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脳を最適化すれば能力は2倍になる 樺沢紫苑著 感想



『脳を最適化すれば能力が2倍になる』を読んで

本書のタイトルから「能力は2倍になる」という部分に非常に惹かれました。私は個々の潜在能力を最大限に引き出し、多くの価値を提供することを常に目指しています。そのため、自分の潜在能力を仕事を通じて開花させたいという想いを持っています。自分の思いと序章の最後にある「あなたの潜在能力が100%、あるいはそれ以上引き出されるのです」という言葉が強く共感できた部分になります。
以下、私が本書を通じて得た気づきを3点述べたいと思います。

ノルアドレナリンとドーパミンを使い分ける

人間のモチベーションには2つの種類があると本書で知り、大きな気づきを得ました。

• ノルアドレナリン型モチベーション: 恐怖や不快を避けるために頑張る
• ドーパミン型モチベーション: 楽しさやご褒美、称賛のために頑張る

自分はノルアドレナリン型のモチベーションで行動することが多いと感じました。
例えば、大学受験の時は、落ちる恐怖から必死に頑張りました。
しかし、合格後はその恐怖が消え、勉強を怠るようになり、最終的には留年してしまいました。仕事でも、失敗や評価が下がる恐怖から頑張っていましたが、この方法では持続しないことに気付きました。

最近は、本書のリフレーミングを活用して、つらい状況を楽しいものに変えるようにしています。ドーパミン型モチベーションを使うことで、ポジティブな感情で仕事に取り組むことができ、仕事の成果も向上してきました。例えば、指摘事項を「ダメ出し」ではなく「フィードバック」と捉え、「どんなフィードバックがもらえるか楽しみだ」と考えることで、人からの意見を前向きに受け入れることができました。

セロトニン活性化を習慣にする

セロトニン活性化を習慣化することが人生を大きく変えました。以前は、運動不足や睡眠不足で朝がだるく、集中力も欠けていました。
しかし、朝の散歩を始めて3年半、セロトニンが活性化し、気分が晴れやかになり、仕事のやる気も向上しました。
午前中の仕事の進み具合が以前の2倍に感じるほどです。この効果を多くの人に知ってもらいたいです。

セロトニン神経を鍛えて「共感力」を磨く

次にチャレンジしたいのは「共感力」を磨くことです。これまでは自分視点で物事を考えることが多く、コミュニケーションに課題がありました。
しかし、本書でセロトニンを鍛えることで共感力が高まると知り、映画やドラマを楽しみながら共感力を鍛える方法を見つけました。毎月1回映画を見に行くことを目標にしていきます。

最後に

本書には、アドレナリン、メラトニン、アセチルコリン、エンドルフィンなど、潜在能力を顕在化し能力を2倍にする方法が満載です。AIによる生産性向上が予想される未来において、人間も人間にしかできない価値を発揮する必要があります。本書は脳内物質をフル活用し、能力を高めるための実践的な手法が詰まっています。ぜひ一読をお勧めします。


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