか。この基礎は大人も一緒です。但し成長期や大人ホルモンは影響を受けますのでケアも異なる場合があります。トラブルの原因の一つがいつも気に入って使っているものだったりする場合もあります。その場合、色々と見落としがちです。クラフトなどは肌により合わない場合もありますので症状などがおこる場合は直ぐに使用をやめましょう。
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