放下着

仏教用語に「放下着(ほうげじゃく)」という言葉が、あります。

この放下着という言葉は、

執着を手放すという意味です。

私達は、

妬み、後悔、未練、などの苦しみは、

全て執着心からきています。

この苦しみから、解放されるためには、

執着を手放すことで解決します。

ただ、執着を手放すのは、とても難しく。

また、どのように手放したら良いか。

という問題もあります。

手放し方は、経験でしか養えないと思います。

頭で分かっていても、心が言うことをきいてくれない。

それが人間だからです。

私達は、

執着を手放すために、この世で修行している部分が大きいかもしれません。

人は苦しみ、けれどその中で幸せや楽しさを見いだすことのできる生き物でも、あります。

誰かの為に必死に動くことのできるのも、
その他の動物と異なる点だと言えます。

執着心を作るのも、手放すのも人の証。

今日１日、また明日も少しずつでも、

手放していけると心が豊かになっていきます。

心が豊かになるから手放せる部分もあるかもしれません。

それは、私達の魂が成長するから、

手放せるのだと思います。

だから、すぐに手放すことができなくても、

今の自分の良い部分、悪い部分両方受け止めて、

許可して生きていくことで、

「放下着」が為されていくのだと思います。

あなたにも、わたしにも、みんな価値のある本来素晴らしい人です。

今日もありがとう