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置き鍼のすすめ

東洋医学の役割

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

私は東洋医学が大好きです。

もちろん毎日の仕事は、胃カメラ大腸カメラを中心とした西洋医学です。

西洋医学の診療で行き詰まったときは、東洋医学の登場であると思っています。

西洋薬でどうしても治しにくい症状(カゼ、更年期障害、便秘、食欲不振など)は、漢方薬で道が開けることが少なくありません。

鍼灸に通うと心が穏やかに

私は、鍼灸師さんとお友達になる機会がありまして。

しばらく足繁く、鍼灸に通っていました。

週に一回、お休みの日にしていただく鍼灸。

身体に不調部位がある人にはもちろん、私のような身体の調子を「整えたい」時に、鍼灸はとても良いです。

施術が終わった時は副交感神経が優位になり、少しボンヤリとしてしまいます。

私たちは1日、そして1週間の大半を交感神経優位で過ごしています。

皆さんにも週1回のご褒美として、鍼灸に行ってみることをオススメします。

置き鍼を試してほしい

(もしかすると、医療従事者でないと購入できないかもしれません)

でも保険の効かない鍼灸は、ちょっと高いのですよね。

保険が効く鍼灸をしているところもありますが、身体のツライ一部にしてくれるだけなので、満足感は少ないです。


そこでオススメなのが、この置き鍼です。

正しくは、円皮鍼(えんぴしん)と言います。

これは、ピッ○エレキバンの小さい版のようなものに、ごく小さな鍼が付いています。

これをツボに貼るだけです。

鍼灸院で受ける鍼は、10分くらいで抜きますが、置き鍼は1日貼ったままでOKです。

面倒くさがりの私は、自然に剥がれるまで数日貼っていることもあります。

だいたい1枚20円くらいなので、お気軽に鍼を試すことができると思います。

合谷(ごうこく)から始めよう

ではどこに貼ったら良いのでしょうか?!

私のオススメは「合谷(ごうこく)」です。

これはタイトルの写真のように、手の背の親指と人差し指が合わさる所です。

親指と人差し指が合わさるので「合」、手を広げるとちょうどこの部位が谷のように少し凹むので「谷」、というわけです。

なぜこのツボを勧めるのかと言うと。

1番は、1人でも貼りやすい部位だからです。

不器用な私でも、お手軽カンタンに貼れる部位です。

そしてこの合谷は「万能」とも言われるくらい、素晴らしいツボです。

効能としては、

「頭痛、肩こり、目の疲れ、心の乱れ、胃腸の不調」

など、他にも色々あります。

これらはストレスにさらされていたり、スマホやPCを毎日眺めていたりする現代人に、打ってつけのツボだと思います。

終わりに

今回は東洋医学の魅力、鍼灸の素晴らしさ、置き鍼の紹介、合谷のおすすめをしました。

注意点として、置き鍼は医療従事者しか入手できない可能性があります。

安全性が高いものですが、先にごく短い鍼がついていますので、一応取り扱いは注意がいるかと思います。

それでもこの合谷のツボは、大変有効なので。

指圧もしやすい部位なので、ぜひぜひ試してみてくださいね!

(診療していて、個人的には便秘に効果が見られていると感じます)

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