お金持ちの財布の紐をゆるませろ
GoToキャンペーンの再開がニュースになっています。昨年のキャンペーンの反省をふまえ、Go To 2.0として、平日や中小企業に対する割引率を上乗せすることが検討されています。
この話題になると、きまって“富裕層ばかり優遇するな、不公平だ”といった声が少なからず聞こえてきます。
ほんとうにそうでしょうか?
日本の2人以上世帯の平均貯金額は下記の通りです。(2018年・総務省)
29歳以下 154万円
30~39歳 404万円
40~49歳 652万円
50~59歳 1,051万円
60~69歳 1,339万円
70歳以上 1,263万円
また、新型コロナウィルス感染拡大の影響でお金を使う場面が減り、日本人の貯蓄額は2年連続で増えています。
持ってるところはもってるんだなって印象です、特に高齢者。
お金持ちがお金をため込んでしまっては、お金が全体にめぐって来ずに、ますます格差が拡大します。
GoToキャンペーンのような需要喚起施策は、お金を使う側にとってお得に観光したり食べたり飲んだりでうれしい、お金を受け取る側にとってお店が繁盛してうれしい、政府にとっても経済がまわってうれしい、の三方よし。これこそ健全な分配です。
なので、宗一郎はGoToキャンペーン自体には賛成です。
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現時点で観光と飲食に対して実施されているこのキャンペーン。適用の対象範囲をもっと拡大してもおもしろいと思います。
お金持ち(特に高齢者)がお金を進んでつかう仕組みってほかになにがあるでしょう?
宗一郎が思いつくのは、こんな感じです。
GoToフィットネス・アウトドア
・高齢者の健康需要に応える
・ジム使用料はもちろん、キャンプなどの装備代やアウトドアの交通費も対象
・健康増進による医療費の削減にも寄与
GoTo 孫の世話
・コロナ禍で長らく孫に会えなかった高齢者も多く、可愛がりたい需要は高いはず笑
・学費(学校・習い事等)、衣服、遊興費など
(現在でも、1,500万円/人までの教育費贈与は非課税だが、その金額や対象項目を拡大するイメージ)
GoTo SDGs
・環境に配慮した製品購入時の税制優遇(電気自動車、プラではなく紙製品など)
日本人は、期間限定やキャッチーなネーミングにも財布の紐がゆるみやすいですよね。
なので、GoToキャンペーンという市民権を得た施策を、時限的かつ大規模に展開するのもありだと思います。
ということで、お金持ちにはどんどんお金を使ってもらおう!
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