【遊戯王デュエルリンクス】加工レアリティの最適解について
はじめに
デュエルリンクスには、3種類のレアリティがあります。
一つ目はノーマル加工。普通のカード。
二つ目はシャイン加工。デュエルで使用すると評価が+100される。
三つ目はプレミアム加工。デュエルで使用すると評価が+200される。
「どれも効果は変わらないからスコア稼ぎで適当に加工レアリティの高い順に入れてしまおう…」
という人も多いと思いますが、
勝率を0.1%でも上げたいと思うのなら、加工レアリティもこだわるべきだと思い、この記事を書きました。
基本
これから加工レアリティの配分のメリットデメリットを紹介していきますが、妥協案として一番何も考えず手軽にできるのは、全カードをノーマルで使うことです。
例えば、デッキに《堕天使の戒壇》を2枚入れていたとしましょう。
《堕天使マスティマ》の効果で戒壇をデッキに戻して効果を使った次のターン、あなたは戒壇を引きました。
戻した戒壇はノーマル加工、引いた戒壇はシャイン加工です。
もしそれを発動してしまうと、どうなるでしょう。
相手は、加工レアリティの異なる2枚の戒壇を見たことで、戒壇が2枚入っていることに気付いてしまいます。
もし両方ともノーマル加工であれば、戻した戒壇を引いたかもしれないので確証はありません。
そして、リミット2の戒壇が2枚あることに気付くと、他のリミット2の《堕天使イシュタム》などが入っていないことまでバレてしまいます。
もちろんシャイン加工統一でもいいですが、ノーマル加工で揃えるほうがハードルは低く、常に「レアリティの低い順」でデッキを組むようにすれば考える手間もないのでお手軽です。
ノーマルVSプレミア
このように、基本的には同名カードの加工レアリティを統一することで、相手に情報アドバンテージを与えず試合を有利に進めることができます。
ではその中で、同名カードをノーマル統一とプレミアム統一のどちらにするほうが強いでしょうか。
例えば、デッキに《守護神官マハード》が2枚入っている状態で「ドローセンス・ハイレベル」から《守護神官マハード》のプレミアム加工を引いたとしましょう。
プレミアム加工の排出率は1/100と言われており、パック産のカードでれば入手難易度はかなり高いです。
そのため、パック産の同名カードを2枚以上持っている人はほぼいないので、自然と他のカードはプレミアム加工ではないと予想します。
デッキのレベル5以上のモンスターがマハードのノーマル1枚プレミアム1枚の場合、プレミアム加工のマハードが引ける確率は1/2です。
ですがプレミアム1枚のみの場合、もちろん100%でプレミアムを引きます。
ということで相手からすると、「2枚ともプレミアムなのは考えにくい、そして2枚中1枚を引き当てる確率は50%だからマハードは1積みか、もしくは1枚は既に引いてしまっている可能性のほうが高い」
と予想し、2回目のスキルをあまり警戒しないでくれます。
ですがマハードを2枚ともプレミアムで揃えた場合はどうでしょう。
この2回目をあまり警戒しないでくれる状況を確実に作り出すことができます。
両方ノーマルの場合…情報がないので2枚目があるかないか分からない
片方プレミアムの場合…ノーマルのほうを引くと両方ノーマルと同じだが、プレミアムのほうを引くとプレミアム2枚と同じ恩恵を受けられる。
基本で説明したデメリットを負う。
両方プレミアムの場合…運によらず、2回目のマハードを警戒させずにライフを削らせることができる
ということで、考えにくい状況を作り出すという点において、もし可能なら同名カードは加工レアリティが高いもので統一したほうがいいです。
パック産シャインでも、少しでも似たような効果を得られるはずです。
もちろん、マハード2と《チョコ・マジシャン・ガール》3が入っているとして、マハードをプレミアム2枚にしたからチョコマジも3枚プレミアムにしないといけないわけではありません。
あくまで同名のレアリティが統一されていればいいので、チョコマジは3枚ともノーマルでいいです。
むしろ、チョコマジが3枚ともプレミアムだと「同じパックのマハードも3枚ともプレミアムなんじゃないか…?」となってしまうのでかえって読まれてしまいます。
例外-セレブ副社長
加工レアリティの高いカードをドローするスキルです。
下方修正を受け、ライフポイントが2000減らないと使えなくなってしまいましたが、回復すれば何度でも使えるという点で対人戦でも「デステニー・ドロー」と差別化されています。
例えば「セレブ副社長」の「リゾネーター」を組んでいたとしましょう。
リゾネーターのキーカードはやはり「レッド・リゾネーター」で、レベル4と一緒に引くことで回復しながらレベル8シンクロをすることができます。
《レッド・リゾネーター》のプレミアムがあればそれを引き込むことができますが、もし《レッド・リゾネーター》を3枚ともプレミアムにしてしまうと(できる人はかなり限られるでしょうけど)、手札がチューナーばかりのときに困ってしまいます。
そんなとき、プレミアムの《レッド・リゾネーター》1枚、シャイン加工の《レッド・スプリンター》3枚としておけば、スキルでスプリンターを引くときは手札か墓地に《レッド・リゾネーター》があるはずなので無駄がありません。
まとめ
同名カード内でレアリティがバラバラにならないようにする。
プレミアム統一は、実戦で考えても強力。
ただし構築難易度はとても高い。(自分は組めない)
あえてレアリティを上げるのは、デッキに残っていないと見せかけたいカードに絞る。
「セレブ副社長」の場合は例外が多いので、どんなときにどのカードを引きたいかよく考える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?