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『朱緋桜~約束の木の下で~』全歌詞

『朱緋桜―約束の木の下で―』

朱い桜 季節外れ
今年もまた 咲き誇る
君といつか 約束の日に 出会う夢の中で

新緑の小径を抜け 今日もまた ひとり歩く
通い慣れたこの道も 揺れる光の中
抱えた花 捧げるは 君の眠る場所
あれからもう 時は流れ わたしは大人になった

されど変わらぬ 君の姿
影は今も あの日のまま
心の奥に 突き刺さるは
消えぬ 永遠なる思い

朱い桜 季節外れ
今年もまた 舞い踊る
君の姿、探すように 静かに 瞳閉じる

満開の桜の下 君と二人 歩いた道
散り間際 桜吹雪 そう風花のよう
透かし模様 白き肌 ひらり 花が舞う
この桜も 見納めだと 君はそう呟いた

『薄命』という 最後の願い
笑顔を見せて 季節を思う
朱緋桜(しゅひざくら)に 御心重ね
共に 咲けますように

朱い桜 季節外れ
今年もまた 散り急ぐ
君の姿、映すように 緋色の花 乱れる

―朱緋桜、わたしはここで 幸せ祈り思い馳せる
この桜にあなた重ね、永遠に咲けますように―

朱い桜 季節外れ
今年もまた 生まれ変わる
いつかきっと 約束の日に、再び会いましょう

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