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イエベとか春秋とか骨ストとか知らん!

いろんな通販サイトでよく見るイエベ春とか骨格ウェーブとか。
自分を何かの枠に嵌めて落ち着きたいのかな、と思います。

おばちゃんの頃は占い師んとこによく行った子がいたもんですよ。評判の占い師とかいてね、並んだり抽選だったり、明日には忘れるような他愛無いこと言われて何かに背中押してもらったような気がして、結婚したり退職キメたりしたもんです。

占い師に言われたことを自分なりに良いように解釈して、結局は自分で決めて動くわけです。ただおばちゃんの頃はまだ、やり直しができたっていうのが違うかな。いやおばちゃんって言ってもわたくしまだ現役ばりんばりんですけど!
その頃に占い師の言うこと信じて失敗? 人生経験積んだ? 奴もたくさんいましたが、占い師のせいにする人はいなかった。まー決断したのは自分だからね、そりゃそうだよね。

パーソナルカラーとか骨格診断とかも、同じようなものかと。今あんまり外に買い物にも行けなかったりするので、通販でちょっとお洒落な服や靴、アクセサリーを買いたい。
でも失敗したくない。損失を出したくない。
だから自分はこう、っていう指針を持ちたい。ブルベ夏だから、この色が似合うはず。骨格ストレートだからこのデザインでいいはず。

でも、それほんとに好きな色? 着たいデザイン?
褒めてもらいたいのは誰に?

好きだと思うものを選んで、失敗してもいいんじゃないかな。そもそもそれは失敗なのかな。いつもと違うもので冒険したいと思った気持ちは、損失なのかな。

似合わないかもしれないと思って買った服と意外な小物が合ったりするかもしれないし、好きな色を選んで気持ちが上がるかもしれない。表情ひとつで似合うものも変わるかもしれない。

そもそも、他人はそんなに人のこと見てないので、あんまりあれこれ気にする必要はないです。近い人や大事な人が言ってくれるのは別でね。それは他人ではないので。

道歩いてて、すれ違った人のまつ毛が半分くらい取れかけてても誰もなにも言わない。
皆、あーのり足りなかったのかなー自分も気をつけよ。とか、思ってそれくらい。たまに親切な人が教えてくれたり、グルー持ってるから、って化粧室に連れて行ってくれたりするかもしれない。多分そういう人は親切にされた経験があるか、して欲しかった人だから好意に感謝して自分も親切な人になろう。
もし通りすがりに揶揄う奴がいたらそれは人生になんの関係もない害虫の声なので聞かなくていい。

とにかく、自分から型にはまりにいこうとしないで。もっとはみ出たってちゃんと世間は受け止めてくれる。今できることは今しかできないから、世間の型にはまれなくて悩むくらいなら、自分のやりたいことをやる方法を考えたらいい。時間が勿体ない。

そんなわけでわたしは血液型占いも大嫌いなんですが、あれだけはどうしても廃れないのよね。どこの職場でも血液型聞かれるわ。下手したら面接で聞かれたりするわ。
もしかして科学的なエビデンスがあるのかしら。わたしの知らんとこで。

あんまりお仕事のこととは関係ないですが、型にはまろうとしてストレス溜めないようにしようね、と言いたかった。一行で済むことを延々書いてしまったのはわたしもストレスが溜まっていたのかもしれない。


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