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回転寿司、ヴィンテージショップのワンブロック向こうはエルメス

東京は面白い。以前移住をしていた香港とも共通する点として、今では両都市共に随分と開発が進んでしまってはいるが、街の設計として、他国では有り得ない組み合わせが当たり前のようにそこに存在をしている。

ある通りには、恐らく老朽化・再建設をしない限りには変わることのない、大手チェーン回転寿司、老舗名店ヴィンテージショップが入居する小さなビルディング、の小道直ぐ向こうのワンブロック先にはあのエルメスがある。

恐らく世界でも唯一無二の組み合わせが見られる場所だろう

戦後、事実上?“大衆”の認識の範囲(気付くことが出来るなら非常に狭い世界ではあるが)では喪失した(様に見える)階級の境目が、現代の日本のこういった表層に現れ、興味深い歪みを社会に齎している。これら全てに一日で入る様なことを一度はやってみる体験も面白いのかもしれない。どんな順番が良いだろうか。

あまり発想がないのかもしれないが、こういった日常に潜む非日常を楽しみに来日する外国人観光客は少なくない。snsに上がる写真を見れば自明だろう。所謂ブレードランナーやロストイントランスレーションの世界観である。こういった視点を変えたミニツアーなどを一番その土地を知っている日本人が企画するのも一興だと思うのは私だけだろうか?

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