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ヴァイオリン初心者が上達に必要な筋力をつける裏技トレーニング→お指パタパタ運動(トリル)

私のYouTubeとそれに連動したnoteはどうしても中上級者向けのものが多いので、たまに、こうして初心者の方が一気に上達するヒントも並行して投稿していこうと思います。
特にレイトスターターと呼ばれる方が速く上達する為の近道、それはトリルの練習をすることです。
指板を叩いてすぐ上げる、指の俊敏性を司る筋肉と脳が育ちます。
大人の方は、どうしても筋肉が重くて硬いです。その分トリル練習は極めて効果的です。いわゆる「指の独立」と呼ばれることがこの練習で出来ます。

セブィシックのop.7より

⭐︎やり方の注意点
がむしゃらにやらず、一定の回数でやるようにする。
楽譜の上部の1.2.3.4.をみて下さい。
リズムがどんどん細かくなっています。
2.なら、「ソーラソラソラソ」指番号で言えばそれは「0~101010」ですね。まずこのように指を叩いて上げる回数を決めてやるのが大事です。俺は1000回トリルできたぜぇ!!みたいなのは意味ないです。脳内のリズム感と連動させる事が大事です。メトロノームを使うのも有効です。

🏆ゴールとしては、4.をメトロノーム四分音符♩80で出来れば中上級者です。
充分すごいです。そこを目標にして下さい。
特に3の指(薬指)を柱として4の指(小指)パタパタでそれが連続して出来たらマスターです。が、やり過ぎるないで!!急にやりすぎると指を痛めます。
1日10分で充分ですよ。
毎日少しずつやっていくことで左手が強くなります。

この練習がとても良いのは音符の下に 1_______のように書いているところは1の指をあげないで!!という事です。これにより負荷をかける事ができます。
この練習によって培った筋肉💪はビブラートや重音にも生きます。

さて、自分は筋肉ついてきているだろうか? 確認にはこちらを使います。同じくセブィシックのop.7のこちら↓

セブィシックのop.7より

これが、メトロノーム四分音符♩60以上のスピードで、つっかからずにスムーズにパタパタと弾けたら、あなたの指はある程度必要十分な筋力、独立があります。
だいぶ色々な曲を勉強するのが楽になると思います。
そしてますますヴァイオリンが楽しくなると思います。

さて、それができたら歴史的に有名なトリルのエチュードを3つご紹介します。
まずは、カイザーの14番です。

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